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世界中の多くの時計好きを魅了してやまないアンティークロレックス。ここでは、アンティークロレックスの魅力とおすすめのモデルを詳しくご紹介します。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。大切なアンティークロレックスなので、購入後には定期的なオーバーホールを受けることも忘れないようにしましょう。
アンティークロレックスの魅力はオーナーそれぞれに感じるものですが、中でも特に次の6点は、多くのアンティークロレックスファンを虜にする代表的な魅力のようです。
アンティークロレックスの最大の魅力は、現行品にはないアンティークならではのレトロなデザイン性ではないでしょうか?スタイリッシュでスマートな現行品のデザインも魅力的ですが、レトロな美的センスで作られたアンティークロレックスのデザインもまた奥行きが感じられて魅力的。これまで時計が経験してきた時代や歴史が頭に思い浮かぶようです。
アンティークロレックスと総称される一連の時計には、実に様々なモデルが存在します。現行品の種類とは比較になりません。多くのモデルが存在するからこそ選択肢も豊富。時間をかけてじっくりと探せば、いつか自分にもっとも合う1本に巡り合うことができるでしょう。
豊富なモデルが存在することに加え、たとえ同じモデルであったとしても、全体的な風合いや傷み具合、変色の程度、修理歴、部品交換歴などが、個体によって全て異なります。よく「アンティークロレックスは1点もの」と言われる理由は、そこにあります。他人とかぶる恐れが限りなくゼロであることは、アンティークロレックスの大きな魅力です。
一般に時計は、買ってから時間がたてばたつほど価値が下がっていくものですが、ロレックスの場合には、逆に時間がたてばたつほど価値が上がっていくことがあります。その背景には、供給よりも需要のほうが大きいというロレックスならではの理由があります。中でも特に、廃盤となったアンティークロレックスは、今後二度と新品が市場に出回ることはないので、プレミア扱いとなって資産価値が上昇。たとえば「サブマリーナ Ref.5513」は、この約20年で、価格が約5倍に上がっています(2021年2月時点)。
市場では多くのモデルが出回っているアンティークロレックスですが、それらの中でも特に人気で、特におすすめのモデルを、以下3点ほどピックアップしてみました。
「1600」番台のデイトジャスト。つまり第三世代にあたります。下でご紹介する「16014」に比べると、深いアンティークを感じられるモデルです。バリエーションが非常に豊富なことや1本35万円程度からという良心的な価格も、このモデルの特徴です。
・製造期間/1959年頃~1977年頃
・ケースサイズ/直径40mm
・ムーブメント/自動巻きCal.1565、または1575
・素材/ステンレススティール×ゴールド
ロレックスの売上高の上位にランクイン、かつアンティークロレックスの定番モデルでもあるサブマリーナ 5513。販売期間が長かったため、さほど希少性は高くないものの、ファンの間では永久的な定番モデルとして常に一定の注目を集めています。
・製造期間/1962年~1990年
・ケースサイズ/直径40mm
・ムーブメント/自動巻きCal.1520・1530
・素材/ステンレススティール
「16」から始まる5ケタのデイトジャスト。つまり第四世代にあたります。風防がプラスチックからサファイアクリスタルガラスに変更されたため、キズや劣化が少なめです。
・製造期間/1977年頃~1988年頃
・ケースサイズ/直径36mm
・ムーブメント/自動巻きCal.3035
・素材/ステンレススティール×ホワイトゴールド
高額な資金を用意してアンティークロレックスを購入するような方ならば、まさかオーバーホールを軽視することはないでしょう。その重要性を十分に理解しているとは思いますが、「つい忘れてしまった」ということのないよう、改めて「なぜオーバーホールが重要なのか」をしっかりと頭に刻んでおく必要があります。
アンティークロレックスにオーバーホールが必須となる理由の一つが、潤滑油の劣化。時計の内部には300以上もの精密部品が存在し、それぞれが連動して正確に動作するよう、定期的に良質の潤滑油が注されています。ところがこの潤滑油は3~4年で劣化。その状態で時計を使い続けると、部品に摩耗が生じるなどして時刻が正確に刻まれなくなります。やがては永久停止(=寿命)という状況を迎えることでしょう。
また、パッキンの劣化を防ぐためにもオーバーホールが重要です。パッキンが劣化すると、時計内部に水分が侵入。この水分が原因で錆びが生じるなどし、時計全体の動きに不具合を誘発します。こちらもまた、永久停止の原因になることでしょう。
やっと手に入れた大切なアンティークロレックス。いつまでも可愛がっていけるよう、3~4年に一度はオーバーホールを受けるようにしてください。
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安さと信頼を両立。 ロレックス修理専門店を比較 【オーバーホール編】
アンティークのロレックスが正規店で修理できない理由公式サイトに掲載されている費用目安をもとに、東京でより安いロレックスのオーバーホールが期待できる専門店を、主なモデル別にピックアップして比較しました。また、掲載各社は郵送依頼にも対応しています。※原則、純正部品を使用する店舗をピックアップしています。※税込・税抜については、各社にお問合せください。
オーバーホール 費用 |
専門店名 | |
---|---|---|
18,700円~ |
東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
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19,800円~ |
東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階
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22,000円~ ※公式HPに税表記はありませんでした |
東京都墨田区緑4-11-3 デ・リード錦糸町501
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※東京にあるロレックスオーバーホール店で検索上位表示されるうち、公式サイトでオーバーホール費用および、純正部品を使用することを明らかにしている会社を厳選。モデルによって費用は変わりますので、詳しくは各店舗にお問合せください。(2021年3月22日時点)※税込・税抜については、各社にお問合せください。