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ロレックスの中で、スポーツラグジュアリーウォッチという位置づけになる「ヨットマスター」。存在感のあるデザインで、多くのセレブを魅了するモデルです。発売当初はそれほど人気が高くなかったのですが、1999年に登場したモデルから注目を集めました。ここでは、そんなヨットマスターの魅力や特徴、歴史をご紹介していきます。
発売後、時間が経ってから人気を集めだしたヨットマスターには、どのような魅力があるのでしょうか?ヨットマスターの特徴や魅力の秘密をご紹介します。
ラグジュアリーなマリンウォッチなのですが、サブマリーナの上級モデルになります。当初のラインナップからイエローゴールドとステンレスのコンビという高級感を感じさせるデザインでした。あまりにもきらびやかだったため、目立つことを避ける日本では、それほど人気を集めなかったようです。
サブマリーナのデザインを継承していることは、ベゼルのデザインにもあります。1分刻みの目盛りがある逆転防止ベゼルは、同じようなデザインになっていることを感じさせるでしょう。違いとしては、目盛りが立体的になっていることが挙げられます。
サブマリーナは、ダイバーズウォッチとして、防水性能を高めたことが特徴です。300メートルの防水性能を持っており、プロ仕様の防水性があります。ヨットマスターの場合は、陸の上で使うことが想定されているため、ダイバーズウォッチとは別のラグジュアリー感があるヨットマスターは、高級さだけでなくその優雅さから、まさにヨットなどでクルージングを楽しむセレブにぴったりのデザインです。プラチナ素材がベゼルに採用されたロレジウムモデルなどは、独特の魅力があるモデルです。
本格的なダイバーウォッチのサブマリーナに対して、ヨットマスターは陸上での利用を念頭にされているモデルです。ヨットやクルーザーに乗船しているときなので、潜水することは想定されていません。それで、サブマリーナほどの防水性能はありませんが、100メートル防水と十分な防水性能があります。
本格的なダイバーズモデルの場合には、浸水時間を正確に把握するのベゼルが左向きにしか回転しません。しかしヨットマスターはダイバーズモデルでないので、ベゼルはどちらの方向にも回転します。これらは、サブマリーナとの違いとなっています。
発売当初から、メンズ、ボーイズ、レディースの3サイズ展開されており、ペアウォッチとしての人気がありました。2014年にはレディースモデルが廃止されたので、メンズとボーイズで展開されています。
ラグジュアリーマリンウォッチとして、1992年に登場したヨットマスター。最初のラインナップには、イエローゴールドとステンレスのコンビという2種類のみ。ラグジュアリーさがある反面、日本では需要が低く、それほど人気がでなかったという経緯があります。
また、ケースやブレスがK18イエローゴールドで統一されているデザインです。高級感があるのですが、ケースが重厚なデザインで、スポーツ感も感じさせます。スポーツでも使える100メートル防水の機能を備えています。
文字盤の種類も多くなっており、ホワイトやシャンパン、さらにはマザーオブパール製の文字盤もありました。
素材に金を使用したものだけでなく、ステンレスとイエローゴールドのコンビ仕様が追加。その他、文字盤のカラーバリエーションが増えており、シェル素材のものがあります。
当初注目されていなかったヨットマスターが人気を集めたのは、1999年に登場したヨットマスターロレジウムの存在です。ヨットマスターロレジウムは、ベゼルや文字盤にプラチナ950が使われています。
加工によって光沢は抑えられた仕上がりなのですが、それでも高級プラチナを使っているので輝きが他のモデルとは異なります。ゴールドやステンレスでもない高級感が多くのユーザーの支持を集めて、ヨットマスターの人気に火が付いたのです。
2012年にはリファレンスが6桁に変更されて、リニューアルされます。新しいモデルは、Ref.116622。大きな変更点は、ブルー文字盤が追加されたことです。深い青色は、主張はそれほどしないですが上品な輝きを放っており、美しさを演出しています。
リニューアルに伴って、高性能自動巻きムーブメントのCal.3135に変更されていたり、夜光塗料がルミノバからクロマライトに変更も追加。他にも、バックル部分がイージーリング付きのオイスタークラスプに変更されてることもポイントです。
これまでメンズ・ボーイズ・レディースの3サイズ展開されており、ペアウォッチとしても重宝されていたのですが、2014年を最後にレディースモデルが終了します。
ヨットマスターRef.116622にダークロジウムの文字盤が追加されたと同時に、ロレジウム文字盤の生産が終了しました。人気を付けたきっかけになったロレジウム文字盤がなくなってしまいました。その人気は現在でも続いており、中古でもすぐに売れてしまうほどです。
スポーツモデルで初のボーイズサイズのケース径35mmを採用。ムーブメントはレディースモデルと同じCal.2135が使われています。ベゼルは両方回転式となっていて、これはヨットレースで秒針や分針を合わせやすいようにしているため。メンズサイズよりも小さいことから、ユニセックスサイズとも呼ばれています。1999年にRef.168628にモデルチェンジしました。
ケース径は29mmの小さ目のモデル。それでもデイジャストのレディースモデルよりは一回り大きなサイズとなります。小さいベゼルにはエンボス加工されていることが特徴的。スポーツモデルの中で3サイズ展開されていたので、ペアウォッチとして人気があるモデルです。1999年にRef.169628にモデルチェンジが行なわれました。
スポーツモデルでありながら、18K無垢モデルのみ登場したモデル。高級感があるだけでなく、ケースのデザインから重厚感も感じさせます。2013年までモデルチェンジすることなく、長年に渡って販売されたモデルです。
ボーイズサイズで、ステンレスと金のコンビモデルになります。ダイヤルカラーがゴールドモデルの他に、同様の4色があります。ベゼルとブレスレットの中央に18Kが採用されており、ワンランク上のラグジュアリーさがあるモデルです。メンズサイズよりも小さな35mm径のケースなので、女性からも人気を集めているモデルです。
ステンレスと金のコンビモデルの、レディースサイズになります。発売当時には、メンズモデルが無かったので、コンビモデルとはボーイズとレディースの2サイズが用意されています。
1999年にデビューして人気を集めた「ロレジウム」に以降に人気が高まったモデルです。特徴的なのは、赤のモデル表記と秒針。シルバーカラーとのマッチの良さが、人気の理由となっています。防水機能は100メートルなのですが、トリブロックリューズが採用。ベゼルとダイヤルにプラチナが使用されています。
ケース径が29mmのレディースサイズになります。ロレジウムでステンレスとプラチナのコンビモデルで、ムーブメントがCal.22335が搭載されているのが特徴です。全体的にシルバーカラーで統一されており、カジュアルにもパーティーにも使いやすいデザインです。
レディースサイズのステンレスとK18のコンビモデルです。シルバーカラーだけでは感じさせない豪華があるので、ワンランク上のモデルという印象を与えます。このモデルにも、Cal.2235が搭載されているので、安定性が向上しているのが特徴です。
ロレジウムのステンレスとプラチナのコンビモデルです。ケース径が35mmを採用しており、メンズサイズよりも小さ目なのボーイズサイズモデルとして、発売され続けています。スポーツモデルでありながらも、ユニセックスサイズということもあり、女性からも人気も高め。1999年に人気の火付け役となってから、今もなおラインナップされています。
ボーイズサイスのステンレスと18Kのコンビモデルです。先代からデザインは変更されていませんが、搭載されているムーブメントがCal.2235に変更されているのが特徴です。
ボーイズサイズの18K無垢モデル。大きなデザイン変更はなく、ムーブメントにCal.2235が採用されています。18Kを素材としていることから、重厚感があるのが特徴的です。
レディースサイズの18Kを採用したモデルです。素材のすべてに18Kが採用されているので、重厚感ときらびやかさがあります。3サイズ展開しているので、ペアウォッチとしても人気の高いモデルです。
ケース径が40mmのステンレスと18Kのコンビモデルになります。ベゼルとブレスレットの中央に18Kが採用されているのでゴージャス感があり、文字盤はブルーの配色がスポーティーさも感じさせます。
プラチナとステンレスの組み合わせで人気を博したロレジウム。その、内部構造を一新して販売されたモデルです。回転ベゼルには、120個という多数の刻みと、三角形のスプリングを用いてスムーズに回転を実現。他にも、ブレスレットはラグ部分に収まるフラッシュフィットに変更されています。ムーブメントには、ブルーパラクロム・ヒゲゼンマイが採用されています。
エバーローズゴールドケースに、ラバーストラップが組み合わされたモデルです。モデル初となるピンクゴールドモデルになります。快適な装着感と耐久性に優れたモデルという点が特徴です。
ステンレスとエバーローズゴールドのコンビ仕様。当初はチョコレートダイヤルのみでしたが、2017年にはブラックダイヤルが追加されました。
Cal.3235という新しいムーブメントを採用したヨットマスター40。デザインは大きな変化は見られませんが、新ムーブメントの搭載により、耐衝撃性とパワーリザーブが強化されています。王冠マークが追加されているのも特徴です。
ヨットマスターで一番大きな42MMサイズと、18Kホワイトゴールドケースのモデルです。オイスターフレックスブレスレットは、耐久性に優れていることとフィット感が高い事が特徴です。サイズ調整も容易にできるのも特徴です。
ヨットマスターの魅力や歴史をご紹介してきました。スポーティーで重厚感が魅力のヨットマスターは、マリンスポーツを楽しむ方だけでなく、ビジネスにも幅広く活用できるウォッチです。良いコンディションを保つためにも、定期的にオーバーホールすることをおすすめします。
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オーバーホール 費用 |
専門店名 | |
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18,700円~ |
東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
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19,800円~ |
東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階
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22,000円~ ※公式HPに税表記はありませんでした |
東京都墨田区緑4-11-3 デ・リード錦糸町501
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