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ロレックスには文字盤交換を行うサービスがあります。飽きることなく、長年愛し続けるためのサービスで、ロレックスユーザーにとっては非常に魅力的な特典でしょう。このページではロレックスの文字盤交換について紹介します。
ロレックスの文字盤部分は、ロレックスのサービスセンターで交換できます。ただし、あらゆるケースの文字盤交換ができるという訳ではなく、ある程度の条件があり、その条件をクリアしなければ交換できないので注意しましょう。
その条件が交換したい時計のリファレンス番号と呼ばれるものがカタログに載っている範囲内であるということです。ロレックスの場合、このリファレンス番号は時計の形状と素材によって決められており、ほかのメーカーのように文字盤の違いがリファレンス番号に影響を受けません。
そのため同じ形状の時計で色違いというだけであれば、文字盤のみの交換は可能です。ただし文字盤の色によっては針の交換も必要となるので注意してください。つまりカタログにある同じリファレンス番号であれば、どんなタイプの文字盤にも交換が可能ですが、カタログに載っている同じ仕様にしなければならないようです。
ロレックスの文字盤を交換する際、文字盤の部品費用以外に工賃がかかります。また状況によっては針の交換も行うため、数十万円程度の費用が掛かるケースもあるでしょう。ただ、この費用は工賃が24,000円からとなっており、オーバーホールも基本的に50,000円程度かかると考えれば、決して高い費用ではありません。
文字盤交換とオーバーホールを別々に行えば、より割高になることも。そのため推奨されたタイミングでオーバーホールが行えていないのであれば、文字盤交換と一緒に行う方がリーズナブルでしょう。
トータルの費用に影響を及ぼすのは、基本的に文字盤の種類です。そのため予算に応じて文字盤を選ぶことが大切になってきます。豪華な文字盤になれば、より費用負担も大きくなってしまうので、どの種類に交換するのか前もって検討しましょう。
参照元:なんぼや(https://nanboya.com/tokei-kaitori/post/rolex-dial-exchange/)
参照元:EVANCE(https://evance.co.jp/company/blog/18455)
デイトジャストのモデルであれば、シルバーの文字盤の費用は45,000円です。この費用にオーバーホールや針などの費用を含めたとすれば、トータル12万円ほどでしょう。 ただし豪華な文字盤に変更すれば、このトータル費用以上になるケースも。
ただし、メンズとレディスの時計ではオーバーホールの費用は15,000円程度の価格差があるので注意しましょう。
エクスポローラⅡの文字盤も文字盤の種類によって交換費用はさまざまです。Ref.216570からの交換の場合、シルバー文字盤なら45,000円程度となります。ただエクスポローラⅡは、デイトジャストよりもオーバーホールの費用が高くなりがちで、2万円から3万円程度費用がアップするでしょう。また針の値段も高く設定されています。
デイトナも同様に文字盤によって費用が大きく変わってきます。Ref.116509からの交換なら、メテオライトの文字盤なら50万円程度かかるので、ほかのモデルよりも割高になるでしょう。またオーバーホール費用も高くなりがちなので、トータル費用もデイトジャストと比べると高くなってしまいます。
ロレックスの文字盤を交換するためにかかる期間は、基本的に2~3週間ほどです。ただし交換する文字盤の在庫がなければ、納期が延びてしまうため注意しましょう。またオーバーホールも行う場合は1ヶ月以上かかるので、ロレックスの文字盤交換を頼む際は前もって納期の目安を確認しておく方が無難です。預けている間は時計が使用できないため、代用の時計も用意しておきましょう。
日本でロレックスの文字盤を交換した場合には、ロレックスのサービスセンターに連絡してください。またロレックスのブティックに相談し、文字盤交換を依頼することもできるので都合のいい方法を選ぶといいでしょう。ただしロレックスの文字盤交換ができるのは、リファレンス番号がカタログに載っているロレックスだけなので、しっかりとレファレンス番号を確かめてから依頼するとスムーズに文字盤交換が行えます。
まず事前に相談した上で、文字盤を交換したいロレックスの時計を持ち込みましょう。交換を希望する文字盤を指定し、その文字盤の種類に合わせて見積もりが提示されます。見積もりには文字盤本体の費用と工賃が記載されているため、少しでも不安点・疑問点があれば、納得できるまで質問してください。文字盤交換の費用は決して安い訳ではないので、しっかりチェックすることが大切です。もし提示された見積もりに納得できれば、文字盤交換を正式に依頼し、契約を交わせば文字盤交換の作業が進められていきます。
ここで注意したいのが、文字盤が回収されることがあるという点です。基本的には取り外された文字盤は返却されますが、修理目的に同じ文字盤に交換した場合には取り外された文字盤は回収されます。ロレックスはパーツのみの販売を実施しておらず、手元に残したい場合には事前に回収されるかどうかの確認をしておきましょう。
文字盤交換をすることで、普段のロレックスとは雰囲気がガラッと変わり、新たな時計に生まれ変わらせることができます。少し飽きてきたと思ったのなら文字盤交換を行うのもオススメです。その際、オーバーホールも同時に行えば、よりお得に対応してくれることも。数年使用し続け、メンテナンスがまだできていないのであれば、オーバーホールと文字盤交換を一緒に行ってみることを検討してみてください。よりリーズナブルな費用でメンテナンスも行え、さらには好みのデザイン仕様に仕上げることができるでしょう。
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ロレックスの基礎知識公式サイトに掲載されている費用目安をもとに、東京でより安いロレックスのオーバーホールが期待できる専門店を、主なモデル別にピックアップして比較しました。また、掲載各社は郵送依頼にも対応しています。※原則、純正部品を使用する店舗をピックアップしています。※税込・税抜については、各社にお問合せください。
オーバーホール 費用 |
専門店名 | |
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18,700円~ |
東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
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19,800円~ |
東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階
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22,000円~ ※公式HPに税表記はありませんでした |
東京都墨田区緑4-11-3 デ・リード錦糸町501
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※東京にあるロレックスオーバーホール店で検索上位表示されるうち、公式サイトでオーバーホール費用および、純正部品を使用することを明らかにしている会社を厳選。モデルによって費用は変わりますので、詳しくは各店舗にお問合せください。(2021年3月22日時点)※税込・税抜については、各社にお問合せください。