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エアキングのオーバーホール事例

ロレックスにおいて、もっとも手軽にオーナーになれると人気のエアキング。ここでは、そんなエアキングのオーバーホールにかんする情報をまとめてみました。

エアキングのロレックスにおける位置づけのほか、よくある故障・症状とオーバーホール・修理の料金面なども調べ、あわせて紹介していきます。

エアキングの故障例と対処法

エアキングで多く見られる故障例と原因、その対処法についてピックアップ。同じような症状が出た場合の参考にしてください。

【症状】1日3分の遅れが出る

原因
ムーブメント油切れ、パッキンの劣化
対処法
オーバーホール、部品交換

ムーブメント油切れとパッキンの劣化により、遅れが出るようになっていました。オーバーホールと部品交換などで30,000円~40,000円ほどかかりますが、新品同様になって返ってくるので割高感はないでしょう。

【症状】時計が動かなくなって壊れた

原因
落下の衝撃による部品の物理的破損
対処法
オーバーホール、ムーブメント油交換、部品交換

強い衝撃によってゼンマイとローターの回転軸が損耗。ローター芯、ゼンマイに加え、パッキン交換で対応し、費用は45,000円ほど。修理店によっては50,000円を超える場合も。

まったく動作しなくなった

原因
部品の損耗・劣化
対処法
オーバーホール、部品交換

10年間オーバーホールしていないことによる部品の損耗と劣化が原因で、時計が動かなくなったケースです。ゼンマイが摩耗して切れていたため、歯車にも異常が。ゼンマイ、歯車、パッキン交換で対処。古いモデルでオールドムーブメントを使用したこともあり、費用は若干高めで65,000円かかりました。型が古い場合は部品が特注となることもあるため、さらに費用が増すこともあります。

エアキング【型番:14000M】のオーバーホール事例

依頼内容
作動不良による修理とオーバーホール
調整内容
分解、洗浄、調整、注油、部品交換、組み立て、点検
パーツ交換・その他
ゼンマイ交換、裏蓋パッキン交換、研磨仕上げ
参考費用
オーバーホール23,000円+パッキン(リューズ、裏蓋)交換代1,500円+4番車交換9,000円+(消費2,680円)→36,180円

エアキング【型番:14000M】の詳細情報

ムーブメント 3130自動巻きムーブメント
機能 100m防水
パワーリザーブ 48時間
ケース 34mm(径)×10mm(厚)
素材 ステンレススチール、サファイアクリスタル(風防)

904Lのスチールの40mmケース、オイスタークラスプ付きブレスレットが象徴的なエアキングRe.14000M。1950年代のモデルを踏襲しながら、現代のスタイルにあわせてスタイリッシュに機能とデザインをまとめたロレックス有数の人気モデルです。とくにブラックとブルー369ダイヤルのモデルは、ニーズが高いことで知られています。

ケースが34mm×10mmと小ぶりで、重量も約100gと軽量であるため、女性のユーザーが多いこともエアキングRe.14000Mの特徴でしょう。

Re.14000Mは2001年にデビュー。一見、前モデルのRef.14000から目立つようなリニューアルはなかったように見えますが、システム的には格段にレベルアップしています。

たとえば、ムーブメント。Ref.14000では1つのブリッジでテンプを支えるCal.3000だったものが、Re.14000Mでは2つのブリッジで支えるCal.3130になったことにより、メンテナンスのしやすさと安定性が高まりました。巻き上げ機構も前モデルと同じノンクロノメーターですが、マイナーチェンジにより巻き上げ効率は向上しています。

また、機構・機能性以外にも、ケースもブラッシュアップの痕跡が。Ref.14000ではエンドピースにバネ棒を通す穴が見えていたのですが、それを見えない仕様に変更。風防にも偽造防止用にロレックスを象徴する王冠の透かしを施すなど、シンプルなデザインを生かすように、より高級感があって上質な仕上がりへと変化しています。

ロレックスのオーバーホールができる
専門店の一覧はコチラ

エアキングとは【ロレックスの基礎知識】

数あるロレックスのモデルのなかで、もっとも古いペットネームの歴史をもっているのがエアキング(Air-King)です。ロレックスとしては安価な部類で、比較的手に入れやすいことからユーザー・愛好者の多いモデルでもあります。

そのデザインはいたってシンプル。日付表示機能であるデイト機構もなく、高級時計にありがちなゴテゴテ感やギラギラ感とは無縁です。小ぶりで男女問わず着用しやすいこと、ムダな機能がなく操作性も高いことなどから、ロレックスの入門モデルとして需要が高いのもエアキングの特徴でしょう。

ベゼルバリエーションがドーム型とエンジンターンドがあるほか、ダイヤルバリエーションも2007年のモデルチェンジ以降豊富になり、ユーザーの個性にあわせたモデルを選びやすくなったこともエアキングの人気に拍車をかけました。さらに、当時のモデルからは18Kホワイトゴールド仕様のフルーテッドなども加わり、魅力的なラインナップとなっています。

また、エアキングといえばノンクロノメーターが代名詞でもありましたが、当時の現行モデルからはクロノメーターを取得。それでいながらモデルチェンジ前から価格に大きな変更はなく、リーズナブルにクロノメーターモデルのロレックスを手に入れられると評判に。

2014年には一度、全ダイヤルから「Air-King」の表記が消され、その長い歴史に幕を下ろしました。しかし、2016年にはデザインや機能などをあらたにし、再び「Air-King」のペットネームが復活を果たしています。

エアキングの型番

エアキングの生産終了モデルは9種で、現行モデルはRef.116900の1種のみです。その歴史を紐解くと、誕生は1940年代。その後、1950年代には超ロングセラーモデルとなる、Ref.5500が世に送り出されました。

このRef.5500には派生モデルがあり、Ref.5502、Ref.5504、Ref.5506、Ref.5520といったモデルはレアアイテムとして、いまでもロレックス愛好家のなかでは根強い人気を誇っています。また、デイト機構のないことで知られるエアキングにおいて、日付機能つきの「Air-King-Date」というモデルが存在したのもこのころです。そのほかにも、表記が「Air-King」ではなく「EXPLORER」のモデルが出るなど、1950年代はレアアイテムの宝庫のような時代と言えます。

2016年にリリースされた最新モデルのRef.116900では、最小だったモデルからケース径が若干大きくなったり、ムーブメントにCal.3131を搭載するなどしています。エアキングの伝統を踏襲しつつも、時代にあわせた新しい要素も取り入れた、「新エアキング」といえるかもしれません。

これらの代表モデルをふくめ、エアキングの型番を一覧でまとめておきますので、興味のある方はご参照ください。

【正規代理店の商品ページより、型番を抜粋】
現行モデル 生産終了モデル
Ref.116900 Ref.114200、Ref.114210、Ref.114234、Ref.114234G、Ref.14010M、Ref.14000M、Ref.14010、Ref.14000、Ref.5500

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カナルクラブ

カナルクラブは、オーバーホール基本料が17,000円~とかなり手ごろな価格設定となっています。約50年にわたり高級時計を修理していた経験から、質を落とさずリーズナブルな修理を行っています。

カナルクラブが目指すのは、「部品交換不要」のメンテナンス。そのため、費用面の負担を軽減することで定期的なメンテナンスを促しています。作られた時から、同じ部品のまま長く時を刻むロレックスは市場価値が高く、愛着ある姿を保ち続けることができるのです。どうしても部品交換しなければならない部分については、純正部品で修理対応しています。

エアキングのオーバーホール料金 エアキング:17,000円~
※部品交換が発生した場合は、料金を追加
エアキングのオーバーホール事例 エアキング14000
油切れによって部品同士の滑りが悪くなり、時間が遅れてしまった例です。油切れのまま長い間放置してしまうと、部品がすり減り交換が必要なパーツが増えてしまいます。定期的なオーバーホールによって適切に注油することで、部品交換をできるだけ減らすのがコスパの良いメンテナンス。今回の事例では、注油を定期的に行い、部品交換が発生しなければ半分以下の価格でオーバーホールできていたかもしれません。
基本料:17,000円
部品交換:19,000円(ゼンマイ・ガラスパッキン・パッキン・バネ棒)
合計:36,000円
デイトジャストのオーバーホールの口コミ ・初めてオーバーホールを依頼しました。少し不安でしたが、事前に修理内容を細かく伝えてくれたため、安心できました。オーバーホール後、交換した部品を返却してくれるため、もともとの部品が手元に戻ってきます。その点も良いと思いました。ぜひ次回のオーバーホールが必要な時計があればお願いしたいです。
所在地 東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
郵送 郵送可能。無料梱包キットあり。
見積もり 無料

シエン

時計修理専門で、これまでたくさんの高級時計をオーバーホールしてきたシエン。メーカー出身者や時計修理歴20年以上のベテランスタッフなど、時計修理の専門家がそろっています。修理だけでなく新品仕上げ専任スタッフがおり、オーバーホールをする方には自慢の新品仕上げをサービス価格で提供。専門家の手で磨き上げられたロレックスの輝きは、別格です。

エアキングのオーバーホール実績が多数あり、1970年代のモデルにも対応しています。

エアキングのオーバーホール料金 エアキング:23,000円~
※部品交換が発生した場合は、料金を追加
エアキングのオーバーホール事例 エアキング5500
10年前に一度オーバーホールしたものの、動かなくなってしまったとのことでオーバーホール受付。この事例ではオイル切れによる、歯車やパッキンの劣化・摩耗、ゼンマイ切れが見られました。オイル切れを放置すると事例のように広範囲にわたって部品がすり減り、オーバーホール料金が高額になるため、異変を感じたらすぐに専門店に相談しましょう。
基本料:28,000円(古いモデルで通常より高め)
部品交換:30,500円(パッキン・ゼンマイ・ローター・歯車)
合計:58,500円
エアキングのオーバーホールの口コミ エアキングのオーバーホールに関する口コミは見つかりませんでした。
所在地 【東京】東京都新宿区西新宿6-10-1新宿オークシティ日土地西新宿ビル8階
【大阪】大阪府大阪市北区豊崎3-10-2  I & F (アイアンドエフ)梅田 205
郵送 郵送可能。無料梱包キットあり。
見積もり 無料

ウォッチカンパニー

ロレックスやオメガをはじめ、高級ブランド時計の修理実績を持つウォッチカンパニー。公式サイトには、エアキングのオーバーホール実績も多数掲載されています。基本料金の23,000円~対応してくれます。優良時計修理店として何度か雑誌にも取り上げられ、修理実績が豊富な時計修理店として紹介されたこともあるそうです。技術者の採用・育成に力を入れているため、高い技術で修理対応してくれます。

エアキングのオーバーホール実績が多数あり、1970年代のモデルにも対応しています。

エアキングのオーバーホール料金 エアキング:23,000円~
オーバーホール+新品仕上げ:33,000円
※部品交換が発生した場合は、料金を追加
エアキングのオーバーホール事例 エアキング 14000
一週間で5分ほど早まるとしてオーバーホール依頼を受付。この事例ではムーブメント内部の油切れ、ヒゲゼンマイの絡まりにより、時間の精度が落ちてしまっていたようです。パッキンやクリスタルワッシャーの交換も必要でした。
基本料:23,000円
部品交換:7,000円(クリスタルワッシャー・パッキン一式・ゼンマイ)
外装仕上げ:10,000円
合計:40,000円
エアキングのオーバーホールの口コミ エアキングのオーバーホールに関する口コミは見つかりませんでした。
所在地 【東京】東京都千代田区飯田橋1-12-2 エスダブルビル5F
【大阪】大阪府大阪市中央区南船場3-12-21心斎橋プラザビル新館(カルティエビル)4F
【神奈川】神奈川県横浜市中区桜木町1-1-7ヒューリックみなとみらい10Fサーブコープ
【愛知】愛知県名古屋市中区栄3-2-3名古屋日興證券ビル4F
郵送 郵送可能。無料梱包キットあり。
見積もり 無料(見積もり後のキャンセルは返送料がかかります)

まとめ

1940年代に登場してから、長く愛され続けてきたエアキング。エアキングと言えば、2016年の大きなモデルチェンジが有名。現行のモデルは、価格が他のモデルに比べ手ごろで、ロレックス入門モデルとして人気。以前のモデルはデザイン・機能ともにシンプルで、他のモデルに比べてスリムな点が魅力でした。2016年に新型エアキングになってからは、以前のスリムさは姿を消し、スポーティーでがっしりとした印象に。緑と黒のクセの強いデザインで賛否が分かれています。

すでに生産終了した以前のエアキングが好きだったという方も多く、これから価格上昇が見込めそうです。2016年以前のモデルをお持ちの方は、部品交換せずに時計を長持ちさせられるよう、定期的なオーバーホールに出してみてはいかがでしょうか。