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ここでは、クォーツ式時計のオーバーホールの必要性から機械式時計との違いやよくあるトラブルについても紹介しているので、クォーツ式のロレックスを検討している方、お持ちの方はぜひ参考にしてください。
女性用腕時計に多い電池式のクォーツ時計。現在発売されているロレックスにはクォーツ仕様がなく、機械式ロレックスしか存在しませんが、「ベータクォーツ」や「チェリーニ」といったライン、また2000年代初頭まで発売されていたオイスター「デイトジャスト」や「デイデイト」モデルのなかにはクォーツ式のモデルも存在していました。
電池交換さえしておけば止まることも少ないため、オーバーホールは不要と考えている方の多いクォーツ式時計。実際にはどうなのでしょうか?
答えは「ノー」です。機能性を保ちながら長く愛用するなら定期的なオーバーホールをするのがおすすめ。
ここからは、クォーツ式と機械式のロレックスとのちがいや、クォーツ式時計をオーバーホールするメリットについてご紹介していきます。
ゼンマイで動く機械式時計に対し、クォーツ式時計とは電池で動く時計です。水晶に電気を流すことで振動させた動力で動く時計で、「水晶時計」とも呼ばれます。針が1秒ごとに進むのが特徴。機械式時計が「チチチ…」と動くのに対し、クォーツ式時計は「チッチッ…」という音がします。1960年代にスイスや日本のセイコーによって小型化され市販向けとして商品化。当時は車を買えるほど高価格でしたが、1970年代にセイコーが特許を公開したことをきっかけに世界中に広まり、簡単にクォーツ時計を手にできるようになりました。
巻き上げたゼンマイが解ける力を利用して動く機械式(ゼンマイ式)時計に対し、クォーツ式腕時計は小さな電磁石の弱い力で歯車が動きます。部品も軽いことから、ゼンマイ式の時計に比べ部品に負荷がかからず、注油しなくてもある程度は動いてくれる特性を持っています。
オーバーホールで新しい油をいれると電池の持ちが良くなるため、電池の消耗を防ぎ長く使えるようになります。また、ゼンマイ式時計に比べて費用もかかりません。
クォーツ式時計はゼンマイ式の時計に比べて安価なのが特徴で、ファッション時計にも多く使用されています。しかし耐久性や防水性の低い時計が多く、長く使用されることが考慮された設計ではありません。内部部品の製造期間も短いため、ゼンマイ式腕時計と比べて寿命が短いという傾向にあります。
クォーツ式時計はステッピングモーターと呼ばれる負荷の小さなモーターを動力にしていますが、その中には歯車がついており注油されています。その油が劣化すると歯車の回転が弱くなり、消費電流が多くなって電池の持ちが悪くなる原因に。クォーツ式時計も定期的にオーバーホールしたほうが、上手に時計を長持ちさせられるコツです。
電池切れ、内部の油切れや汚れ、電子回路の不良が原因です。定期的なメンテナンスを行なうことで性能を維持することができます。また電磁波による磁気帯が原因で遅れてしまうことも。電磁波が強く出ている電子レンジなど家電製品の近くには置かない、近づけすぎないなどを覚えておきましょう。
内部が汚れる、油が劣化することによって起こります。オーバーホールで内部の汚れを取り除くことで対策しましょう。内部の汚れを放置すると、部品に負荷がかかる原因になってしまいます。また、電子回路が劣化することも電池の消耗を早めるもと。油が変質しはじめる3~4年に一度はオーバーホールして回路の寿命を延ばすことができます。
電池の液漏れが原因で動かなくなってしまうことがあります。電池が切れたまま放置しておくと、時計の内部で液漏れを起こして電子回路が故障してしまうのです。電池切れが起きた場合は早めに交換して、電池の液漏れを防ぎましょう。
長い間使用する予定がない時計は、使わないあいだ電池を抜いておくことも対策になります。
機械式時計に比べて精度が高く、毎日手巻きする必要のないクォーツ式時計。使い勝手が良いため、あえてクォーツ式時計を選ぶ人も増えています。
毎日手巻きしたり動かしたりする必要がなく、メンテナンスが楽だからといって手入れをしないまま放置するのはNG。思わぬ故障の原因になってしまいます。中の油が劣化して止まる、電子回路が故障するといったトラブルにならないためにも、オーバーホールでケアすることは大切です。
時計の中の潤滑油やパッキンは機械式時計と同様に経年劣化するもの。取り替えてあげるだけで、時計そのものが長持ちすることにつながりますよ。高級ファッションブランドのクォーツ式時計を持っているという方は、こまめなオーバーホールはとくにおすすめ。故障していざ修理となったとき、費用がかさんでしまうのを最小限に抑えることができます。
思い入れのあるお気に入り時計は毎日の相棒です。少しでも長く愛用したいという方は、クォーツ式時計でも定期的にオーバーホールメンテナンスをしましょう。
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腕時計のオーバーホール基本情報公式サイトに掲載されている費用目安をもとに、東京でより安いロレックスのオーバーホールが期待できる専門店を、主なモデル別にピックアップして比較しました。また、掲載各社は郵送依頼にも対応しています。※原則、純正部品を使用する店舗をピックアップしています。※税込・税抜については、各社にお問合せください。
オーバーホール 費用 |
専門店名 | |
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18,700円~ |
東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
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19,800円~ |
東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階
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22,000円~ ※公式HPに税表記はありませんでした |
東京都墨田区緑4-11-3 デ・リード錦糸町501
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※東京にあるロレックスオーバーホール店で検索上位表示されるうち、公式サイトでオーバーホール費用および、純正部品を使用することを明らかにしている会社を厳選。モデルによって費用は変わりますので、詳しくは各店舗にお問合せください。(2021年3月22日時点)※税込・税抜については、各社にお問合せください。