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ここでは、ロレックス デイトジャストのオーバーホールに関する情報をまとめています。実際のオーバーホール事例と費用相場のほか、オーバーホール実績のある専門店についてもご紹介。ぜひチェックしておいてください。
日本ロレックス | 25,272円~ |
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時計修理専門店 | 18,700円~ |
ロレックスの現役モデルの中でも、リーズナブルな価格帯であるデイトジャスト。オーバーホール費用についても、デイトナやデイデイトといった高級モデルと比べると低めに設定されています。
時計修理専門店に依頼した場合の目安は、日本ロレックスのおよそ半額以下。パーツ交換が発生したとしても、正規店以上の料金になることはほとんどないでしょう。
40年以上の歴史を持つ修理専門店、カナルクラブ。長年のノウハウを活かし、リーズナブルで高品質なサービスを提供し続けています。デイトジャストはリファレンスナンバー5桁のものであれば18,700円~、リファレンスナンバー6桁のものでも22,000円~と、リーズナブルにオーバーホールを受けることができます。
デイトジャストのオーバーホール料金 | デイトジャスト(リファレンスナンバー5ケタ):18,700円~ デイトジャスト(リファレンスナンバー6ケタ):22,000円~ ※部品交換が発生した場合は追加料金あり |
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デイトジャストのオーバーホール事例 | 【デイトジャスト16233】 しばらく使用していなかったデイトジャストのオーバーホール事例。このオーバーホールを機に、再度使用したいということで依頼されました。基本のオーバーホールのほか、ゼンマイ・パッキン・ガラスパッキンの交換と調整で対応しています。 【料金】 オーバーホール 部品交換(ゼンマイ・パッキン・ガラスパッキン・調整) 合計:42,900円 |
デイトジャストのオーバーホールの口コミ | 突然動かなくなったため、修理を依頼しました。状態確認から、修理完了まで都度電話またはメールにて連絡や確認を丁寧にいただけたのでとても安心感がありました。修理期間は当初よりかなり早期に仕上げて頂きましたし、修理代金も10年以上オーバーホールにだしていなかったので、相当な金額を想像していたのですが、リーズナブルな金額に収まりましたので、とても満足しています。次回のオーバーホールもお願いしたいと思います。 |
所在地 | 東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F |
郵送 | 郵送可能 ※無料梱包キットあり |
見積もり | 無料 ※正式依頼前のキャンセル無料 |
※価格は、2021年10月の情報です。
昨日に修理を終えた時計が届きました。カナルクラブでオーバーホールをお願いするのは今回で2回目となりましたが、コストパフォーマンスに優れているお店だと改めて実感しています。メーカーへ修理を依頼する場合よりも明らかに安く感じられ、仕上がりの状態にも満足しています。お店の方々のプロ意識が高くて、こちらのニーズにも配慮してくれてスムーズな対応を行ってくれたことも良かったです。
カナルクラブで古いロレックスのオーバーホールを行うために、最初は2本まとめて依頼しようとしていました。ただ、途中でこちらの都合が変わって1本だけにしましたが、その際にも快く応じてくれて安心しました。丁寧な対応で五つ星の満足度です。次の機会には残っているもう1本のロレックスについてもオーバーホールをお願いします。
これまではロレックスの修理などを行っている専門店でオーバーホールなどをお任せしていました。その際は特に部品交換がなくても5万円ほどかかっていました。しかし今回、カナルクラブで見積もりをしたところ、何事もなければ3~4万円ということで、部品交換などの修理をしても以前より安くなって良かったです。
ウォッチカンパニーは、日本ロレックス出身者が多数在籍している時計修理専門店。デイトジャストの修理では、現行モデルからアンティークまで対応。純正部品を使い、精度だけでなく外観まで新品同様に仕上げてくれます。東京・大阪・神奈川・愛知に店舗を構えており、すべて駅から徒歩5分圏内と持ち込みも便利。
デイトジャストのオーバーホール料金 | オーバーホール:25,300円 オーバーホール+新品仕上げ:36,300円 ※部品交換が発生した場合は追加料金あり |
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デイトジャストのオーバーホール事例 | 【デイトジャスト16234】
破損したガラス修理の依頼でしたが、機械内部にもガラス片の混入が見られるためオーバーホールが必要となったケース。また、リューズを動かす際の裏押さえが変形していて動かない状態であったため、交換対応しています。
【料金】
オーバーホール:25,300円
交換部品・技術料:36,300円
合計:61,600円 ※2021年10月時点で、公式HPで価格の記載を確認できませんでした。 |
デイトジャストのオーバーホールの口コミ | デイトジャストに関する口コミは見つかりませんでした。 |
所在地 | ・飯田橋店:東京都千代田区飯田橋1-12-1 大永舎ビル1F ・表参道店:東京都港区北青山3丁目6-7 パラシオタワー11F サーブコープ内 ・大阪梅田店:大阪府大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエストオフィスタワー18F サーブコープ内 ・横浜店:神奈川県横浜市中区桜木町1-1-7 ヒューリックみなとみらい10F サーブコープ内 ・名古屋店:愛知県名古屋市中区栄3-2-3 名古屋日興證券ビル4F |
郵送 | 郵送可能 ※無料梱包キットあり |
見積もり | 無料 ※修理をキャンセルする場合の送料は利用者負担 |
※価格は、2021年10月の情報です。
店内のスタッフが顧客の質問にもしっかり応えていて、好感の持てるお店でした。こちらの気持ちを把握した上で、購買意欲を促進する接遇能力は素晴らしいと思います。時計の文字盤に気になる部分があった際にも、電話した担当者が迅速に対応してくれて、時計に対する保証も満足できるお店です。
ウォッチカンパニーの店員は、商品の説明をきちんと丁寧にしてくれて安心できます。また、コスト的にも正規店よりお得感のある設定で、そちらでも満足することができました。ウォッチカンパニーは店員と商品の両方において、とてもレベルの高いお店だと思います。
正規店で購入するよりも価格や安く設定されていて、すでに製造が終了したモデルでも購入できることは嬉しいポイントですね。購入した時計のオーバーホールについてもしっかり考えられていて、必要な際は正規店でのオーバーホールも含めてサービスを受けられることが安心です。購入時には正規品を証明する箱が付いていて、そちらも満足できました。
利用者の立場を考慮しつつ、オーバーホールの計画を立てていく時計修理工房(有)友輝。現在だけでなく、今後使用していく上での耐久性や市場価値などを加味しながら、最適なオーバーホールの計画を立ててくれます。実際にオーバーホールを行う担当者が、受付から見積もりまで一貫して担当しているのが特徴です。
デイトジャストのオーバーホール料金 | 27,500円~ ※部品交換が発生した場合は追加料金あり |
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デイトジャストのオーバーホール事例 | 【デイトジャスト116200】 一般的なオーバーホールの事例。詳しい内容は記載されていませんが、歯車芯研磨×3とゼンマイ交換を行っています。 【料金】 オーバーホール;27,500円 歯車芯研磨×3:5,500円 ゼンマイ交換:3,850円 合計:36,850円 |
デイトジャストのオーバーホールの口コミ | 昨日夕、時計を受け取りました。ブレスのコマ調整までしていただき有り難うございました。歯車の刻む音も軽く聞こえないほど軽快になりました。またお世話になると思いますが宜しくお願い致します。 |
所在地 | 東京都文京区湯島 ※防犯のため番地以降は非公開、要問合せ |
郵送 | 郵送可能 ※無料梱包キットあり |
見積もり | 無料 ※見積リ後のキャンセルは配送パック+往復の送料、および代引き手数料負担あり |
※価格は、2021年10月の情報です。
昨年のエクスプローラーに続いて、今回もロレックスのオーバーホールを行っていただき、ありがとうございました。前回のオーバーホールの際に技術力の高さを実感していて、今回も依頼を決めましたが、期待していた通りの技術力に加えてリーズナブルな価格設定で、本当にびっくりしています。また、郵送に使うための専用ボックスも、申し込みから迅速にこちらへ届けられて、その対応スピードに驚嘆しました。
愛用の時計のオーバーホールをお任せしましたが、まず外観が新品かと思うほど綺麗になっていて感動しました。また、時計の機構やボタンの感触についても、新品で購入していた時よりもスムーズに感じられていて、本当に使いやすくなりました。純正部品が手に入りにくいと考えられた状況でしたが、友輝さんではオーバーホールを快く引き受けてもらえて、本当に感謝しています。
ロレックスのエクスプローラーのオーバーホールを依頼しました。時計を預けてから特に不安を感じたことはありませんでしたが、改めて手元に返ってきた時計を見て、本当にホームページで拝見した通りの仕上がりだと納得できました。4年後のメンテナンスでもよろしくお願いします。
宝石広場は渋谷で30年以上の歴史を持つ時計店であり、ロレックスのオーバーホールや修理については自社内に設置している修理工房と専門の時計職人が対応しています。オーバーホールや修理の見積は全て無料となっており、事前にメールで時計の症状やモデルを伝えておけば適切な修理プランを提案してもらえることも重要です。どのような作業を行ったのか、どのような部品を使ったのかなど、修理内容を明確にして提示してもらえるため、かかった費用に対して満足感や安心感を抱きやすいことも魅力といえるでしょう。なお、他店で購入したロレックスであっても問題なく修理対応してもらえます。
デイトジャストのオーバーホール料金 | デイトジャスト・デイトジャストII:27,000円~円~ ヴィンテージモデル+3針:30,000円~ |
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デイトジャストのオーバーホール事例 | 【デイトジャストref.16264】 長年愛用していたデイトジャストが急に動かなくなったと修理に持ち込まれた事例です。ムーブメント部品の地が露出するほどすり減っており、ローター芯も摩耗によって正常動作が困難となっていました。また、摩耗によるカスが全体に散らばって動作不良の原因になっていたことも問題です。作業としてはオーバーホールによる分解清掃とローター芯交換を行った上で、一定期間の動作試験を行って状態の確認を行っています。 【料金】 基本オーバーホール ローター芯交換 合計:45,500円 |
所在地 | 東京都渋谷区宇田川町28-3 A2ビル3F・4F・5F |
郵送 | 郵送可能 ※無料宅配キットあり |
見積もり | 無料 ※正式依頼前のキャンセル無料 |
※価格は、2021年10月の情報です。
これまでも宝石広場さんでお世話になっており、いつ訪れてもアットホームな雰囲気で歓迎されているように感じます。接客がとても丁寧で、私が分からないこともきちんと説明してくれるため、いつも本当に感謝しています。やっぱり店長やスタッフの人柄が顧客への接し方にも現れるんだなだと感じるお店です。私にとっては間違いなくおすすめの時計店です。
昔にロレックスの公式サイトで見つけて一目惚れしていた、古いロレックスをずっと探していました。そのロレックスはすでに生産が終了していて、簡単に見つけることができませんでしたが、偶然にも宝石広場さんで取り扱われていると知って来店しました。店員さんの接客応対がとても良くて、もしも大切なロレックスをお願いするとすればまた宝石広場さんを訪れたいと思います。
ラビットフットはJR御徒町駅から徒歩1分の好立地に店舗を構える、時計修理の専門店です。ロレックスの修理やオーバーホールに関しては、日本ロレックスで時計職人として勤めていた職人が対応してくれるため、ロレックスの技術をそのままに腕時計を修理・調整してくれることは見逃せません。見積は全て無料な上、時計の状態を確認した上で最短1週間で費用を明示してくれるため、実際に金額を見て判断しやすいことも特徴です。なお、オーバーホールされた腕時計には1年間(アンティーク3ヶ月)の修理保証がつきます。
デイトジャストのオーバーホール料金 | 【ロレックスの参考料金】 クォーツ (2・3針):15,000円~ 手巻:18,000円~ 自動巻 (2・3針):22,000円~ クロノグラフ:37,000円~ |
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デイトジャストのオーバーホール事例 | 【デイトジャストRef.79174G】 ロレックスのレディースデイトジャスト(79174G)のオーバーホール事例です。全体的に目立った小傷や打痕があったため、一般的な分解掃除に加えて全体のムーブメントの油ぎれにも対応した上で、新品仕上げによって可能な限り表面の傷などを解消しました。また、経年劣化が進んだパッキン類も交換されています。 【料金】 基本オーバーホール 部品交換(パッキン)・注油 新品仕上げ 合計:30,800円 |
所在地 | 東京都台東区上野5-25-6 西尾ビル1F |
郵送 | 郵送可能 ※無料配送キットあり |
見積もり | 無料 ※正式依頼前のキャンセル無料 |
※価格は、2021年10月の情報です。
数多くある御徒町の時計店を色々と回ってお話を伺いましたが、人柄の良さに加えて金額的に最も満足度が高いと感じられたのがラビットフットさんでした。そのため、もしもまた時計店を探す必要があった時は、やっぱりラビットフットさんへお任せしたいと思います。
1級時計修理技能士と2級時計技能士が所属しており、ロレックスのアンティークから現行品まで幅広く対応している時計修理とメンテナンスの専門店です。時計のオーバーホールを担当するのは、時計技術者として10~30年の経験を積んだベテランであり、現行品であれば1年間の修理保証期間、アンティーク時計でも6ヶ月間の修理保証期間が定められていることも見逃せません。また、公式サイトでは料金設定が紹介されており、状態によってオーバーホール料金が正規修理の半額以下といったケースも少なくありません。
デイトジャストのオーバーホール料金 | デイトジャスト(メンズ・レディース):22,000円~ デイトジャスト アンティーク(メンズ・レディース):27,500円~ ※詳細は要見積もり |
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デイトジャストのオーバーホール事例 | 【デイトジャスト16200】 3年半前にオロロジャイオで購入されたデイトジャストのオーバーホール事例です。手巻きの操作に不具合が生じており、細部を確認したところ、湿気の混入が原因と思われるリューズなどの油切れが原因と判明しました。早期発見によって部品の摩耗などが悪化しておらず、メンテナンスとパッキン等の消耗品の交換のみで完了したこともポイントです。 【料金】 オーバーホール 合計:22,000円 |
デイトジャストのオーバーホールの口コミ | 購入から10年間、一度もオーバーホールやメンテナンスをせずに愛用していたロレックスでしたが、ついに動かなくなってしまってオロロジャイオさんへオーバーホールを依頼しました。最初に思っていたよりも修理期間が長くかかりましたが、丁寧な対応をしてくれて、作業についても信頼できそうだと好感を抱くことができました。また、費用面でもメリットが多くて、満足感を得られたこともありがたかったです。次の機会でもお世話になる予定です。 |
所在地 | 東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階 |
郵送 | 郵送可能 ※無料宅配キットあり |
見積もり | 無料 |
※価格は、2021年10月の情報です。
ヒラノウォッチはロレックスやオメガ、カルティエといった機械式時計について、オーバーホールや修理、メンテナンスを専門的に扱う時計修理業者です。無料梱包キットが用意されており、遠方からでも気軽に依頼できる他、専用サイトとして「ロレックスオーバーホール専門site」が運営されており、ロレックスの整備や修理について積極的に情報提供を行っていることも魅力でしょう。実際のオーバーホールや部品交換については、1級時計修理技能士が対応してくれるため、技術的な信頼感を得やすいことも大きなポイントです。
デイトジャストのオーバーホール料金 | デイトジャスト:23,000円 ※2021年10月時点で、公式HPに税表記はありませんでした。 |
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デイトジャストのオーバーホール事例 | 【デイトジャスト16233】 火災の被害に遭ってしまったデイトジャストについて、修理と整備が実施された事例です。ベゼルもサファイアガラスも失われてしまっており、正規店でも修理を断られてしまう状態でしたが、自動巻きユニットなどは比較的良好な状態でした。そのため、可能な範囲で現存部品を使用しつつ、ベゼルや文字盤、針セットなどは新しいものへ交換されました。結果的にサファイアガラスも純正品が使用され、ベルトは新品仕上げによって磨かれるなど、再び使用できる状態へと復活しました。 【料金】 オーバーホール及び完全修理(新品仕上げ) 合計:208,000円 ※2021年10月時点で、公式HPに税表記はありませんでした。 |
デイトジャストのオーバーホールの口コミ | 日本ロレックスでは対応できないと断られてしまった古いパーペチュアルでしたが、ヒラノウォッチさんではオーバーホールや純正品のゼンマイ交換などに対応してもらえて感謝しています。途中、再見積などが必要になることもありましたが、仕事ぶりは丁寧で、対応もしっかりしていて安心感を得ることができました。結果的に費用も思ったほど高額にならず、正規店でさえ無理だと思われた修理や部品交換を行ってくれ、相談して正解でした。 |
所在地 | 東京都墨田区緑4-11-3 デ・リード錦糸町501 |
郵送 | 郵送可能 ※無料梱包キットあり |
見積もり | 無料 |
※価格は、2021年10月の情報です。
ロレックスの純正パーツを使った
安くて信頼できるオーバーホール店を比較
ロレックスデイトジャストに起こりがちな故障例とその原因、対処法などについてご紹介していきます。
リューズによる手巻き操作ができなくなる原因はいくつかありますが、多くの場合はゼンマイ切れによって空回りを起こしていることが考えられます。状態にもよりますが、油切れや歯車の固着などによるものであれば簡単な調整だけで解決する可能性もゼロではありません。パーツ交換が不要であれば、通常のオーバーホールだけで済むこともあります。
時計の精度が悪くなる場合、ムーブメントの油切れが考えられます。油切れとは、時計内部の歯車の摩擦を軽減するための潤滑油が乾いてしまった状態。このような状態だと、歯車がゼンマイからの動力をスムーズに伝達できなくなり、精度が悪くなってしまいます。そのまま使い続けると摩耗が進んでパーツ交換が必要となるため、オーバーホールで早めに対処することが重要です。
時計を振った際に内部から異音がする場合、ローター真が摩耗している可能性があります。自動巻き機構を備えているデイトジャストには、ローターと呼ばれる半円状のパーツが内蔵されており、このパーツが振動・回転をすることによってゼンマイが巻かれる仕組みです。しかし、ムーブメントの油切れが発生すると、ローターの中心軸であるローター真が摩耗。その状態でローターが動くと、異音が発生することがあるのです。油切れを起こす前にオーバーホールをすることが大切ですが、ローター真が摩耗してしまった場合は、パーツ交換によって対処します。
ロレックスでは2018年から、理論的指導と実践的指導を融合させた独自の時計製造トレーニングプログラムを開始しており、ロレックスのアフターサービス部門で働く職人は純正品を取り扱うに相応しい技術力と経験を認められています。
設立以来、500件以上の特許を取得してきたロレックスの技術力と伝統的な精神を引き継ぐ職人へ任せられることが、正規修理の最大の特徴です。
ロレックスで正規修理を受けるには、まず事前の見積もり段階で非純正部品が使用されていないか、ロレックスの職人によってチェックが行われます。また、当然ながら実際の作業でも全て純正部品が使用され、オーバーホール完了後のロレックスもまた全てが純正部品で構成された純正品となります。
ロレックスの純粋性は、時計の返却と合わせて発行される国際サービス保証書によって証明され、修理後2年間のサービスを世界各国のロレックス・サービスセンターで受けられることもポイントです。
ロレックスの正規修理を依頼する場合、ロレックスの正規代理店やサービスセンターへ持ち込むだけでなく、郵送により依頼することも可能です。
ロレックスのサービスセンターや正規代理店の数は限られていますが、郵送による依頼であれば日本全国で活用できます。
民間時計修理業者のオーバーホール料金は業者によって異なりますが、一般的にロレックスのサービスセンターへ正規修理として依頼する場合よりも割安になります。また、業者ごとにサービスの内容にも違いがあるため、自分で理想的な業者を探せることは大きな特徴です。
独自の教育制度やカリキュラムを作成して、一定水準以上の技術者を育成しているロレックスと異なり、民間時計修理業者の技術者のスキルやレベルや業者によって異なります。そのため、中にはロレックスの正規職人と同等以上の職人に、割安価格でオーバーホールを頼める可能性もあるでしょう。
反面、ロレックスの高度な技術で製造された時計を扱うには力量不足の職人もおり、大切な時計を任せるに足る相手かどうかは依頼前にしっかりと確認しておくことが欠かせません。
優良業者を見つけるポイントの1つが、オーバーホールを担当する技術者への客観的な評価です。
例えば、国家資格である「時計修理技能士」も優良業者を見分ける上で役立つ指標の1つでしょう。
時計修理技能士は3~1級に分類されており、最上グレードである1級取得者であれば相応の技術力や実務経験を有していると判断できます。また、時計修理技能士として名乗ることは資格取得者だけに許されており、その際も必ず等級も合わせて提示しなければなりません。そのため、単に「時計修理技能士」とだけ表示されているような場合、慎重に検討する必要があります。
また、民間時計修理業者へ依頼することでコストメリットを得られますが、あまりにも安すぎる料金設定では注意するようにしましょう。特に、時計の内部部品は外側から確認できないものであり、低品質の部品が使われていても時計に不具合が生じるまで気づけないといった点は問題です。
日本ロレックスの公式ホームページを確認すると、オーバーホールの頻度は少なくとも「10年以内」が推奨されています。これはあくまでも最低限の基準であり、実際にサービスセンターへ問い合わせれば3~7年に一度のオーバーホールや点検を勧められることもあるようです。
オーバーホールの頻度は使用状況や使用環境によって異なり、不具合や問題は時計の内部に蓄積されていきます。そのため、明らかな異常や故障が生じていない場合でも、定期的なオーバーホールによって状態を正常に保つことが大切です。
※参照元:ロレックス|よくあるご質問(https://www.rolex.com/ja/watch-care-and-service/faq.html)
こちらでは一般的なオーバーホールの工程の流れを紹介しています。店舗によって異なるケースもあるので、気になる店舗がある場合には、事前に流れを確認するようにしましょう。
ロレックスのオーバーホールでは部品単位に時計を分解した後、清掃や注油、交換を行った上で部品を組み立てます。そのため、オーバーホールのコストを考える場合も、どのような作業や交換品が必要になるのか最初に時計の状態を把握することが欠かせません。
また、ロレックスの純正部品を使用できるかどうかも品質やコストパフォーマンスを考える上で重要です。
見積書の内容に納得できれば、時計の分解作業へと進みます。オーバーホールでは完全に時計を分解した後、超音波洗浄機などの専用機器で部品を洗浄・清掃することもポイントです。
防水性に優れているロレックスであっても、時計の内部には古くなったオイルのカスなどが蓄積していることもあり、付着したゴミや汚れによって部品の摩耗が進行することもあります。そのため、細部まで完全に汚れを除去することが重要です。
洗浄が済んだ部品を再び組み立てながら、注油を行います。
ロレックスでは正確な組立作業が必要になることは当然として、注油のオイルに関してもそれぞれの部品に適した種類や量があり、精密動作を叶えるためには経験と知識を有する時計職人へ依頼することが大切です。
時計のムーブメントを組み立てた状態で、時計の精度をチェックします。精度については規定の基準があり、チェック時に規定制度をクリアできない場合は再度のオーバーホールが必要です。
ロレックスの本体機構を整備すると同時に、外装部品についても洗浄・清掃作業を行います。ブレスには皮脂やホコリなどの汚れが蓄積している他、使用状況によって傷がついていることもあり、適切な方法によって洗浄作業を進めます。
外装部分のヒビや割れが激しい場合、洗浄によって状態が悪化して防水性の低下につながる恐れもあるため、気になる点は最初に伝えておきましょう。
外装の研磨や傷取り、新品仕上げなどのオプション作業を依頼できることもあります。繊細な塗料の使用や、緩やかな凹凸のあるロレックスのベゼルのような場合、新品仕上げにも相応のスキルが必要となるため、信頼できる職人へ任せることが欠かせません。
防水検査器や巻上試験機といった専用機器を使って、時計の各種性能テストを行います。動作が正常であっても性能テストに不具合があれば、やがて故障する恐れが大きくなるため、細部にまで妥協しないチェックが必須です。
また、店によっては信頼の証として保証制度を用意していることもあります。
オーバーホールが完了した時計を引き取ります。引き取り方法は店頭へ出向いて受け取る他、郵送キットなどを活用して在宅で受け取れることもあるでしょう。
なお、郵送による返却を選択する場合、代引きや銀行振込など支払い方法についても確認しておくようにしてください。
精度の高さが魅力のロレックス デイトジャスト。少々内部でトラブルが起きていても正確に動いてしまうため、オーバーホールに出さずに持ち続けている方も多いようです。
しかし、そんなデイトジャストですから、大きな不具合が生じたときは多くの部品交換が必要になる可能性が高め。内部が傷ついてしまうとオーバーホールをしても元の精度を取り戻すことが難しくなるため、定期的なメンテナンスをオススメします。
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安さと信頼を両立。 ロレックス修理専門店を比較 【オーバーホール編】
正規店より安い!?専門店のモデル別・ロレックスオーバーホール事例と費用公式サイトに掲載されている費用目安をもとに、東京でより安いロレックスのオーバーホールが期待できる専門店を、主なモデル別にピックアップして比較しました。また、掲載各社は郵送依頼にも対応しています。※原則、純正部品を使用する店舗をピックアップしています。※税込・税抜については、各社にお問合せください。
オーバーホール 費用 |
専門店名 | |
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18,700円~ |
東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
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19,800円~ |
東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階
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22,000円~ ※公式HPに税表記はありませんでした |
東京都墨田区緑4-11-3 デ・リード錦糸町501
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※東京にあるロレックスオーバーホール店で検索上位表示されるうち、公式サイトでオーバーホール費用および、純正部品を使用することを明らかにしている会社を厳選。モデルによって費用は変わりますので、詳しくは各店舗にお問合せください。(2021年3月22日時点)※税込・税抜については、各社にお問合せください。