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ロレックスの資産価値を高めるポイントというと、どんな点が挙げられるでしょうか。ここでは、モデル別の価格相場を紹介しながらロレックスの資産価値について探っていきます。また、商品の価値を高める方法や評価方法についても分かりやすく説明していきます。
ロレックスのさまざまなモデルの中から12種類をピックアップし、価値相場と評価のポイントについて解説していきます。
スタンダードモデルであるデイトジャストは、ラインナップが豊富なことで知られています。買取価格の相場は、たとえばデイトジャスト116200が40万円~51万円、デイトジャスト116233が56万円~83万円程度となっています。 デイトジャストは人気モデルなので、買取価格は比較的高めで大きな価格の変動もありません。さらにデザインや文字盤の色など、希少性のあるモデルであれば評価も高くなります。
ロレックスの中でも究極のハイエンドモデルと呼ばれるデイデイト。素材はプラチナまたは18ctゴールドのみとなっています。買取相場は118235が150万円~220万円、118346Aでは220万円~500万円程です。価値を評価するポイントとして、各モデルの特徴であるパーツが壊れていないかどうかが大切になります。デイデイトの大きな特徴は曜日表記です。この機能が故障していると価値も下がってしまうでしょう。
長年にわたって高い人気を保ち続けているデイトナ。とくにヴィンテージモデルの評価は高くなっています。買取相場を見てみると、デイトナ116500LNが170万円~240万円、116520が140万円~270万円、116509Gが200万円~340万円となっています。ヴィンテージモデルやプレミアモデルでは、どれだけ状態が良いかによって価値も相当変わってきます。場合によっては定価を超えることもあり得ます。
ロレックスのスポーツモデルの中でも高い人気を誇るサブマリーナ。ヴィンテージモデルも人気が高いです。買取価格の相場は、サブマリーナ114060が70万円~90万円、16613が60万円~90万円、サブマリーナデイト116618が190万円~310万円となっています。デザインやカラーバリエーションの豊富さも魅力の1つなので、汚れやさびなど外観を損なうものは価値が下がってしまうでしょう。
サブマリーナーのハイクラスモデルとして誕生したシードゥエラー。現行モデル2種類と生産終了モデル3種類の、計5モデルとなっています。シードゥエラーの買取価格の相場は、16600が60万円~80万円、ディープシー116660が79万円~125万円程です。「赤シード」「レイル文字盤」「COMEX」などは、市場に出回る量が少ないモデルです。希少性があり需要が高いため、今後さらに価値が高くなる可能性もあるでしょう。
1940 年に誕生した歴史のあるモデルです。定価は50万円弱とロレックスの中では比較的求めやすい価格であることから、買取価格も比較的低め。相場は、14010Mが20万円~25万円、114234が29万円~40万円、114200が25万円~40万円となっています。
シンプルなモデルということもあり、長年オーバーホールをしないまま使用しているケースも多いようですが、希少性に欠ける故、劣化が進むと価値が大きく下がってしまいます。
もともとはパン・アメリカン航空のパイロットのためにつくられたGMTマスター。誕生から60年を超えるこのモデルは、高級感や美しさだけでなく、機能性も兼ね備えています。買取の相場は、GMTマスターⅡ116710LNが95万円~120万円、126711CHNRが120万円~190万円、116718LNが240万円~300万円程となっています。
リューズ周りの不調が多いようなので、価値を保つためには定期的なオーバーホールをお勧めします。
エクスプローラーは探検家のためにつくられたモデルです。過酷な環境にあっても、正確に時刻が分かるよう、見やすさと耐久性が重視されたデザインとなっています。買取価格の相場は、現行モデルの214270が47万円~65万円、エクスプローラーⅡ216570が55万円~70万円となっています。
丈夫なため丁寧に扱わないケースもあるようで、部品が壊れたりなくなったりする事例が多いようです。価値を下げないために取り扱いに注意しましょう。
ヨットマスターはクルージングなどを楽しむ富裕層に向けて作られた、サブマリーナのハイモデルです。高い防水機能はありませんが、高級感にあふれたデザインになっています。買取の相場は、ロレジウム116622が80万円~140万円、ヨットマスターⅡ116689では190万円~330万円ほどとなっています。
両方向に回転するベゼルが特徴であり、この機能を損なうと大きく価値を下げてしまいます。定期的なメンテナンスで機能を保ちましょう。
ミルガウスは、耐磁性があるので磁場に左右されず常に正確な時刻を教えてくれます。1989年に 生産終了となりましたが、2007年に再登場。現在は旧モデルの人気が高まっており、相場も上がっています。買取価格の相場は、116400が39万円~66万円、116400GVが55万円~70万円となっています。
旧モデルは生産本数自体が少なく、市場にもあまり出回っていません。とくにファーストモデルは幻のモデルと言われています。他のモデルも、今後の人気次第で価値も高まっていくでしょう。
ロレックスの原点ともいえるモデルがオイスターパーペチュアル。時代に左右されない見た目と50万円前後という手ごろな定価から、初心者にも人気があります。買取価格の相場は、176200が18万円~33万円、114300が38万円~50万円となっています。
シンプルで精巧な作りであるため、流行に左右されず世界的にも安定した人気で定価から大きく値が下がりにくいことが特徴です。
チェリーニは「デイト」「タイム」「デュアルタイム」「プリンス」の4タイプがあるドレスウォッチです。機能性がありながら、華やかな印象を与えてくれるモデルです。買取価格の相場は、5240が55万円~95万円、50515が80万円~110万円、50525が70万円~120万円となります。
装飾やデザインにこだわりのあるモデルなので、見た目が傷んでいるものは特に価値が下がってしまうでしょう。
高級ブランド時計と呼ばれるものは世界中に数多くありますが、その中でも特にロレックスは価値が高いと言われています。その理由として、大きく以下の3点が挙げられます。
最も大きな理由の1つとして、ロレックスは世界中に需要があるという点が挙げられます。ロレックスは歴史のある時計ですし、どのモデルもデザイン、機能など幅広い点で世界中から高く評価されています。また、時代を問わず多くの芸能人やスポーツ選手が身につけていることも、市場価値が下がりにくく継続して高い価値を生み出すことにつながっています。
ロレックスはもともと販売数が少ないモデルが多いうえ、限定モデルも数多く存在します。人気のモデルは正規店を回ってもなかなか手に入らないということも少なくはないため、定価よりも価値が高まるケースも出てくるのです。
ロレックスの腕時計は高性能で丈夫、故障することが少ないと言われることが多いです。メーカー保証期間は5年。一般的な腕時計では保証期間は2年前後であることが多いため、安心感も抜群です。
さらに定期的にオーバーホールを行い、価値を保っているユーザーが多いのも特徴です。
これらの理由から、ロレックスは価値の高い時計として定評があります。評価が高い商品であることから、中古の買取市場でも高く売ることができるのです。
ここまで説明したように、ロレックスは日本国内のみならず世界中から高く評価されている時計です。持っているだけでもちろん価値はありますが、より高い価値を生むためには、こまめなオーバーホールでメンテナンスを行うことが大切。
もし手放そうと思ったときに、壊れていたり傷んでいたり部品がなくなっていたりするようでは買取価格が下がってしまいます。定期的なメンテナンスでロレックスの価値を保つようにしましょう。
また、これは皆さんもご存知かとは思いますが、保証書や箱、付属品があるのとないのでは、買取価格がかなり違ってきます。時計本体を丁寧に扱うのはもちろんのこと、保証書や箱についてもきちんと保管しておくようにしましょう。
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安さと信頼を両立。 ロレックス修理専門店を比較 【オーバーホール編】
ロレックスをオーバーホールに出す前に確認すべきこと公式サイトに掲載されている費用目安をもとに、東京でより安いロレックスのオーバーホールが期待できる専門店を、主なモデル別にピックアップして比較しました。また、掲載各社は郵送依頼にも対応しています。※原則、純正部品を使用する店舗をピックアップしています。※税込・税抜については、各社にお問合せください。
オーバーホール 費用 |
専門店名 | |
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18,700円~ |
東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
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19,800円~ |
東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階
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22,000円~ ※公式HPに税表記はありませんでした |
東京都墨田区緑4-11-3 デ・リード錦糸町501
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※東京にあるロレックスオーバーホール店で検索上位表示されるうち、公式サイトでオーバーホール費用および、純正部品を使用することを明らかにしている会社を厳選。モデルによって費用は変わりますので、詳しくは各店舗にお問合せください。(2021年3月22日時点)※税込・税抜については、各社にお問合せください。