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ここでは、ロレックスでも人気の高いモデルのひとつ、ヨットマスターのオーバーホールに関する情報をまとめています。オーバーホールの事例と費用目安、よくある故障や症状とその原因・対処法、オーバーホール実績のある専門店情報もご紹介。ぜひ、チェックしてみてください。
日本ロレックス | 53,460円~ |
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時計修理専門店 | 25,300円~ |
ステンレススチールとのコンビネーションで、リーズナブルなモデルからゴールド製の高級モデルまである、価格帯の幅が広いヨットマスター。日本ロレックスではモデルによってオーバーホール費用が大きく異なり、ヨットマスターⅡになると80,000円以上になります。
シンプルな「ヨットマスター」については多くの時計修理専門店で対応可能ですが、「レガッタ・クロノグラフ」と呼ばれる特殊な機能を追加したヨットマスターⅡは、時計修理専門店でオーバーホールできないこともあるようです。
参照元:クラウンマイスターズHP(http://www.crown-meisters.co.jp/2020/07/ロレックス-ヨットマスター-ref-16628-cal-3135-オーバーホール/)
参照元:時計修理工房・白金堂HP(https://www.tokei-syuri.jp/case/case7296.html)
高級時計を長持ちさせるため、オーナーの金銭的負担を最小限にするよう努めているカナルクラブ。基本料金がリーズナブルで、定期的にオーバーホールしても負担が少ないのが魅力です。
ヨットマスターのオーバーホール料金 | 44,000円~ ※部品交換が発生した場合は追加料金あり |
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ヨットマスターのオーバーホール事例 | 【ロレックス ヨットマスターロレジウム 16622】
ステンレスとプラチナを組み合わせた素材を用いた、通称「ロレジウム」のオーバーホール事例です。この素材はヨットマスターでしか使用されておらず、特別感のあるモデルとして人気。今回のケースでは大きな故障はなく、基本オーバーホールと研磨、パッキン交換のみでした。ポリッシュによって、素材の輝きを取り戻しています。
【料金】
基本オーバーホール
ポリッシュ
パッキン交換
合計:47,300円 ※2021年10月時点で、公式HPで価格の記載を確認できませんでした。 |
ヨットマスターのオーバーホールの口コミ | お預けした後の対応がとても親切で、時計を大切に扱ってくださっていると感じました。OH後の返送の梱包も丁寧で嬉しかったです。また次回も是非お世話になりたいと思います。ありがとうございました。 |
所在地 | 東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F |
郵送 | 郵送可能 ※無料梱包キットあり。 |
見積もり | 無料 ※正式依頼前のキャンセル無料 |
※価格は、2021年10月の情報です。
元メーカー修理担当者や、専門学校で時計修理の技術を学んだ人材を採用している時計修理専門店CIEN。時計修理の知識や経験が豊富なスタッフを揃えることで、さまざまなケースに対応できる体制を整えています。
ヨットマスターのオーバーホール料金 | 25,300円 ※部品交換が発生した場合は追加料金あり |
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ヨットマスターのオーバーホール事例 | 【ロレックス ヨットマスターコンビ メンズ16623】 オーバーホールと全体的な傷取りの依頼を受けた事例です。長期間メンテナンスをしておらず、動作不良の状態。ムーブメント内は油切れを起こしており、4番車の摩耗とパッキンの劣化が見られました。オーバーホールと必要なパーツの交換を行い、新品仕上げを施しています。 【料金】 オーバーホール:25,300円 新品仕上げ:8,800円 ガラスパッキン:2,750円 4番車:11,000円 合計:47,850円 |
ヨットマスターのオーバーホールの口コミ | ヨットマスターに関する口コミは見つかりませんでした。 |
所在地 | ・東京:東京都新宿区西新宿6-10-1 新宿オークシティ 日土地西新宿ビル8F サーブコープ内 ・大阪:大阪府大阪市北区豊崎3-10-2 I&F (アイアンドエフ)梅田205 |
郵送 | 郵送可能 ※無料梱包キットあり |
見積もり | 無料 ※修理をキャンセルする場合の送料は利用者負担 |
※価格は、2021年10月の情報です。
年間6,000本の時計修理を手がける宝石広場(2021年2月時点)。見積もりでは修理内容の明確さを重視しており、オーバーホール実施前と実施後にどのように手を加えるのかをしっかり明示。内容に納得できない場合はキャンセルも可能です。
ヨットマスターのオーバーホール料金 | ヨットマスター:27,000円~ ヨットマスターⅡ:メーカー対応 ヴィンテージモデル+3針:30,000円~ ※パーツ交換が発生した場合は「基本料金+パーツ料金」 |
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ヨットマスターのオーバーホール事例 | 【ヨットマスター168622】 定期オーバーホールの依頼事例です。依頼者は今までオーバーホールをしたことがなかったようですが、とくに不具合は感じるなかったとのことでした。長期間オーバーホールせずに放置すると、内部パーツに損傷が見られるケースが多いですが、今回のケースでは比較的キレイな状態だったため、基本料金で済んだようです。 【料金】 オーバーホール基本料金 新品仕上げ パッキン交換 合計:38,000円 |
ヨットマスターのオーバーホールの口コミ | ヨットマスターに関する口コミは見つかりませんでした。 |
所在地 | 東京都渋谷区宇田川町28-3 A2ビル4F |
郵送 | 郵送可能 ※無料梱包キットあり |
見積もり | 無料 ※見積もり後のキャンセル・送料無料、メーカー見積もりの場合は費用が発生する場合あり |
※価格は、2021年10月の情報です。
ロレックスの純正パーツを使った
安くて信頼できるオーバーホール店を比較
ロレックスヨットマスターで起こりやすい故障とその原因、どのような対処法があるのかといった参考例をご紹介します。
ムーブメント油切れを放置したことによる、部品・パッキンの劣化。これが原因で遅れが生じることはよくあるケースです。この場合はオーバーホールで対処し、あわせて全体的なキズを取って仕上げました。
ムーブメント油切れ、強いショックが与えられたことによる内部バランスのズレ、ゼンマイ・3番車の摩耗・損傷が故障の原因。オーバーホールに加えてバランス調整を実施、部品2点(ゼンマイ・2番車)の交換で対処しました。
マリンモデルとして人気のヨットマスターは、シンプルな機構のモデルであれば民間時計修理業者へ依頼できる場合も少なくないでしょうが、一方で「レガッタ・クロノグラフ」を搭載したモデルは専門知識がなければ対応できないこともあります。そのため、自分の愛用しているロレックスの種類や機構、依頼先の技術力や信頼性など、様々な違いを多角的に比較検討した上で、自分なりに納得して時計を預けられる専門業者を見つけることが重要です。
当然ながら、日本ロレックスはロレックスの公式店であり、シンプルな機構から複雑な機構まで、また繊細な作業が求められるラグジュアリーモデルに対しても、ロレックスの専門時計技術者が最初から最後まできちんと対応してくれます。
加えて、必要な部品や付属品も全て純正品が取り扱われており、正体不明の部品が混入するといった心配もありません。また、古いモデルで同じ部品が用意できない場合でも、現在のアイテムから純正品を代替品として提案してもらえます。
近所にカスタマーセンターや正規代理店がない場合でも、日本ロレックスの窓口へロレックスを郵送することで、遠方からオーバーホールや修理を依頼することが可能です。
また、郵送対応でも最初にきちんと時計の状態を調べた上で、見積書を発行してくれるため、実際に作業を依頼するかどうかは金額を見てから判断することができます。
ロレックスのカスタマーセンターや正規代理店などを通じて、正規修理を依頼した場合、作業完了後に時計本体と国際サービス保証書をセットで受け取れます。
ロレックスが発行する国際サービス保証書は、その時計に関して純正品のみが使用され、ロレックスが公認する時計技術者が作業したということを公認するものであり、次回のオーバーホール時にも時計の品質や価値を示す証明書として使用することが可能です。
ロレックスを取り扱う技術者のレベルは、民間時計修理業者ごとにまちまちであり、時には高品質なロレックスを任せるには技術や知識が不十分といったケースもあり得ます。
一方、時計技術者として国が実力を認めた証である「時計修理技能士1級」を取得している職人もおり、そのような技術者へ作業を依頼できる場合は安心感も高まりやすいでしょう。
正規修理と比較すると、民間時計修理業者のオーバーホール料金や部品交換代は安くなることが一般的です。また、複数の業者から見積もりを取って比較検討することで、余計なコストを削減できるチャンスも広がります。
反面、金額と実力は必ずしも比例しておらず、価格だけで依頼先を決めてしまうことは危険です。
民間時計修理業者へ依頼するメリットを最大化しようとすれば、信頼に足る技術や知識を持った優良業者へロレックスのオーバーホールを依頼することが必要です。
そのため、国家資格の有無やロレックスに関する修理実績、ネットの口コミなどチェックすべきポイントは少なくありません。
また、複数の見積もりを取った時、明らかに金額が安すぎる業者は注意した方が良いでしょう。
多機能・高機能な時計ほど、内部構造が複雑になり、部品にかかる負担も大きくなりがちです。また、日常的に愛用しているロレックスでは損傷や摩耗が進んでいる場合もあります。
一般的に、ロレックスのオーバーホール周期は3~7年に一度と言われていますが、実際は自分の利用頻度や使用状況を考えて、具体的な不調を感じる前に定期メンテナンスへ出すことが無難です。
ヨットマスターは、同じマリンモデルでもダイバーズモデルとは一線を画したモデル。ダイバーズのように極限にまで高度な防水性能は搭載せず、通常のマリンスポーツで耐えうるレベルの100m防水を備えている時計です。
富裕層へ向けたラグジュアリーモデルということもあり、ベゼルには独特のエンボス加工が施されているほか、ケースラグ・ブレスレットといった細部の意匠にもこだわっているのがヨットマスターの特徴。スポーツモデルでありながら、高級感あふれるデザイン性の高さもヨットマスターが愛される理由のひとつといえるでしょう。
そんなヨットマスターの機能や価値を保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。もし何年もオーバーホールを受けていないという場合は、一度見積もりに出してみることをおすすめします。
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正規店より安い!?専門店のモデル別・ロレックスオーバーホール事例と費用公式サイトに掲載されている費用目安をもとに、東京でより安いロレックスのオーバーホールが期待できる専門店を、主なモデル別にピックアップして比較しました。また、掲載各社は郵送依頼にも対応しています。※原則、純正部品を使用する店舗をピックアップしています。※税込・税抜については、各社にお問合せください。
オーバーホール 費用 |
専門店名 | |
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18,700円~ |
東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
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19,800円~ |
東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階
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22,000円~ ※公式HPに税表記はありませんでした |
東京都墨田区緑4-11-3 デ・リード錦糸町501
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※東京にあるロレックスオーバーホール店で検索上位表示されるうち、公式サイトでオーバーホール費用および、純正部品を使用することを明らかにしている会社を厳選。モデルによって費用は変わりますので、詳しくは各店舗にお問合せください。(2021年3月22日時点)※税込・税抜については、各社にお問合せください。