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アンティークロレックスのメンテナンスを受けるときのポイントや注意点をまとめました。大切なアンティーク時計をいつまでも良好な状態で維持させたい方は、ぜひ参考にしてください。アンティークロレックスを長持ちさせるためには、定期的にオーバーホールを受けることが何よりも大切であると心得ておきましょう。
アンティークロレックスの日常的なメンテナンス方法について、以下3つのポイントを確認しておきましょう。
普段使いしているのであれば、毎日ゼンマイを巻き上げるようにしましょう。毎日同じタイミングで一杯までゼンマイを巻くことにより、何らかの不具合を早期発見しやすくなるからです。
数日に1回程度の使用頻度であっても、できれば1週間に1度のペースで動かすようにしましょう。車のエンジンや人間の体調と同様、時計も、時々動かすことで良好な状態が維持される傾向があります。
数ヶ月や数年などの長期にわたって使う予定がない場合、または用途が鑑賞用の場合には、内部を摩耗から守るという意味で、動かさずにそっと保管するようにしましょう。いつか動かす日が訪れたら、オーバーホールをしてから使うようしてください。
日常的な注意点を意識して守るということも、アンティークロレックスの重要なメンテナンスとなります。
アンティークロレックスは防水性が高くありません。手を洗うときや顔を洗うときも、時計を外しておくほうが無難です。
防水性が高くない以上は、汗をかきやすい夏場などの使用も避けたほうが良いでしょう。
アンティークロレックスは衝撃に弱い傾向があります。スポーツのときに外すことはもちろんですが、落下リスクにも十分に注意しなければなりません。
保管する際には、可能であれば専用ケースに入れ、直射日光の当たらない場所に保管します。落下リスクのない場所に保管するようにしてください。
よくオーバーホールは、人間における健康診断のようなものとたとえられます。基本的に健康診断は、自覚症状に問題のない人が受ける検査。ところが検査の結果、血液や血管などに将来の病気のリスクが発見されることがあります。あるいは、現状においてすでに病気が始まっている可能性が示唆されることもあります。
オーバーホールも健康診断と同様です。一見、正常に動いているアンティークロレックスの内部に、将来の故障のリスクが潜んでいないかどうか、また現状ですでに故障が発生している部分があるかどうかを確認するのが、オーバーホールです。
人間の健康診断における主な注目点は血液と血管ですが、アンティークロレックスのオーバーホールにおける主な注目点は潤滑油とパッキン。精密部品に注されている潤滑油が劣化すると、摩耗が生じて時刻が正確に刻まれません。パッキンが劣化すると、内部に水分が侵入して錆びなどの不具合を誘発します。いずれもアンティークロレックスの寿命を縮める重大な事象です。
大切なアンティークロレックスを長く使っていくためには、3~4年に一度のオーバーホールは必須となるでしょう。
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安さと信頼を両立。 ロレックス修理専門店を比較 【オーバーホール編】
アンティークのロレックスが正規店で修理できない理由公式サイトに掲載されている費用目安をもとに、東京でより安いロレックスのオーバーホールが期待できる専門店を、主なモデル別にピックアップして比較しました。また、掲載各社は郵送依頼にも対応しています。※原則、純正部品を使用する店舗をピックアップしています。※税込・税抜については、各社にお問合せください。
オーバーホール 費用 |
専門店名 | |
---|---|---|
18,700円~ |
東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
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19,800円~ |
東京都中野区中野2-11-5 吉田ビル2階
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22,000円~ ※公式HPに税表記はありませんでした |
東京都墨田区緑4-11-3 デ・リード錦糸町501
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※東京にあるロレックスオーバーホール店で検索上位表示されるうち、公式サイトでオーバーホール費用および、純正部品を使用することを明らかにしている会社を厳選。モデルによって費用は変わりますので、詳しくは各店舗にお問合せください。(2021年3月22日時点)※税込・税抜については、各社にお問合せください。