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腕時計のオーバーホールとはそもそも何か?修理と何が違うのか?そんな疑問を一から解決していきます。
オーバーホールとは、時計を分解し「点検・掃除」などのメンテナンスを行うことです。腕時計は、一見正常に動いているように見えても、部品をスムーズに動かす潤滑油の汚れや部品の接触による摩耗で、本来の機能を果たせなくなっている可能性があります。
特に機械式時計は、古い油が不具合の原因になることがありますので、必要不可欠な作業と言えます。放っておくと故障や時間の狂いが発生し、時計自体の寿命を縮めかねません。
常にベストコンディションを保ち続けられるようにするためには、どんなに調子が良くても、3~4年に一回はオーバーホールを行うのが理想的でしょう。
「オーバーホール」と「修理」はよく混同されがちなのですが、性質がまったく異なるものです。主に以下のような違いがあります。
オーバーホール・・・時計内部を調べて不具合がないかを点検し、内部の洗浄やオイルの注油を行います。
修理・・・不具合・故障の原因となるパーツのみを修復・交換を行います。
オーバーホールは分解から組立までを行うため、手間がかかる作業。壊れた部品だけを交換する修理と比べて、費用が高くなります。また内部チェック中に故障が見つかることがあるため、別途料金が発生することも。
オーバーホールは人間で例えるところの健康診断です。時計を長く愛用するためには、必要不可欠になってきます。オーバーホールをするメリットとしないデメリットを紹介しているので、参考にしてみてください。
オーバーホールをせずに使い続けると確実にロレックスの寿命を短くしてしまいます。定期的にオーバーホールをするようにしましょう。
修理とは異なり高額な料金が発生してしまうオーバーホール。料金相場がいくらなのかをリサーチすると、正規店に依頼するのか、並行輸入店に依頼するかによって大きく変わることが分かりました。並行輸入店では自社に修理工房での対応や、一般の修理業者と契約を交わすことで料金を安く抑えています。
ロレックスのエクスプローラー?の場合、正規店では基本料金46,440円が相場。並行輸入店だと22,680円が相場となっています。
パテックフィリップのカラトラバ(手巻き)の場合、正規店では基本料金85,320円が相場。並行輸入店だと54,000円が相場となっています。
スピードマスタープロフェッショナルの場合、正規店では基本料金62,370円が相場。並行輸入店だと41,040円が相場となっています。
正規店に依頼せずとも並行輸入店でのオーバーホールは可能です。料金やサービス内容を比較・検討したうえで自分に合ったところに依頼をしましょう。別ページではロレックスのオーバーホール料金について細かくまとめています。
時計のオーバーホールは3~4年に一度行うのが一般的ですが、時計は繊細な機械であり、いくら頑丈なケースに守られているとは言え、落下の衝撃や水には弱いものです。以下のような症状が出た場合はすでに何らかの不具合が生じているため、すぐにでもオーバーホールに出すことをおすすめします。
大切な腕時計を長く使い続けるために、オーバーホールを検討してみてはいかがですか?
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安さと信頼を両立。 ロレックス修理専門店を比較 【オーバーホール編】
腕時計のオーバーホール基本情報公式サイトに掲載されている費用目安をもとに、東京でより安いロレックスのオーバーホールが期待できる専門店を、主なモデル別にピックアップして比較しました。また、掲載各社は郵送依頼にも対応しています。※原則、純正部品を使用する店舗をピックアップしています。※税込・税抜については、各社にお問合せください。
オーバーホール 費用 |
専門店名 | |
---|---|---|
18,700円~ |
東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
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19,800円~ |
東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階
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22,000円~ ※公式HPに税表記はありませんでした |
東京都墨田区緑4-11-3 デ・リード錦糸町501
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※東京にあるロレックスオーバーホール店で検索上位表示されるうち、公式サイトでオーバーホール費用および、純正部品を使用することを明らかにしている会社を厳選。モデルによって費用は変わりますので、詳しくは各店舗にお問合せください。(2021年3月22日時点)※税込・税抜については、各社にお問合せください。