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ここでは、ロレックスの部品をオーバーホールで検査する重要性について解説していきます。
壊れにくいと言われているロレックスの時計でも長年使い続けるためには定期的なメンテナンスは必要です。オーバーホールをせずに使い続けることで内部ではパーツがダメージを受けている可能性があります。10年先、20年先と末永くロレックスを使い続けるためにも正しい知識を身に付けましょう。
ロレックスをオーバーホールする際、修理会社に依頼すると部品の交換を勧められることがあります。これは時計内部のパーツが摩耗・損傷していることが原因です。
ロレックスやオメガなどの高級機械式時計は、たくさんの小さな部品が精密に噛み合うことで時を刻む繊細な製品。少しのさびやパーツの摩耗が故障の原因になります。長年使い続けた時計は湿気によりサビてしまったり、内部の潤滑油が乾いたりして歯車やバネなど細かなパーツが摩耗します。オーバーホールをせずに使い続けることが、さらに時計の寿命を縮めてしまう原因となってしまうのです。
時計を長く使い続けるためにも摩耗・損傷してしまった部品は放置せず、オーバーホール時に新しいものに交換しましょう。
ロレックスの時計はほとんどが機械式です。機械式時計の特徴としてあげられるのは、使用されている部品の数。ロレックスの機械式時計の場合は、100を超えるパーツの組み合わせにより作られていると言われており、中でもデイトナは300近くの部品が使用されているそうです。
壊れにくいと言われているロレックスですが、細かなパーツが使われている精密機械ということに変わりはありません。オーバーホールをせずに使い続けることで内部のパーツは摩耗し、不具合が起きた時には内部のダメージが大きくなっているのです。
オーバーホールを正規店の日本ロレックスに依頼した場合、50,000円ほどの費用がかかります。決して安いとはいえませんが、部品の交換が必要になるとさらに費用がかさんでしまいます。これは時計の部品1つひとつが高額なため。複数のパーツを交換する場合はオーバーホールだけで10万円を超えることもあるそうです。
ロレックスのオーバーホールを行う店には、純正部品を扱う修理店と扱っていない修理店があります。ロレックスの時計は1度でも純正品以外のパーツを使って修理してしまうと、正規店の日本ロレックスでは取り扱ってくれません。今後日本ロレックスでのオーバーホールを考えているのでしたら、純正部品を取り扱っている店に依頼するようにしましょう。
正規店の日本ロレックスでも30年以上前に製造終了した時計の場合、オーバーホールを受けられないことがあります。これは、日本ロレックスが保管している純正部品の保有期間が約30年とされているからです。オーバーホールの受付が終了する前までに1度は正規品で部品交換をしてもらった方が良いでしょう。
修理店によっては保有期間が終了した純正部品を保管しており、日本ロレックスでは受付が終了した後でもロレックスのオーバーホールを受け付けている修理店も存在しています。
ロレックスの時計は細かなパーツが組み合わさってできた精密機械です。使い続けることで摩耗・損傷してくるので定期的なオーバーホールは必須といって良いでしょう。
日本ロレックスでのオーバーホールを受ける予定があるのなら、純正部品を扱っているロレックス専門の修理店になるべく依頼するようにして下さい。
ロレックスのオーバーホールの費用は部品交換が必要かどうかで大きく値段が異なってきます。費用を安く抑えるため、ロレックスを長く使い続けるためにも数年に1度は定期的にオーバーホールを依頼するようにしましょう。
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安さと信頼を両立。 ロレックス修理専門店を比較 【オーバーホール編】
腕時計のオーバーホール基本情報公式サイトに掲載されている費用目安をもとに、東京でより安いロレックスのオーバーホールが期待できる専門店を、主なモデル別にピックアップして比較しました。また、掲載各社は郵送依頼にも対応しています。※原則、純正部品を使用する店舗をピックアップしています。※税込・税抜については、各社にお問合せください。
オーバーホール 費用 |
専門店名 | |
---|---|---|
18,700円~ |
東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
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19,800円~ |
東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階
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22,000円~ ※公式HPに税表記はありませんでした |
東京都墨田区緑4-11-3 デ・リード錦糸町501
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※東京にあるロレックスオーバーホール店で検索上位表示されるうち、公式サイトでオーバーホール費用および、純正部品を使用することを明らかにしている会社を厳選。モデルによって費用は変わりますので、詳しくは各店舗にお問合せください。(2021年3月22日時点)※税込・税抜については、各社にお問合せください。