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このページでは、日本における正規代理店である日本ロレックスのオーバーホール料金を紹介します。
1955年、東京・丸の内に「ロレックス・サービス」が設立されました。それから25年後の1980年に、日本ロレックスが正式に設立され、現在は全国7か所で営業されています。
まず、日本ロレックスは正規代理店である関係で技術料が高めです。下記に代表的なモデルについて料金表を記します。
ブランド | 機種 | 料金 |
---|---|---|
オイスター | PERPETUAL | 47,300円 |
DATEJUST | 47,300円 | |
DAY-DATE | 605,000円 | |
DATEJUST2 | 48,400円 | |
DAY-DATE2 | 60,500円 | |
手巻き カレンダーなし | 44,000円 | |
手巻き カレンダーあり | 47,300円 | |
オイスタープロフェッショナル | EXPLORER | 47,300円 |
EXPLORER2 | 49,500円~ | |
GMT-MASTER | 49,500円~ | |
COSMOGRAPH DAYTONA | 66,000円 |
*EXPLORER2及びGMT-MASTERは品番により、金額が変わります。
上記金額がオーバーホールの基本技術料です。もし部品の交換をしなければならない場合は、これに部品代が加算されます。また、部品の交換についても予防的な交換を行なうため、部品代も多めにかかってしまいます。
さらに、オーバーホール期間で1か月以上待たされることもありますので、事前に確認しておいたほうがよいでしょう。
しかし、日本ロレックスのオーバーホールをひとつのステイタスとして考える方は、こちらでオーバーホールを受けた方が安心ともいえます。技術は間違いはありませんし、保証体制も十分だと思います。
「できる限りオーバーホールの費用を安く抑えたい」という方は、時計修理専門店をおすすめしますが、そのあたりはオーナーの価値観で決めてもいいでしょう。
日本は、時計修理に限らず、その技術力に裏打ちされた職人的姿勢は目を見張るものがあります。さらに、たくさんの愛好家がいるロレックスですので、必ずや目的に叶う時計修理専門店があるはずです。
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正規店の安心感がある日本ロレックス。オーバーホール料金はそれなりですが、以下のようなメリットがあります。
正規店で修理を行なうと、「正規店で修理をした」という修理保証書がもらえます。日本ロレックスは偽物の修理は行っていないため、正規店の修理保証書がもらえるのはあなたのロレックスが本物である証。ロレックスを売る時に証明書があれば、査定額にプラスされるでしょう。
正規店なので、もちろん取り扱っている部品はすべて正規品です。製造中止した部品でも、一定期間ならストックされているため修理できる可能性が高いのも魅力。部品交換が発生しても、安心して依頼できます。
安心してオーバーホールを任せられる日本ロレックス。ただし確実に押さえておきたいデメリットがあります。
日本ロレックスでヴィンテージ品の修理をするのは、あまりオススメではありません。ヴィンテージ品の価値は、その希少性。当時のパーツがそのまま残っているからこそ価値があり、実用性は二の次です。日本ロレックスは修理を依頼された以上、ヴィンテージ品でも実用面を考えて修理するため、部品交換が必要な場合、新しい部品へきれいに交換されてしまいます。
日本ロレックスのサービスの一つに、オーバーホール後の研磨があります。通常ならうれしいサービスですが、ヴィンテージ品を研磨してしまうとヴィンテージ感がなくなるリスクも。ヴィンテージであることに変わりはないものの、ヴィンテージファンには好まれない姿になるため価値が低下します。また、ベルトのヨレや痩せを進める原因にもなるため注意が必要です。
ヴィンテージ品のロレックスには、今は使用が禁止されている塗料が使われていることも。長い年月で塗料が焼け、コレクターにはたまらないヴィンテージ感が出てきます。日本ロレックスで新しい塗料に変えると、ヴィンテージ感が失われてしまうのです。
現在使われている塗料は、1993年に日本企業が開発したルミノバという蛍光塗料。非常に画期的な塗料で、従来より10倍明るく10倍長く発光します。希少価値の高いヴィンテージ品を、そのような塗料で包んでしまうと、どうなるかは言わずもがなです…。
ヴィンテージ品はできるだけそのままの状態を維持することが大切。知らずに日本ロレックスにオーバーホールを依頼すると、新しいパーツに変えられてしまったり見た目が変わったりする可能性も。それはもうあなたのロレックスではありません。
ヴィンテージ品のオーバーホールはヴィンテージ品に対応している修理専門店で、できる限りのことをしてもらうのが良いでしょう。
修理専門店と日本ロレックスのオーバーホールは、価格面でも大きな差があります。ケースによっては正規店と同じクオリティーのオーバーホールがかなり低価格でできる可能性も。信頼できる修理専門店をピックアップしているので、一度修理専門店も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
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安さと信頼を両立。 ロレックス修理専門店を比較 【オーバーホール編】
ロレックスのオーバーホール料金を調査公式サイトに掲載されている費用目安をもとに、東京でより安いロレックスのオーバーホールが期待できる専門店を、主なモデル別にピックアップして比較しました。また、掲載各社は郵送依頼にも対応しています。※原則、純正部品を使用する店舗をピックアップしています。※税込・税抜については、各社にお問合せください。
オーバーホール 費用 |
専門店名 | |
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18,700円~ |
東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
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19,800円~ |
東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階
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22,000円~ ※公式HPに税表記はありませんでした |
東京都墨田区緑4-11-3 デ・リード錦糸町501
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※東京にあるロレックスオーバーホール店で検索上位表示されるうち、公式サイトでオーバーホール費用および、純正部品を使用することを明らかにしている会社を厳選。モデルによって費用は変わりますので、詳しくは各店舗にお問合せください。(2021年3月22日時点)※税込・税抜については、各社にお問合せください。