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結露してしまった

高い精度と耐久性の高さで世界中に愛されるロレックス。1926年に世界初となる「完全防水」を実現し、ドーバー海峡を渡ることに成功。時計業界に衝撃を与えました。汗やほこり、結露に強いとされるロレックスですが、完全に防ぐことはできません。

時間を確認できないだけでなく、故障の原因にもなりかねない結露。そんな結露が起こってしまう原因や結露していた場合の対処法をまとめてみました。大切なロレックスが使えなくなる前にご確認ください。

ロレックスが結露してしまう原因

腕時計についた結露は、外部との気温差やガラス割れ、パッキンの緩みなどが原因としてあげられます。

外部との気温差が激しい

温かい室内から寒い屋外へと出た場合、急激な温度変化により湿度も変化します。すると、水蒸気が液体になるため、結露が発生するのです。ただ、結露は時間が経てば消えます。長時間経っても消えない場合は、ガラスに傷がついているなどの原因が考えられます。

ガラスに傷がついている

ロレックスのガラスには、簡単には壊れないサファイアクリスタルというガラスが使用されています。ただ、高いところから固い地面に落としてしまった場合、当たりどころが悪ければ傷が入ってしまう可能性は0ではありません。

また、見た目にはちょっとした傷に見えても、中まで傷が入っていれば、水が浸透してしまう状態になっていることもあります。けれど、時計に強い衝撃を与えた覚えがなく、傷もついていないようでしたら、パッキンが劣化している可能性が高いです。

パッキンの劣化

腕時計のパッキンはゴム製で、時間が経つとともに劣化していきます。劣化が進むと元のフォルムから歪んでしまったり、亀裂が入ってしまったりして、時計の内部に水が入ってしまう状態に。結果、湿気や手を洗った時の水が簡単に入り込んでしまうのです。

ロレックスが結露してしまった場合の対処法

簡単な対処法としては、ドライヤーで乾かす、乾燥剤と置いておく方法があります。

ドライヤーで乾かす

最も手軽で簡単な方法です。すぐに結露を取り除きたくて時間をかけられない場合は、ドライヤーを少し離して温風を当てる方法があります。ただし、ドライヤーとロレックスの位置が近すぎると、温風によって時計内部の温度が高くなり、別の故障を引き起こしてしまうことも。時間に余裕がある人は、さらに安全な乾燥剤を使った方法をおすすめします。

乾燥剤と置いておく

タッパーやジップロックなど密閉できる入れ物の中に、乾燥剤とロレックスを一緒に入れておくだけで湿気や結露がなくなります。乾燥剤が水分を吸収してくれるので、分解する必要もなし。手軽で挑戦しやすい方法です。

乾燥剤は100円均一などで簡単に入手できます。お菓子など食料品の袋に入っていることも多いので、第一段階として試してみてください。

結露を放置するとどうなる?

ロレックスの結露を放置すると腕時計内部にカビが生えたり、パーツがさびる原因になります。長いことガラスの結露を放置していると、茶色い汚れが目立ってきたことはないでしょうか。それがサビです。いつか消えるだろうと放置するのではなく、早めに結露・結露の原因を取り除くことが大切です。

時計を分解して掃除する

乾燥剤を使って様子を見ても結露がなくならない場合、時計を分解して掃除する必要があります。しかしこの方法はあまりオススメではありません。

ロレックスは精密機器で、一度分解した後に少しでもズレがあれば、他の部分にまで不具合が生じる可能性があります。結局、修理を依頼することになり、結露だけの時より高額な修理費が発生することも。傷やパッキンのゆるみなど根本的な原因を取り除かない限り、結露はまた生じるものです。無理に自分で取り除こうとせず、専門業者に早めに見てもらいましょう。

防水機能のある時計でも結露するのか

防水機能がある時計なら結露は防げるのでしょうか。同じ防水時計でも、日常生活を想定したものから、水中での使用を想定したものまであり、防水性能は異なります。防水機能を持つ時計と結露についてまとめました。

2~3気圧防水

手洗いや洗顔時、水仕事や軽い雨など日常生活の中で水がかかることを想定した防水機能です。故意に時計を水に入れたり、時計を着けたまま海へもぐったりすることは想定されていません。大きな水圧がかかると内部に水が浸入し、故障の原因に。基本的には防水機能のない時計と同様に扱うようにしましょう。

10気圧防水

10気圧防水の時計は日常生活用強化防水時計と呼ばれており、腕時計をしながら水上スポーツを楽しめます。機能的には軽く泳ぐこともできるようですが、取り付けの甘いところや竜頭の閉め忘れなどがあると、内部に水が浸入することも。スキューバダイビングや飽和潜水に使用するのは控えましょう。

空気潜水時計

ボンベに空気を入れて長時間海に潜るように開発された時計。腕時計を付けたままスキューバダイビングを楽しめます。100m程度の圧力まで耐えることができ、特殊な状況でなければ十分すぎる防水機能です。

防水時計でも結露する可能性がある

高い防水機能を持つ時計であれば、外からの浸水は防げます。しかし、外気温の変化による水滴や傷による水の侵入は防げません。防水時計の場合でも、時計内部が曇っている場合には水滴がついている可能性があるため、専門家に見てもらいましょう。

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ロレックスが結露した事例

気密性が高く、結露や汗に比較的強いロレックス。あまり結露するイメージがわかない人もいるのではないでしょうか。実際に結露した事例をまとめました。

オイスターパーペチュアルが結露

高い防水性・防塵性を誇るオイスターパーペチュアル。シンプルなデザインで親しみ易いモデルなので、持っている方も多いのではないでしょうか。

今回のケースは最後にオーバーホールをしてから4年。時計が結露しやすくなり、4年ぶりにオーバーホールをすることになりました。修理は通常のオーバーホールに加え、パッキン、ゼンマイの調整。時計内部へ完全に水が入っており、しばらく放置したためか文字盤の変色が残ってしまいました。

仕事で水を使用して結露が発生するように

ガラス内に水が浸入し、水滴ができてしまっていた事例。仕事で水を使う作業があり、その時に内部に水が入ってしまったようです。

内部に水が入ると、時計を円滑に動かしている油が流れてしまいます。位置によって適切な油の種類や量が異なるため、このケースでは修理にかなり精密な作業が必要です。またムーブメントには防さび加工がされていないため、水が入るとすぐにサビてしまう可能性も。オーバーホールをすぐに行なう必要があります。

寒い屋外での使用で結露

気温が低い屋外で結露してしまったケースです。空気には必ず湿気が含まれており、時計内部の空気も例外ではありません。内外の寒暖差が大きければ、どのような時計でも結露する可能性があります。内部の空気に含まれる湿気だけであれば、大きな問題はありません。しばらく様子を見て、水滴がなくならないようであれば、修理に出しましょう。

この事例では特殊な種類の時計だったため、相談した修理専門店では断られてしまったようです。希少性の高い種類やアンティークは対応できる専門店が限られています。必ず事前に問合せをしましょう。

まとめ

寒暖差によって結露が発生した場合、あまり気にする必要はありません。寒いところで少しだけガラスが曇っている程度なら、少し様子を見ても良いでしょう。

しかし、それ以外のケースだと内部に水が侵入しています。水が入ると時計を保護する油脂が流れて内部のパーツがさびる可能性があるため、早めにオーバーホールへ出しましょう。修理が遅れると事例で挙げたように文字盤にシミが残ったり、他のパーツ交換が発生したりするため、注意が必要です。