ロレックスの調子が悪くなった場合、オーバーホールを依頼する必要があります。しかし、オーバーホールでかなり高額な料金を請求されることも珍しくありません。ここではロレックスのオーバーホールが高い理由について、技術やパーツ交換などの点から紹介しています。
オーバーホールの費用を安く抑える方法も掲載しているので、オーバーホールを検討中の方はチェックしておきましょう。
ロレックスのオーバーホール料金が高い理由
ロレックスのオーバーホールが高額なのは、主に技術の希少性と、部品の交換費用が関係しています。それぞれ理由を見ていきましょう。
オーバーホール技術が国内外問わず希少
時計修理は高度な技術を必要とするため、できる職人が限られます。特にロレックスは全て自社製造で部品も純正のものだけを使用。
そのため、細かな部品からムーブメントまでしっかりオーバーホールするには、非常に優れた技術が必要です。日本国内でオーバーホールを行なえる熟練の職人はそう多くありません。オーバーホールの際はロレックスをきちんと修理してくれる職人に依頼することから、コストがかかってしまいます。
パーツが高額だから費用がかかる
自社製造の純正部品を使っているロレックスでは、故障の際の部品取替えにも費用がかかります。歯車やバネ、ベルトなど内装・外装ともにパーツが高額なので、交換するだけで万単位の金額になるのです。
また、時計の素材そのものが高いケースも。金やプラチナなどを使っている製品だと時計自体の価格が高めなので、その分オーバーホール費用が跳ね上がる可能性があります。
ロレックスのオーバーホール料金を下げる方法
「手持ちのロレックスを修理したいのに、オーバーホールの料金が高くて無理」という方もいるでしょう。高くなりがちなオーバーホールですが、実は費用を下げる方法があるのです。こちらではオーバーホールの料金を安く抑えるための3つの方法を紹介します。
【その1】正規店ではないオーバーホール業者へ依頼する
ロレックスの正規サポート以外にも、オーバーホールしてくれる時計屋や専門修理店があります。作業の質が正規とほとんど同じ優良店もあるため、安く抑えたい方は利用してみるのも一つの手。費用は店舗によって異なりますが、平均2~3万円ほど安くなります。
ただし純正部品以外が使われていると保証がきかなくなるため、依頼するときはロレックスの純正部品を使っている専門店を選びましょう。
【その2】郵送することでより安い業者への依頼ができる
最近では、郵送で見積もりから修理まで対応してくれるネット業者も登場しています。値段ももちろん安いのですが、大きなメリットはその便利さ。
時計店や専門修理店だと何回も店舗へ行く手間が生じますが、郵送なら段ボールにロレックスを詰めて送るだけでOKです。
最近ではロレックスに傷がつかないように専用の梱包材や段ボールなどを用意してくれる業者も。ネットで業者を選ぶ際は口コミなどを参考にすると優良店を見つけやすくなります。
【その3】定期的なオーバーホール(分解掃除・調整など)
修理費用を下げたいのであれば、定期的なオーバーホールをしておくのもおすすめです。オーバーホールで定期的にメンテナンスすれば、大きな故障を起こすことなく長期間ロレックスを使用可能。
軽い分解掃除だけなら交換費用もかからないため、安い費用でオーバーホールできるでしょう。
安く抑えるなら正規サポート以外の修理店という選択肢
ロレックスのオーバーホールを行なう場合、モデルや素材などで変わりますが、総じて料金が高くなっています。オーバーホールできる職人の少なさや部品の高さを考えると妥当と言えるかもしれませんが、あまりに高いとオーバーホールを依頼できません。
そのため、金額を抑えるなら、正規サポートより安くオーバーホールしてくれる修理店やネット業者がおすすめ。正規サポートとそれ以外の修理では、料金に平均2~3万円の差があります。万単位の違いが出てくるのであれば、より安い修理店にオーバーホールしてもらうほうが良いでしょう。
別のページではロレックスのオーバーホールを行なっている会社一覧をまとめているので、修理を検討している方は参考にしてみてください。
カナルクラブ | タムタイム | 大樹 | |
---|---|---|---|
オーバーホール料金例 | デイトジャスト:17,000円~ | デイトジャスト:25,000円~ | デイデイト:25,000円~ |
デイデイト:22,000円~ | デイデイト:25,000円~ | 手巻き:20,000円~ | |
保証内容 | 1年間保証 | 1年間保証 | 1年間保証 |
郵送 | ○ | ○ | ○ |
実績 | 40年以上のオーバーホール実績 | 1963年創業の老舗時計店が母体 | 30年を超える実績 |