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ロレックスのターノグラフは、回転ベゼルのあるコレクションです。現行モデルはありませんが、2004年発売の「デイトジャスト ターノグラフ」が直近モデル。ここでは、そんなターノグラフのオーバーホールの事例と料金、故障の原因といった情報をご紹介します。
日本ロレックス | 52,272円~ |
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時計修理専門店 | 25,300円~ |
ターノグラフをロレックス正規店でオーバーホールをする場合、52,272円からとなりますが、時計修理専門店であれば2万円以上もお得に依頼できることがあります。
正規店の場合、部品交換等が発生した場合は内容ごとに料金が上乗せされるため、トータルで60,000~100,000円ほどかかるケースもあります。その点、時計修理専門店はオーバーホールの基本料金が抑えられているため、部品交換等が発生しても思った以上の料金にはならないと考えられます。
カナルクラブは東京上野に店舗があり、50年を超える実績がある時計修理・販売店です。時計オーナーが定期的にオーバーホールを利用しやすいようにと、基本料金をできるだけ安く設定しています。安いぶん作業や対応の質が悪いということではなく、高い技術と丁寧な接客を心がけている修理店です。
ターノグラフのオーバーホール料金 | 18,700円~ ※部品交換が発生した場合は追加料金あり |
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ターノグラフのオーバーホール事例 | 【ターノグラフ116264】 購入から5年経過したターノグラフの、初めてのオーバーホール。ゼンマイ切れにより止まってしまっている状態でしたが、交換して対応しています。また、パッキンにも劣化が見られましたが、パッキンの経年劣化は約5年が目安。ちょうど良いタイミングで交換できました。 【料金】 オーバーホール 部品交換(ゼンマイ・パッキン) 合計:42,900円 |
ターノグラフのオーバーホールの口コミ | 修理内容が詳細にされていたので安心しました。修理期間もはやくても遅くても不安になるところですが、ちょうど良い修理期間だと感じました。不具合のあった箇所もクリアにされていて、梱包も丁寧で手元に戻ってきて安心しました。また数年後のメンテナンスもお願いしたいです。 |
所在地 | 東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F |
郵送 | 郵送可能 ※無料梱包キットあり |
見積もり | 無料 ※正式依頼前のキャンセル無料 |
※価格は、2021年10月の情報です。
ヒラノウォッチは、ロレックス・オメガ・カルティエなどのオーバーホール・修理専門店。スピーディーな見積りと納品、利用しやすいリーズナブルな価格をモットーとしています。運営しているのは、一級時計修理技能士。ロレックスオーバーホール専門サイトを運営するなど、豊富な実績と事例を誇ります。
ターノグラフのオーバーホール料金 | 25,300円~ ※部品交換が発生した場合は追加料金あり |
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ターノグラフのオーバーホール事例 | 【ターノグラフ116264】
止まりの状態で持ち込まれた事例です。内部を確認したところ、輪列に原因があることが判明。分かなを受けるルビーの部品が破損していたため、交換対応しています。
【料金】
オーバーホール:25,300円
部品交換:5,500円
合計:30,800円 ※公式HPで価格の記載を確認できませんでした |
ターノグラフのオーバーホールの口コミ | ターノグラフのオーバーホールに関する口コミは見つかりませんでした。 |
所在地 | 東京都墨田区緑4-11-3 デ・リード錦糸町501 |
郵送 | 郵送可能 ※無料梱包キットあり |
見積もり | 無料 ※見積もり後のキャンセル可能 |
※価格は、2021年10月の情報です。
創業47年の実績を持つ時計修理工房・白金堂は、ロレックス・オメガ・タグホイヤー・ブルガリといった高級時計の修理を取り扱っている老舗専門店。豊富な経験を持つ技術者が在籍しており、年間修理本数は約4,000本(2021年2月時点)。ほとんどの修理を自社で対応しています。
ターノグラフのオーバーホール料金 | 32,780円~ ※部品交換が発生した場合は追加料金あり |
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ターノグラフのオーバーホール事例 | 【ターノグラフ116264】
ごく一般的なオーバーホールの事例です。止まりなどの問題はとくに見られなかったため、基本的なオーバーホールを実施。経年劣化しやすいゼンマイとパッキンを交換し、研磨仕上げを行っています。防水テストも行っているため、機能面でも安心です。
【料金】
オーバーホール
ゼンマイ交換
裏蓋パッキン交換
研磨仕上げ
【料金】
合計:55,000円 ※税表記はありませんでした |
ターノグラフのオーバーホールの口コミ | ターノグラフのオーバーホールに関する口コミは見つかりませんでした。 |
所在地 | ・東京銀座店:東京都中央区銀座1-15-14 水野ビル1F ・奈良店:奈良県奈良市石木町100-1(イオンタウン富雄南) |
郵送 | 郵送可能。無料梱包キットあり。※7,700円(税込)以下の修理および電池交換の場合は所定の送料負担あり。 ※公式HPで送料がかかる条件の記載を確認できませんでした |
見積もり | 無料 |
※価格は、2021年10月の情報です。
ロレックスの純正パーツを使った
安くて信頼できるオーバーホール店を比較
ロレックスターノグラフに見られる、主な故障例とその原因、対処法についてまとめてみました。
自動巻き時計がすぐに止まってしまう場合、ゼンマイの巻き上げ不足の可能性もあります。ただ、しっかり巻き上げたにもかかわらずすぐに止まってしまう場合は、油切れやローター真の摩耗が考えられます。この場合は。ローター真の交換によって対処可能です。ローター真が摩耗するまでメンテナンスしていない時計は、油切れだけでなく各種パッキンが劣化している可能性も高いため、交換が必要になるでしょう。
時計が動かなくなる場合、ゼンマイの不具合やゼンマイ切れ(断裂)などが考えられます。この場合は、ゼンマイを交換によって解決できることがほとんどです。また、ゼンマイ切れを起こしている時計は長期間放置されていることが多く、油切れを起こしていたり、内部に湿気やクズがたまっていたりするケースもあります。この場合は、オーバーホールによって内部清掃や注油を行う必要もあるでしょう。
ロレックスの正規修理においては、作業を担当する技術者も全てロレックスが正式に認めている時計技術者であり、メーカーとしての信頼性を得られるという点が最大のメリットです。また、交換部品の全てがロレックスの正規品であり、互換性のある他社製品が使用されるといったこともありません。
ロレックスの正規修理でオーバーホールを依頼した場合、時計が返却される際に2年間有効な国際サービス保証書を発行してもらえます。そのため、オーバーホール後に何らかの不具合が生じたとしても、速やかにロレックスへ相談して内容を確認してもらい、場合によっては必要な部品交換や修理を無償で行ってもらうことが可能です。
また、ロレックスの国際サービス保証書は日本だけでなく世界的に有効であり、海外で暮らしている人でも活用することができます。オーバーホールされた時計は、専用ポーチに入れられた状態で返却されます。
ロレックスの正規修理では全ての交換部品が純正の新品となり、交換費用が他の民間業者よりも高額になってしまうケースが大半です。
また、国内のどのサービスセンターで依頼しても費用が一律なので、費用を節約するといったことも難しくなります。
民間の時計修理業者へ依頼する場合、必要に応じて部品を選定してくれるため、ロレックスの正規修理へ依頼するよりも安い料金でオーバーホールを完了できる可能性があります。
ただし、非純正部品を使用したロレックスは、その後は正規修理の依頼ができなくなるというリスクもあり、民間時計修理業者を選ぶか正規修理を選ぶかは、自分の価値観も合わせて考えなければなりません。
民間の時計修理業者の場合、店や人によって技術力に差があるという点も重要です。
中には、ロレックスの正規職人と同等以上の技術力を持った時計技術者がいるかも知れない一方で、ロレックスのオーバーホール経験に乏しい名ばかりの時計技術者が看板を掲げている恐れもあります。
技術的に不足している時計修理業者へロレックスを預けてしまうと、時計の調子が悪くなったり、場合によっては大きな故障へ発展したりといったリスクが増大します。そのため、民間の時計修理業者へ依頼する場合は、必ずどのような人間が大切なロレックスを取り扱うのか、経験や技術、実績などを詳しく確認することが必要です。
民間の時計修理業者ではオーバーホール後の保証期間が1年というケースが多く、正規修理と比べて短くなりがちです。また、場合によってはさらに短い保証期間を設定しているかも知れません。
優良業者を選ぶポイントには、まず客観的な技術力の確認が挙げられます。
時計修理業者の技術力に対する客観的指標としては、国家資格である「時計修理技能士」があります。
時計修理技能士は1級から3級まである国家資格であり、1級時計修理技能士は時計修理技術者として国内でも高いレベルの技術力を持っていると判断可能です。
もちろん、1級時計修理技能士の中にも技術力や経験の差があるため、あくまでも国家資格は指標の1つとした上で、口コミなどを参考にして総合的な優良店を探すことも大切です。
ロレックスの公式サイトでは最低10年以内のオーバーホールを推奨していますが、これはあくまでも最低限の基準であり、実際に時計の機構や防水性を維持しようと思えば5年に一度、できれば3~4年に一度のオーバーホールが望ましいでしょう。
ただし、オーバーホールには相応の費用がかかるため、末永くロレックスを使っていくことを考えれば、技術の信頼性とコスト面のバランスを考えていくことが必要です。
※参照元:ロレックス|よくあるご質問(https://www.rolex.com/ja/watch-care-and-service/faq.html)
ターノグラフは2004年に登場したデイトジャストの派生モデルで、2013年に生産完了。生産年数が10年未満とロレックスにしてはめずらしいモデルのため、現在でも高い人気を誇っています。
ロレックス愛好家からも注目されるこのターノグラフを良い状態に保つには、やはり定期的なオーバーホールが重要。長期間メンテナンスをしないと部品交換になり、高額な費用がかかることもありますから、ぜひオーバーホールを検討してみてください。
関連ページ
安さと信頼を両立。 ロレックス修理専門店を比較 【オーバーホール編】
正規店より安い!?専門店のモデル別・ロレックスオーバーホール事例と費用公式サイトに掲載されている費用目安をもとに、東京でより安いロレックスのオーバーホールが期待できる専門店を、主なモデル別にピックアップして比較しました。また、掲載各社は郵送依頼にも対応しています。※原則、純正部品を使用する店舗をピックアップしています。※税込・税抜については、各社にお問合せください。
オーバーホール 費用 |
専門店名 | |
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18,700円~ |
東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
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19,800円~ |
東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階
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22,000円~ ※公式HPに税表記はありませんでした |
東京都墨田区緑4-11-3 デ・リード錦糸町501
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※東京にあるロレックスオーバーホール店で検索上位表示されるうち、公式サイトでオーバーホール費用および、純正部品を使用することを明らかにしている会社を厳選。モデルによって費用は変わりますので、詳しくは各店舗にお問合せください。(2021年3月22日時点)※税込・税抜については、各社にお問合せください。