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「ロレックスが動かなくなった」「急に時刻が遅れるようになった」などなど、愛用のロレックスに異変が起きたときには、どのように対処すればいいのでしょうか。
こちらのページでは、ロレックスに起こりやすい故障の原因と修理費用の相場などを解説していきます。
モデル別に起こりやすい故障などもご紹介しますので、大切なロレックスを長く愛するために、参考にしてみてくださいね。
「時刻がズレる!」「カレンダーの様子がおかしい……」など、時刻やカレンダーに関する故障の原因、修理費用の相場をチェックしていきましょう。
多くの場合、ロレックスが動かなくなってしまうのは油切れ、もしくは油の劣化が原因です。
油切れや油の劣化は、歯車の摩耗やゼンマイ切れにもつながります。潤滑油不足によって、歯車やゼンマイに負担がかかることで、欠けたり、損傷したりしてしまうのです。
ただし、これらは定期的なオーバーホールで防げる故障です。3年に1度くらいの目安でメンテナンスをしましょう。
ロレックスが動かなくなったとき、潤滑油切れや、劣化が原因の場合は、油を補充するだけでOKです。ゼンマイ切れは5,000円程度、歯車の交換は10,000円程度、ローターの交換は10,000円程度の費用がかかってきます。
部品によって金額が変わることも多く、レアなヴィンテージモデルなどであれば、さらなる出費を覚悟しなければいけませんので、定期メンテナンスで故障を防ぐようにしましょう。
潤滑油切れや油の劣化は、歯車の動きを悪くし、時刻を遅れさせたり、止めてしまったりする原因になります。歯車の動きが悪くなると、本来の動作が難しくなり、時刻を正常に刻むことができなくなってしまうのです。
歯車の動きが悪い状態を放置していると、歯車の摩耗が進み、ほかのパーツの破損につながることもあります。定期的にオーバーホールを行なって、パーツの破損を防ぎましょう。
潤滑油だけが不調の原因であれば、油を補充するだけで済みます。しかし、歯車を含むパーツを交換する必要がある場合には、安くとも10,000円以上の費用が必要となります。
時刻の遅れや進みの原因となる「磁気帯び」は、心がけひとつで防ぐことが可能です。予防法は、ロレックスを、磁気を帯びるものの近くに長時間放置しておかない、たったこれだけ。
スマホやパソコン、テレビなどが発する磁気は、ゼンマイが磁化させます。それにより、時計の精度が狂ってしまうため、デジタル機器に時計を近づけないように心がけましょう。
また、ゼンマイの異常予防には、オーバーホールが有効です。定期的にオーバーホールを行い、しっかりとメンテナンスをするようにしてくださいね。
費用の目安としては、ゼンマイの異常なら部品交換で3,000円から。磁気帯びなら、磁気抜き作業で3,000円からの費用が相場となっています。もちろん、ロレックスのモデルや、個体の状態によっても費用が変わってくるため、注意しましょう。
時刻が合わせられない原因には、リューズそのものに原因がある場合と、時計の内部に異常が起きている場合があります。
リューズを巻いてみて、いつもと違う感覚である場合や、リューズが巻けなかったり空回りする、または強い力を入れなければリューズが巻けない場合には、リューズに原因があると考えましょう。リューズには問題がない場合には、ゼンマイの劣化や丸・角穴車が欠損してしまっていると推測できます。
故障を予防法するためには、リューズを強引に巻かないようにしたり、ゼンマイが劣化しないように高温や高湿に気を付けるようにしましょう。
リューズ抜けなら修理代も2,000円前後で済みますが、リューズ一式の交換が必要だと、12,000円前後の金額になります。損傷個所や損傷具合にもよるものの修理代は、10,000円前後が目安です。
歯車などの内部部品が故障していたり、潤滑油切れや劣化によって内部部品が動かないことで、カレンダーに不調が現れる場合があります。
また、カレンダー操作禁止時間帯にカレンダーを操作してしまうと、故障の原因になることがあります。翌日の日付へと表示が切り替わる時間帯にカレンダーを操作すると、日付を自動で変更させるための部品の破損につながりますので、注意が必要です。
歯車や部品の修理費用は、だいたい10,000円前後。しかし、修理せずに放置していると、折れた歯車や部品によって他のパーツが傷つけられ、修理費用が高額になるケースも。
「リューズが動かない!」「買ったときと部品の動きが違う……」など、部品の動きに違和感を感じたときは、どのような原因が考えられるのでしょうか。部品の動きに関する故障の原因と、修理費用の相場を紹介していきます。
ベゼル自体はとてもシンプルな構造であるため、修理が難しいような故障が起こることはほとんどありません。ただ、シンプルな構造であるからこそ、ホコリや、細かいゴミが詰まってしまって動かなくなるようなこともあります。
ベゼルに詰まったホコリや細かいゴミなどは、オーバーホールで除去することができます。
しかし、逆回転防止の部品が破損している場合には、ベゼルの交換が必要。ペゼルの交換には、20,000円ほどかかり、部品交換のなかでも高額な部類です。
破損を防ぐためには、あまり衝撃を与えないように取り扱うことが大切です。ペゼルは、落下などの強いダメージによって破損しやすいため、日ごろから注意しておきましょう。
逆回転防止ベゼルは、ケースに逆回転防止バネと呼ばれる部品がついており、その部品が逆回転を防いでいます。バネが破損していたり、劣化によって伸びてしまったりしていると、逆回転防止ベゼルが両回転する故障につながります。
逆回転防止機能を日常的に使っていない場合だと気付きづらい故障ではあるのですが、放置しているうちに、ほかの故障を巻き起こしてしまうケースもあります。定期的なメンテナンスを行なって、故障を早期に発見できるようにしてくださいね。
破損している逆回転防止バネの修理は、3,000円〜で行うことができます。高い金額ではありませんので、ほかの故障を起こす前に修理してしまうようにしましょう。
ゼンマイ切れや、丸・角穴車の破損が起きていると、リューズが空回りするようになってしまいます。ゼンマイが切れていると、時刻が止まる原因になり、リューズが巻けないということは、時刻や日付の調節などについて、正常な動作が行えないようになってしまいます。
リューズを回したときに手応えを感じない場合には、故障を疑い、修理を行うようにしましょう。
症状を改善するためには、リューズの空回りを引き起こしているパーツを交換する必要があります。パーツ交換は5,000円程度ですので、早めに修理店に持ち込み、しっかりと直してくださいね。
リューズは、さまざまな用途で使用することが多く、部品のなかでも、特に破損しやすい部分です。リューズを固定させる部品である「オシドリ」に不調があると、リューズが取れてしまう原因になります。
リューズが取れてしまうと、「日付や時刻を調節できない」「ゼンマイを巻けない」など、操作に不具合がでるうえに、内部に水分やホコリなどのゴミが入り込んでしまいます。重大な故障につながる可能性も高いため、早めに修理を行いましょう。
オシドリが破損している場合には、交換が必要となり、だいたい4万円前後の費用がかかります。かなり高額な費用ですので、オシドリを破損させないためにも、リューズの動きに違和感を感じた場合には、早急な対応が必要です。
ねじ込み式リューズを操作して、元の位置に戻そうとしたときに、根元まできちんと閉まらないというのは、ロレックスの故障のなかでも割と起こりやすいものです。
ネジ山はホコリや皮脂などのゴミを溜め込みやすく、ネジ山にゴミが溜まっていると、ねじ込み式リューズが正常に動作しなくなってしまいます。ゴミを放置していると、サビつきや破損の原因にもなります。定期的にケアを行なって、ネジ山の摩耗や破損を防ぎましょう。
ゴミが溜まっているだけであれば、ブラシやつまようじを使ってゴミを取り除くだけで症状は改善します。しかし、ネジ山の摩耗や破損が発生している場合には交換が必要となり、10,000円程度の費用が必要となります。
クロノグラフ針を支える部品である、「ハカマ」がゆるんでいると、クロノグラフ針がきちんと0の位置に戻らなかったりするような現象が起こります。ハカマは、経年劣化や、落下などの強い衝撃を受けたときにゆるんでしまうことがあるもの。
クロノグラフ針の位置のずれは、ほかの重大な故障を引き起こすことの少ない軽い故障ですので、定期的なオーバーホールのタイミングで修理をすることをおすすめします。
オーバーホールを行えば解決する問題です。オーバーホールの費用は、安いもので20,000円前後となります。
大切にお手入れしていても、「傷がついた!」「汚れが気になる!」など、外装に関するトラブルが起きることがあります。外装は、どのくらいの費用で修理することができるのでしょうか。修理費用などを確認していきましょう。
ガラスの内側が曇っているのは、時計内に水分が侵入している証拠。この症状を放置しておくと、取り返しのつかない事態を招いてしまうことがあります。なぜならば、水分の侵入は、ムーブメントが錆びる原因となり、大きな故障につながることが多いから。
ガラスの割れやリューズの歪みは見た目で判断できますが、パッキンのゆるみはわかりづらいため、要注意です。また、水に強いダイバーズウォッチでも、ずっとつけているうちに、汗が時計の裏面から入り込んでしまうことがあります。違和感を感じたら、急いでオーバーホールに出しましょう。
オーバーホールだけで済む場合もありますが、パッキンの劣化やリューズの歪みがあれば、部品交換が必要となります。部品交換代で3,000円程度が相場です。
ロレックスのガラスは、かなり耐久性の強いものではありますが、強い衝撃を受けた場合には、割れたり、傷がついたりすることがあります。ガラスが割れていると、ガラスの破片が内部に入り込み、ほかのパーツの故障を引き起こすことも。
肉眼では傷に見えるような割れもありますので、ガラスに傷が生じたときも、放置せず、修理を行うようにしましょう。
ガラスに故障が起きた場合は、パーツ交換での対応になります。費用は18,000円程度。
ガラスの故障は、日頃から衝撃を与えないように気をつけているだけで防げるものですので、日々、取り扱いに注意するようにしてくださいね。
ベゼルに強い衝撃を与えると、欠けたり、傷がついたりしてしまうケースがあります。見栄えがよくないのはもちろんのこと、欠けた部分から水やホコリなどが入り込み、ほかのパーツに影響を与えてしまうことも。
ベゼルの修理は、ほかのパーツの修理よりも難しく、取り扱っている業者も少なめです。普通に使っている分には壊れることがない箇所ではありますが、勢いよく落としてしまったり、強くぶつけてしまったりしないように気をつけましょう。
ベゼルの修理費用は20,000円前後ですが、基本的にはメーカーでの対応となってしまいます。
普通に使用しているだけでも、外装に傷がついてしまうことは多いです。ロレックスについた傷も、ひとつの「味」だと思えばいいのですが、傷がひどい場合には、サビが発生することもあります。
サビは故障を引き起こす原因にもなりますので、深い傷がついてしまったり、全体が傷だらけになってしまった場合には、修理に出すことをおすすめします。
傷を取るためには、ロレックスの外観を美しく蘇らせる、新品仕上げと呼ばれる修理が必要。新品仕上げは、20,000円前後が相場です。ロレックスのモデルによって仕上げ方が変わりますので、金額も変動する可能性があります。
十分な手入れをせずに長期間ロレックスを使用していると、皮脂やホコリなどの汚れがこびりつき、拭いても取れない頑固な汚れになってしまうことがあります。
使用したあとにクロスを使って拭くことによって、汚れがこびりつくのを防ぐことができます。
こびりついた汚れを取るためには、新品仕上げを行う必要があります。新品仕上げの相場は20,000円前後と安くない金額ですので、日々のお手入れを怠らないようにしてくださいね。
ロレックスを使っているうちに、何もしていないのにベルトが切れてしまったり、ゆるんでしまうケースがあります。その原因は、ベルトのコマをつなぐピンや、ベルトとケースをつなぐフラッシュフィットが劣化したり破損していること。
突然、ベルトが切れたりゆるんだりすると、大切に使っているロレックスを落下させてしまうこともあるはず。定期的にチェックやメンテナンスを行って、ベルトの切れやゆるみを防ぎましょう。
ピンやフラッシュフィットが破損していない場合であれば、数千円で修理することができるでしょう。部品が破損していたり、紛失してしまった場合は、部品を取り寄せる必要がありますので、10,000円前後の修理費用がかかります。
ロレックスを勢いよく落としてしまったりすると、時針や秒針などの針が外れたり、破損したりすることがあります。また、定期的にオーバーホールを行なって、大切に使っているロレックスでも、針穴が劣化してしまうケースは多いです。
針を交換したり、針穴を修理するときには、だいたい、20,000円前後の費用がかかります。
修理費用が高額なことから、外れた針をそのままにしてしまう人も多いですが、外れた針は、ほかの部品を傷つけたり、隙間に入り込んで故障を引き起こす可能性があります。重大な故障につながるまえに修理に出すようにしてくださいね。
ロレックスを使っているうちに、文字盤の色が購入当初とは変わってしまうことも。単純な経年劣化であれば、アンティークな雰囲気が漂って、魅力のあるものとなりますが、文字盤が腐食していることが原因だと、ほかの故障を引き起こす可能性が。
経年劣化なのか腐食なのか判断がつかない場合には、専門業者に相談してみることをおすすめします。
文字盤の色を新品同様に戻すためには、文字盤の補修や書き換えを行います。修理金額は、15,000円程度。
ただし、文字盤の補修や書き換えは高い技術を必要とする修理のため、メーカー修理を行うか、経験豊富な民間業者を探すようにしましょう。
あまりないケースではありますが、長年愛用しているロレックスの文字盤装飾が剥がれてしまうケースがあります。これは、経年劣化や、内部に水分が侵入し、文字盤が腐食してしまったことが原因で起こる故障です。
文字盤のどこが剥がれてしまったかによって、修理費用は異なります。塗料が剥がれただけであれば、1,000円程度で修理ができますが、剥がれた部位によってはオーバーホールが必要になることも。
経年劣化は防げない部分がありますが、文字盤の腐食は防げるものですので、注意して使用するようにしましょう。
振るとカタカタ乾いたような音がしたら、経年劣化でネジが緩んでいたり、脱落してしまっていたりすることが主な原因。そのほかにも、軸受のルビー割れが、カタカタという異音を発生させる原因となることも。
油切れによる摩耗は破損の要因となり、異音の症状を引き起こすことがあります。そのため、定期的にオーバーホールしてメンテナンスしておくことをおすすめします。
ネジの緩みや脱落だけならオーバーホールの基本料金内で対処できますが、ルビーが破損してしまっていると、それプラス10,000円〜の費用がかかります。モデルや箇所によって、ルビーの金額は変動します。なかには、修理専門店では入手困難な部品もあるので、さらに費用がかかってしまうことも。
ネジのゆるみや脱落によってローターがずれた状態になっていると、ローターが動いたときに、金属がこすれあうような異音が発生します。
ローターを固定しているネジは、ロレックスのなかでも、異常が発生しやすい部分。いつもとは違う音が聞こえたら、すぐに対処するようにしてくださいね。
ほとんどはネジを締め直すだけで解決しますので、修理という修理を行わない場合が多いです。修理店に相談し、費用等を確認してみましょう。
サブマリーナは、水深300メートルまで耐えるタフさが売りのダイバーズウォッチ。ロレックスの中でも比較的故障が少ないモデルです。
ベゼルは、タイマーのようなものです。これは本来、ダイバーが酸素ボンベの残時間を測るために取り付けていたものでした。サブマリーナの場合、なにかのはずみで時計回りに回ったりしないよう、ベゼルが反時計回りにしか回らないつくりになっています。ベゼルの位置がずれ、ダイバーが酸素の残量を多めに勘違いするケースがあるため、それを防ぐために反時計回りのシステムが取り入れられたそうです。
このベゼルがどちらにも回らなくなってしまうことが、ごく稀にあります。
ベゼルの仕組みは複雑なものではありません。そのため、簡単な修理で済む故障であることが多いです。いちばん可能性が高い原因は、細かいゴミやホコリが詰まっていること。ただし、ゴミやホコリが原因だと思っていたら、実は、逆回転防止の針金が曲がっていたという場合も。軽い故障だと油断して放っておいたり、自分でいじったりはせず、時計修理屋に持って行きましょう。
リューズが空回りしてしまい、針が動かないケースです。この場合、なんらかの部品が破損している可能性があります。
小鉄車という小さな歯車の欠損が、いちばん多い原因です。小鉄車の欠損は、油切れ(潤滑油がないこと)の状態で、リューズを回したりすることで引き起こります。自動巻きユニットでは、油切れは、ゼンマイの巻き上げ効率低下にもつながります。メンテナンスをせずに放って置くと、散らかった汚れや金属粉が他の部品にも影響を及ぼしてしまうこともあります。異変を感じたら、すぐにメンテナンスに出すようにしましょう。
「いまさら聞けないけど、オーバーホールってなに!?」と思っている方もいるはず。オーバーホールはどんなことをするのか、どのくらいの費用がかかるかなどをご紹介します。
オーバーホールとは、簡単にいうと、「時計のメンテナンス」です。
時計を分解し、ホコリなどのゴミを取り除いたり、古くなった潤滑油を拭き取って、新しい油を指したり。摩耗や劣化している部品があれば交換も行います。隅々まで綺麗にすることで、時計の寿命を長く保つことができるのです。
ロレックスは、3〜5年に一度はオーバーホールしたほうがいいと言われています。
なぜなら、ホコリや皮脂などのゴミを蓄積することで起きる故障が多いから。また、日常で普通に使っているだけだと気付きづらい小さな故障や劣化を見つけることができるため、重大な故障を防ぐことができます。
オーバーホールの費用は、業者によっても差がありますが、シンプルなタイプのロレックスであれば、20,000円から。自動巻クロノグラフなどになると、30,000円以上が相場です。
構造が複雑なもの、部品が特殊なデザインのものになると、100,000円以上かかることもありますが、オーバーホールは大切なメンテナンスです。故障となるともっと費用がかさむこともありますので、惜しまずにオーバーホールを行うようにしてください。
細かい部分まで点検作業が必要なため、オーバーホールには一ヶ月前後の時間がかかることを想定しておきましょう。
ロレックスのオーバーホールや故障修理は、「メーカー」か「民間業者」で行うことができます。それぞれのメリットとデメリットを確認しましょう。
メーカーで修理を行えば、確実に、正規の部品で正しい修理を行なってもらうことができます。また、部品の取り寄せが難しく、民間業者では行えない修理も行えるのがメーカー修理のメリット。
修理後に何かあったときにも、きちんと対応してもらえる安心感もあるメーカー修理ですが、民間業者で行う修理よりも高額になるケースが多いです。
民間業者では、メーカー修理よりも安い金額で修理を行うことができます。ロレックスの修理代金は基本的に高額であるため、少しでも安くなるのは嬉しいポイントですよね。
ただし、民間業者のなかには、悪質な業者も存在します。ロレックス専用の修理工具を揃えていないのに、ロレックスの修理を行う業者や、粗悪な部品を使って修理を行う業者もあるため、注意しましょう。
ロレックスを愛用するなかで、「こんな使い方をしてると壊れちゃう?」「簡単な故障なら、自分で修理してもいい?」など、疑問が浮かぶことがあるでしょう。
よくある疑問について、答えをまとめてみました。
絶対にしてはいけないことではありませんが、なるべく修理店に持っていくようにしましょう。
時計に詳しい人である場合、ロレックスの不調を感じたときに、「自分で裏ブタを開けて点検してみよう!」と考えてしまうはず。しかし、裏ブタを開けることで、内部にゴミが入り込んでしまったり、裏ブタの開閉時に部品や外装を傷つけてしまうこともあります。
ロレックスの修理には専用の工具が必要ですので、裏ブタを開けたところで、自分では修理が難しいケースも多いです。下手に自分で対応しようとはせずに、プロに任せるほうが賢明です。
ゼンマイは必ずしもフルで巻き上げる必要はありません。
もちろん、フルで巻き上げていたほうが、動きの精度はよくなります。しかし、普通に使っているだけであれば、フル巻きでもそうでなくても、精度の違いはほとんど気になりませんので、神経質になる必要はないですよ。
時刻を合わせるときなどに、反時計回りで調節するのは絶対にNGというわけではありません。
とはいえ、針は、時計回りで動かすのが基本。反時計回りで動かすと、部品に負荷がかかりすぎてしまい、部品の摩耗や劣化につながることがあります。
時折、誤って回してしまうくらいであればまったく問題ありませんが、毎回反時計回りで調節するのはやめましょう。
高級時計ということもあり、「ロレックスは、特別な日にだけつける時計!」として大切に保管している方も多いでしょう。
しばらく使っていないうちに、もう二度と使えないくらい壊れてしまうということはありません。しかし、長期間動かしていないと、潤滑油が凝固してしまっていたり、気づかないうちに部品が劣化していることが多いです。そのため、久々に使うときには、オーバーホールに出してから使うようにしましょう。
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オーバーホール 費用 |
専門店名 | |
---|---|---|
18,700円~ |
東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
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19,800円~ |
東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階
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22,000円~ ※公式HPに税表記はありませんでした |
東京都墨田区緑4-11-3 デ・リード錦糸町501
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※東京にあるロレックスオーバーホール店で検索上位表示されるうち、公式サイトでオーバーホール費用および、純正部品を使用することを明らかにしている会社を厳選。モデルによって費用は変わりますので、詳しくは各店舗にお問合せください。(2021年3月22日時点)※税込・税抜については、各社にお問合せください。