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サブマリーナーのオーバーホール事例

サブマリーナーの故障例と対処法

まずは、サブマリーナーの代表的な故障例と、どうしてその症状が起きてしまうのかの原因、対処法などについて見ていきましょう。サブマリーナーで起こりがちな症状ですので、参考にしてみてください。

【症状】ワインディングマシーンの破損。リューズが操作できなくなった。

原因
オイル切れの状態で無理に針を回したため、歯車が破損。
対処法
オーバーホールに加え、歯車芯の研磨、ゼンマイ交換、丸穴中間車、小鉄車、キチ車交換、リューズ交換で対応。空回りによって時刻あわせができなくなる故障は、サブマリーナーではよくみられる症状です。その大きな要因は、サブマリーナーが大型のリューズを採用しているため。

リューズが大きければ、そのぶん、歯車に伝わる力も大きくなります。そこで油切れを起こしていれば歯車にも大きな負荷がかかり、やがて欠落や破損してしまうのです。また、デイジャストなど小型リューズのモデルは違和感が伝わりやすいため、歯車が壊れてしまう前に異常を感知しやすいのに対し、サブマリーナーは大型リューズが仇となって異常を感じにくいという側面もあります。

特徴的なリューズはロレックスの部品のなかでもとくに高価な部類に入り、修理店や代理店に在庫があるかないかで修理費用が大きく違ってくるため、オーバーホールは小まめにしておいたほうがいいでしょう。

サブマリーナー【型番:14060】のオーバーホール事例

依頼内容
オーバーホール
調整内容
分解、洗浄、調整、注油、組み立て、点検
パーツ交換・その他
なし
参考費用
オーバーホール27,000円(1~2年前にオーバーホールしており、基本料金のみで対応できた)

サブマリーナー【型番:14060】の詳細情報

ムーブメント 自動巻きクロノメーター
機能 秒針停止機能による正確な時刻設定、回転防止ベゼル、300m防水
パワーリザーブ 48時間
ケース 40mm(径)×13mm(厚)
素材 ステンレススチール

2012年から製造されている、サブマリーナーRef.14060。前モデルであるRef.14060Mからは、リューズガードの大型化や、ケースのラグの太さが2.7mmから4mmへ変更されて耐久性がアップしています。そのほか、中空だったブレスレットの中央パーツが無垢仕上げに、ベゼルがメモリにプラチナの特殊コーティングを施したセラミック製ベゼルディスクに、ムーブメントがブルーパラクロム・ヒゲゼンマイになどの変更がありました。

ダイヤルもインデックスを大型化し、針とともに夜光塗料もクロマライトに変更することで青色発光時間をこれまでの約2倍、8時間まで長くすることに成功しています。

また、サブマリーナー【型番:14060】の特徴としてあげられるのが、ユーザーが自分でブレスを調節できるようになった点。新型バックルであるグライドロッククラスプを採用しているため、修理店や時計屋に持ち込まなくても、工具なしで自由に調節できるようになりました。手首周りの太さが変わったり、人から譲り受けたりした場合でも、その場で好みの長さに調整できるため好評です。

ベゼルもセラミックベゼルを採用し、キズに強くなっただけでなく、耐蝕性も飛躍的に向上しています。そのほかのマイナーチェンジもあわせ、耐衝撃性、耐磁性、堅牢性が高まっているのがサブマリーナー【型番:14060】の魅力としてあげられるでしょう。

とくに、磁力に強い効果を発揮するブルーパラクロム・ヒゲゼンマイは、これまでのゼンマイに比べおよそ10倍もの耐衝撃性を誇っています。

サブマリーナー【型番:16610】

依頼内容
オーバーホール
調整内容
オーバーホール・仕上げ
パーツ交換・その他
パッキン・ガラスパッキン・ローター芯交換
参考費用
オーバーホール27,000円+パッキン・ガラスパッキン・ローター芯交換で49,000円

サブマリーナー【型番:16610】の詳細情報

ムーブメント 自動巻きクロノメーター
機能 秒針停止機能による正確な時刻設定、回転防止ベゼル、300m防水
パワーリザーブ 48時間
ケース 40mm(径)×13mm(厚)
素材 ステンレススチール

サブマリーナーRef.1661は1989年の登場以来、2010年までの21年の長きにわたり製造された、ロレックスでもロングセラーの部類に入るモデルです。デザインでは前のモデルから大きなリニューアルはなかったものの、メンテナンス性や安定性の向上を図られたモデルでもあります。

たとえば、ムーブメントはそれまでのCal.3035からCal.3135に変更。Cal.3035は1つのブリッジでテンプを支えていましたが、ツインブリッジが採用されたCal.3135を搭載することでメンテナンスがしやすくなっただけでなく、さらに安定性が高まりました。

20年を超えるロングセラーモデルですから、その間にさまざまなマイナーチェンジが繰り返されています。ケースやブレスレットをブラッシュアップしたり、夜光塗料を持続性の高いものに変更(トリチウム→スーパールミノバ)したりするなど、サブマリーナーの魅力はそのままに、より使いやすく、見やすく進化しています。

また、人気モデルだけあってマイナーチェンジに偽造防止策が盛り込まれているのも、サブマリーナー【型番:16610】の特徴。ダイヤル外周の立ち上がり部分であるインナーリングにルーレット刻印を押したり、サファイアクリスタル風防の6時の位置に透かし彫りのクラウンを施したりするなど、細やかな点にも注目してみてください。製造時期によって異なる、サブマリーナー【型番:16610】のあらたな味わいを確かめることができるでしょう。

ロレックスのオーバーホールができる
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サブマリーナーとは【ロレックスの基礎知識】

「サブマリーナー(SUBMARINER)」の名が示すように、ダイバーズウォッチとして誕生したモデルです。1953年に誕生した当時、世界ではじめてのダイバーズウォッチとして、ダイバー関係者のみならず多くの腕時計愛好家から注目されました。以来、60年以上たった現在でも、ダイバーズウォッチとしてのみならず、ナンバーワンのスポーツウォッチとして不動の地位を築いています。

ダイビング用に設計された時計であるため、他社ブランドの時計はもちろん、ほかのロレックスモデルにはない特徴が盛り込まれているのもサブマリーナーが人気の理由のひとつ。

たとえば、300mもの水圧に耐えられる高い防水機能、暗い場所でも視認しやすい夜光塗料のアワーマーカー、ソリッドリング付きのオイスターブレスレットなど、その独特の魅力はスポーツロレックスでもトップの座を争うほど。実用性の高さは抜きんでており、過酷な状況で使用するユーザーの多くがサブマリーナーを選んでいることからもその実力を垣間見ることができるでしょう。

また、デザイン・カラーバリエーションが豊富なのも、サブマリーナーの魅力。ブラック、ブルー、グリーンの文字盤に、イエローゴールドとステンレスシルバーの組み合わせで、オーナーの個性を表現できるモデルがそろっています。

「赤サブ」「軍サブ」「Wネーム」といった希少価値の高いヴィンテージ・モデルも存在し、スポーツロレックス愛好家やウォッチコレクターの間では一目置かれるモデルでもあります。

サブマリーナーの型番

ダイバーズウォッチとして圧倒的な人気とシェアを誇るサブマリーナー。そんなサブマリーナーには、デイト付モデルとノンデイトモデルとがリリースされています。

デイト付モデルは日付表示機能がついたモデルで、現行では7モデルがラインナップ。ノンデイトは、日付表示機能がなく、3針のシンプルなスタイルが特徴のモデルです。こちらは現行モデルは1種のみながら、生産終了モデルを含めると14種がリリースされました。

デイト付、ノンデイトともに人気が高く、サブマリーナーの購入を検討している方も、どちらのモデルにするか迷うことが多いようです。確かに、日付機能があったほうが便利かもしれませんが、ノンデイトのほうが低価格(モデルによってはデイトより100,000円ほど安い)であり、またデイト機能のない独特なクラシカルの味わいがあることから、ロレックスファンから一定の支持を集めています。

参考までに、以下にサブマリーナーの型番を簡単にまとめておきますので、興味のある方はご覧ください。

【正規代理店の商品ページより、型番を抜粋】
現行モデル 生産終了モデル
デイト付き Ref.116610LN、Ref.116610LV、Ref.116613LB、Ref.116618LB、Ref.116613LN、Ref.116618LN、Ref.116619LB Ref.116613GLB、Ref.116618GLB、Ref.116613GLN、Ref.116618GLN、Ref.116619GLB、Ref.16618、Ref.16613SG、Ref.16613、Ref.16610LV、Ref.16610、Ref.168000、Ref.16808、Ref.16803、Ref.16800、Ref.1680/8、Ref.1680
デイト無し(ノンデイト) Ref.114060 Ref.14060M、Ref.14060、Ref.5517、Ref.5514、Ref.5513、Ref.5512、Ref.5508、Ref.5510、Ref.6538、Ref.6536、Ref.6205、Ref.6204、Ref.6200

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サブマリーナのオーバーホール実績のある修理専門店3選

耐久性が高く、カレンダーはクイックチェンジ式を採用しているサブマリーナ。日常使いからフォーマルな場面まで、幅広く活躍します。防水性能に優れており、高性能ダイバーズウォッチとしても有名。機能面のクオリティーが高いながらも、シーンを選ばず付けられるフォルムで人気を集め続けています。

丈夫なサブマリーナだからこそ、不具合が生じた時にはすでに内部の劣化が進んでいる可能性も。ここでは、サブマリーナのオーバーホール実績がある修理専門店を3店舗紹介しています。見積もりが無料のところばかりですので、まだ不具合は見られないという方も一度見積もり依頼してみてはいかがでしょうか。

カナルクラブ

1970年より高級時計の修理を続けてきた歴史のあるカナルクラブ。オーバーホールの経済的負担や時計にかかる負担を最小限に抑える方針で修理を受け付けています。オーバーホール費用が高額にならないよう部品交換を極力減らし、オーバーホールの理想的なサイクルを提案。オーバーホール後の時計の扱い方についても、正しい知識を提供してくれます。サブマリーナの修理実績も多数あるため、安心してオーバーホールを任せられるでしょう。

サブマリーナのオーバーホール料金 オーバーホール基本料金:17,000円~
※部品交換が発生した場合は、料金を追加
サブマリーナのオーバーホール事例 サブマリーナ 16610T
定期メンテナンスでの依頼を受けた例です。使用時は特に不具合を感じなくても、分解してみると部品の取り換えが必要になるケースもあります。部品交換が予定外に発生した場合は、修理店側からこのままオーバーホールを進めても良いかどうか確認の連絡が来ます。信頼できる修理店を選べば、知らないうちに修理代が高額になるという事はありません。
基本料:17,000円
部品交換(パッキン・ガラスパッキン・ゼンマイ):20,000円
合計:37,000円
サブマリーナのオーバーホールの口コミ ・少し見積もりに時間がかかったものの、かなり安くオーバーホールできたので満足しています。また、サブマリーナを店頭に受け取りに行った際、店員さんが今後の扱い方を丁寧に教えてくれました。初めて知ることも多く、参考になることばかりだったので、次回もぜひ利用したいです。
所在地 東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
郵送 郵送可能。無料梱包キットあり。
見積もり 無料(電話または公式サイトの専用フォームから依頼)

シエン

時計修理技術者の採用・育成に力を入れている時計修理専門店シエン。オーバーホールの技術はもちろんのこと、オーバーホール後の研磨作業にも専任の技術者をつけています。研磨の際、時計の形を崩さずピカピカに磨き上げるのは至難の業。手加減を誤ると、研磨によって時計の形が変わってしまうケースもあります。研磨を極めた職人に任せることで、絶妙な手加減で美しく仕上げてもらえるのです。

サブマリーナの修理実績も豊富で、アンティークから新しいモデルまで対応しています。

サブマリーナのオーバーホール料金 基本料金:23,000円~
※部品交換が発生した場合は、料金を追加
サブマリーナのオーバーホール事例 サブマリーナ14060
油切れを起こしており、パーツの劣化・摩耗が見られたケースです。このケースでは、オーバーホールの際、複数のパーツの交換が必要になりました。
基本料:23,000円
部品交換(ゼンマイ・パッキン・ガラスパッキン):10,000円
新品仕上げ:7,000円
合計:40,000円
サブマリーナのオーバーホールの口コミ ・とてもきれいな仕上がりで満足しています。ぜひまた依頼したいです。
・丁寧な対応が良かったです。先ほどオーバーホールを終えた時計が返ってきたのですが、とてもきれいになっていて驚きました。何かあったらまた依頼します。
所在地 【東京】東京都新宿区西新宿6-10-1新宿オークシティ日土地西新宿ビル8F
【大阪】大阪府大阪市北区豊崎3-10-2 I & F (アイアンドエフ)梅田 205
郵送 郵送可能。無料梱包キットあり。
見積もり 無料(電話または公式サイトの専用フォームから依頼)

HOUSEKIHIROBA

OKR-000-62303_A02724_ロレックス オーバーホール サブマリーナB_亜実 http://www.ovrhlewatch.com/

サブマリーナの修理実績を多数公開しているHOUSEKIHIROBA。古いモデルから新しいモデルまで、幅広く対応しているようです。見積もり無料で、キャンセルの際も送料がかからないのが嬉しいポイント。年間6000本の時計修理を行ってきた実績があるため、特殊な時計修理にも柔軟に対応してくれます。他の時計修理店で断られてしまったアンティーク品や希少なモデルの修理も引き受けてもらえる可能性があるので、一度相談してみてはいかがでしょうか?

サブマリーナのオーバーホール料金 サブマリーナ:27,000円~
※部品交換が発生した場合は、料金を追加
外装仕上げ:9,000円~
サブマリーナのオーバーホール事例 サブマリーナ14060
時間が遅れるようになり、オーバーホールを依頼されたケースです。近所の修理店でオーバーホールをしてから1~2年ほどしか経っていなかったため、依頼者は時間の調整のみを希望していました。しかし外から見ただけでは時間の遅れの原因が分からなかったため、依頼者同意のもとオーバーホールを行うことに。内部を確認したところ、油の状態の悪さが影響して時間が遅れていたことが判明しました。今回のケースでは前回のオーバーホールを受けてからまだ日が浅かったこともあり、幸い内部の部品は損傷していなかったそう。オーハーホールの基本料金のみで済みました。
基本料:27,000円
合計:27,000円
サブマリーナのオーバーホールの口コミ ・サブマリーナのオーバーホールに関する口コミは見つかりませんでした。
所在地 東京都渋谷区宇田川町28-3 A2ビル3F・4F
郵送 郵送可能。無料梱包キットあり。
見積もり 無料。見積もり後のキャンセル・送料も無料です。
※ただし、時計のブランド・状態によってはメーカー見積もりになり、メーカー見積もり後にキャンセルした場合は見積もり料がかかります。

サブマリーナに使われているムーブメント(時計の心臓部)は、温度変化に強く、磁力耐性がある高品質なもの。大きなダメージを受けなければ、半永久的に高精度を保てると言われています。定期メンテナンスで、汚れやごみを取り除き長持ちさせましょう。

またサブマリーナは人気が高く、古いモデルはかなり市場価値が高い傾向があります。古いモデルをできる限り良い状態に保つには、オイル切れ・劣化による部品の大きなダメージを防ぐことが大切です。3~5年に一度はオーバーホールに出しましょう。