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ロレックスは、適切なお手入れやオーバーホールをしていれば、一生ものの時計として使えます。だからこそ、遺品整理でロレックスを譲り受けた場合も「古いものだから」と放置することなく、時計としてきちんと使える状態に戻すことがおすすめです。ここでは、遺産整理でアンティークロレックスが見つかった事例を紹介した上で、お手入れやオーバーホールの重要性を伝え、さらにアンティークロレックスの金銭的な価値などについての情報もお届けします。
遺品整理でアンティークロレックスが見つかったという事例をご紹介します。
実家で遺品整理をしていたら、父が昔使っていたロレックスが見つかりました。そのロレックスをもらったものの、古すぎて全く動作せず、使えません。 仕方ないので時計屋さんに見てもらったところ、使える状態にするためにはオーバーホールと修理の両方が必要なことがわかりました。
自分の育ての親でもあった祖父の形見としてもらったのが、1967年製と思われるロレックスのオイスターパーペチュアル デイトでした。リューズの折れやガラスの割れなどがあるかなりひどい状態でしたが、少しでも当時祖父が使っていた時と同じような状態にしてほしいと要望を伝え、修理・オーバーホールを依頼しました。十数万円かかりましたが、今も動いているので満足です。
ロレックスは「一生ものの時計」の代表格ともいえますが、一度買えばあとは特に何をしなくても一生使える、というわけではありません。
ロレックスならではの輝きを保つためには、定期的に柔らかい布で拭いたり、時には石けん水と柔らかいブラシを使って洗うなどのお手入れが大切です。ご自身で洗浄する際には、必ずリューズをしっかりとねじ込み、防水性能を保てる状態にしてから洗いましょう。
また、内部部品の経年劣化に対応するには、オーバーホールによるメンテナンスをしてもらうことも重要です。オーバーホールの時期はロレックスの使用頻度や状態・状況にもよりますが、おおむね3~5年程度となります。
何十年も前の年代物であるアンティークロレックスは、「経年による変化」や「今の時代のロレックスにはない仕様」「手作業が多いことによる個体差、個性」などの数多くの味わい深いポイントがあり、現存数も限られているのできわめて貴重です。
そうそう手に入らない希少なものだからこそ人気も高く、状態の良いアンティークロレックスなら、プレミアがついて驚くほど高額な買取をしてもらえるケースも少なくありません。
たとえばサブマリーナーのRef.5512やRef.5513の中には100万円以上で買い取ってもらえるものもありますし、さらにデイトナのRef.6265なら、良品の買取相場は数百万円クラスになります。
遺品整理の際に見つかる古いロレックスは、その多くが経年劣化による何らかの不具合を起こしており、そのまま使おうとしても動かなかったり、時計の針が逆回転して使えなかったりします。
遺品のロレックスを形見として受け継ぐのなら、きちんと時計として快適に使えるようにするため、オーバーホールを依頼することをおすすめします。
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安さと信頼を両立。 ロレックス修理専門店を比較 【オーバーホール編】
腕時計のオーバーホール基本情報公式サイトに掲載されている費用目安をもとに、東京でより安いロレックスのオーバーホールが期待できる専門店を、主なモデル別にピックアップして比較しました。また、掲載各社は郵送依頼にも対応しています。※原則、純正部品を使用する店舗をピックアップしています。※税込・税抜については、各社にお問合せください。
オーバーホール 費用 |
専門店名 | |
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18,700円~ |
東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
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19,800円~ |
東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階
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22,000円~ ※公式HPに税表記はありませんでした |
東京都墨田区緑4-11-3 デ・リード錦糸町501
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※東京にあるロレックスオーバーホール店で検索上位表示されるうち、公式サイトでオーバーホール費用および、純正部品を使用することを明らかにしている会社を厳選。モデルによって費用は変わりますので、詳しくは各店舗にお問合せください。(2021年3月22日時点)※税込・税抜については、各社にお問合せください。