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シードゥエラーのオーバーホール事例

ロレックスの人気モデルのうち、ここではシードゥエラーのオーバーホールにかんする情報を紹介していきます。他の追随を許さない高い防水性能を誇るシードゥエラーの特徴や、オーバーホール・修理費用の一例、起こりやすい故障・症状とその対処法などをまとめています。

シードゥエラーの故障例と対処法

シードゥエラーで起こりやすい故障や症状にはどのようなものがあるのか、また原因や対処法などについてまずは見ていきましょう。

【症状】ベゼルが外れた

原因
ベゼル内部のクリックバネの欠損
対処法
オーバーホール、部品交換

ベゼルクリックバネが欠損してしまうと、回転ベゼルがカチカチする手ごたえがなくなり逆回転防止機能がはたらかなくなります。ベゼル修理だけなら8,000円ほどです。ロレックスのモデルによってはガラス固定パーツとのすき間が大きく、ゴミ・異物が入り込みやすいので要注意。定期的にオーバーホールし、クリーンな状態を保ってください。

【症状】時計が動かなくなった

原因
ムーブメント油切れ、パッキンの劣化、ゼンマイ切れ
対処法
オーバーホール、部品交換

パッキンは劣化しやすいため、一定期間たったらオーバーホールしてチェックすることが故障回避のポイント。劣化してしまったパッキンを交換すれば、問題はありません。とくに、リューズパッキン、裏蓋パッキン、ガラスパッキンは劣化が早いため要注意。オーバーホールで、ムーブメント油切れによる故障も予防できます。オーバーホール、部品交換一式でおよそ44,000円程度です。

【症状】急に時計が止まって動かない

原因
ゼンマイ切れ、ムーブメント油切れ、パッキン劣化
対処法
オーバーホール、部品交換

急に時計が動かなくなったら、ゼンマイ切れ、もしくはムーブメント油切れが原因として考えられます。ゼンマイ切れの場合は部品交換で対処し、だいたい6,000円ほど。ムーブメント油切れだけが原因なら注油だけですみますが、たいていの場合、油切れによって部品もダメージも負っているため交換が必要なケースも。

シードゥエラー ディープシー【型番:16660】のオーバーホール事例(その1)

依頼内容
内部のカタカタする異音。すぐに止まる
調整内容
分解、洗浄、調整、注油、組み立て、点検
パーツ交換・その他
パッキン、ガラスパッキン、ローター芯
参考費用
オーバーホール23,000円+パッキン交換代2,500円+ガラスパッキン交換代2,500円+ローター芯交換代11,000円+(消費税3,040円)→41,040円

シードゥエラー ディープシー【型番:16660】のオーバーホール事例(その2)

依頼内容
オーバーホール
調整内容
分解、洗浄、調整、修理、注油、組み立て、点検
パーツ交換・その他
ゼンマイ、3番車
参考費用
オーバーホール、部品交換、修理費用込みで61,560円(税込。ポリッシュあり)

シードゥエラー【型番:16660】の詳細情報

ムーブメント 自動巻きクロノメーター
機能 デイトジャスト機構(日付の早送り機能付き)、秒針停止機能による正確な時刻設定、3,900m防水
パワーリザーブ 48時間
ケース 44mm(径)×18.1mm(厚)
素材 ステンレススチール、チタン合金(裏蓋)、サファイアクリスタル(風防)

シードゥエラー ディープシー【型番:16660】の特徴は、なんといってもロレックス史上最強ともいわれる防水性能にあります。その性能は3,900mと、まさにケタ違い。1953年にロレックスの防水技術の粋を集めて開発されて以来、人が潜れる水深をはるかに超越した性能を誇っています

前機種と同じく、ムーブメントにはCal.3135を搭載。このムーブメントは抜きんでた耐磁・耐衝撃性能をもつ、ロレックス独自開発のブルーパラクロム・ヒゲゼンマイを採用しているため、きわめて精度が高いことで知られています。

シードゥエラー ディープシーの代名詞でもある防水性能も万全の体制で性能をチェック。1つひとつの個体に高圧タンクによる検査を実施されており、精度だけでなく信頼性においてもすぐれた評価を得ているのもシードゥエラー ディープシー【型番:16660】の魅力だといえるでしょう。

シードゥエラー【型番:1665】のオーバーホール事例

依頼内容
時計が動かなくなった。あわせてキズの磨き上げもしたい
調整内容
分解、洗浄、調整、注油、組み立て、点検、新品仕上げ
パーツ交換・その他
リューズパッキン、裏蓋パッキン、ガラスパッキン、ゼンマイ
参考費用
オーバーホール23,000円+パッキン交換代(リューズ、裏蓋)2,500円+ガラスパッキン交換代2,500円+ゼンマイ6,000円+新品仕上げ7,000円+(消費税3,280円)→44,280円

シードゥエラー【型番:1665】の詳細情報

ムーブメント 自動巻きクロノメーター
機能 デイトジャスト機構(日付の早送り機能付き)、秒針停止機能による正確な時刻設定、610m防水
パワーリザーブ 48時間
ケース 40mm(径)
素材 ステンレススチール、強化プラスチック(風防)

「赤シード」「レイルダイヤル」といわれる、少数生産された希少モデルがプレミア価格となり人気を博していることでも知られる、シードゥエラー ディープシーRef.16660。初代シードゥエラー ディープシーが誕生した10数年たった1967年ごろに登場し、1980年あたりまで製造されていました。

同じシードゥエラーでも、ディープシーほどの防水性能はないものの、それでも610m防水。ディープシーが驚異的すぎるだけで、610mもあればサブマリーナーのおよそ3倍もあり、十分なレベルです。また、特殊機構「ヘリウムガスエスケープバルブ」をプロツールとして搭載。これは、飽和潜水時にヘリウムガスをオート排出するシステムで、いまでもダイバーたちから高い評価を受けています。

開発にはフランスの潜水会社と協力してあたり、巨大な水圧にも耐えうるプロユースダイバーズウォッチとして当時は注目を集めていました。

特徴的なのはその風防で、水圧が一か所集中しないよう、ドーム型にして負荷を分散させています。独特の形状は横から見ると、ひと目でシードゥエラー【型番:1665】とわかるほど。また、デイト機能を持ち合わせながら、サイクロップレンズを採用していない点もこのモデルならではでしょう。

ロレックスのオーバーホールができる
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シードゥエラーとは【ロレックスの基礎知識】

シードゥエラーはプロダイバーに向けて、サブマリーナーのハイクラスモデルとして登場したモデルです。そもそも、シードゥエラー(SEA-DWELLER)というのは、フランス語で「海の居住者」を意味する言葉。それだけに、防水機能に徹底的にこだわったモデルでもあります。

例えば、ケースサイドには100mよりも深い超大深度への潜水をする飽和潜水時に、自動でヘリウムガスを排出するヘリウムガスエスケープバルブを搭載。巨大な水圧や温度変化から大切な時計を守ってくれます。ヘリウムガスエスケープバルブは、ロレックスの特許機構であるため、ほかの時計ではお目にかかることはできません。

防水性能はマイナーチェンジを繰り返すたびに強化され、登場時点では610mだったものが1980年になると風防がサファイアクリスタルになりさらに強度がアップ。ref.16660からは一気に1,220m防水と2倍も性能が上昇しています。

さらに、現行モデルでもあるref.116660が2008年に登場すると、防水性能は一気に3,900mに。この飛躍の陰には、水圧がかかるほど気密性が高くなるという、ロレックス独自のリングロックシステムの存在がありました。防水性能は行き着くところまで行き着いたともいえるでしょう。

もちろん、自動巻きクロノメーターやデイトジャスト機構、確かな堅牢性など、ロレックスの基本的なスペックも装備しており、時計としての性能も群を抜いているのも人気の理由です。

シードゥエラーは市場でも常に需要が高く、希少性の高い「赤シード」「レイル文字盤」「COMEX」などは、レア・ヴィンテージとして高値で取引されています。とくに、初期モデルで文字盤の「SEA-DWELLER SUBMARINER2000」の字がダブルレッドで仕上げられているモデルは希少性が高く、ニーズが高くなっています。

初期のモデルはフチなし、後期のモデルはフチありと、インデックス周りのメタルサークルのありなしによって市場での価格が変動するのもシードゥエラーの特徴だといえるかもしれません。

シードゥエラーの型番

プロユースのダイバーズウォッチということで、シードゥエラーのラインナップは現行モデル2種に生産終了モデルの3種をあわせても、わずか5モデル。それだけに1モデルあたりの製造期間は10年から20年弱と、ほかのロレックスモデルよりも比較的長いのが特徴です。

シードゥエラーの系譜を見てみると、1967年から1980年ごろまで製造されていたのが、初代シードゥエラーであるRef.1665。このモデルのムーブメントにはcal.1575が搭載され、初期モデルには人気希少モデルの「赤シード」も存在しています。

その後継機種として誕生したのが、1978年から1990年ごろまで製造されたRef.16660です。ムーブメントはcal.3035を搭載し、このモデルから風防がサファイアクリスタルになって防水性能が1.220mに強化されました。

1990年代に入ると、3代目ともいえるRef.16600が登場。大きな変更点はなかったものの、ムーブメントがcal.3135になって安定性、メンテナンス性が向上したほか、細部にマイナーチェンジが加えられたモデルです。

2000年代に入ってからは、現行モデルであるRef.116660が2008年に、Ref.116600が2014年にリリースされるなど、これまでの動きに比べ、矢継ぎ早に新モデルが登場。なかでも、ディープシーの名を冠するRef.116660は防水性能が3,900mと格段の進化を遂げたほか、バックルも改良されて、機能性も操作性も、装着性も大きくかわったモデル。まさにロレックスの防水技術の集大成モデルだといえるでしょう。

【正規代理店の商品ページより、型番を抜粋】
現行モデル 生産終了モデル
Ref.116600、Ref.116660 Ref.16600、Ref.16660、Ref.1665

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シードゥエラーのオーバーホール実績がある修理専門店3選

カナルクラブ

ロレックスやオメガ、パネライ、タグホイヤーなどスイス製高級時計の修理を得意とするカナルクラブ。自動巻きから手巻き、クォーツ、クロノグラフまで幅広く対応しています。オーバーホール料金が高額になりやすい原因である部品交換を減らすため、最適なオーバーホール時期や日ごろの扱い方などを提案。時計にもお客さんの財布にも負担をかけず、質の高い修理を心掛けています。

1960年代に製造されたオールドロレックスにも、ほとんどのケースで対応可能。オールドロレックスの見た目や風合いをできるかぎり保つため、最低限の機能のみを修正してくれます。

シードゥエラーのオーバーホール料金 シードゥエラー:17,000円~
※種類によって基本オーバーホール料金が異なるため要問合せ
※部品交換が発生した場合は、料金を追加
シードゥエラーのオーバーホール事例 ロレックス COMEXダブルネームシードゥエラ
ロレックスと潜水作業専門会社COMEXのダブルネームで製造されたシードゥエラのオーバーホール事例です。レアなモデルで、現在も価格が高騰しています。多少部品交換があったものの今回のケースでは外装・内装ともに状態が良いことを確認。大きな部品交換は発生しなかったためオーバーホール費用は5万円以内で収まりました。レアなモデルの場合、部品交換をするとオーバーホール費用が高額になる上、場合によっては市場価値が低下することも。定期オーバーホールのほか、日ごろの扱いにも注意しましょう。
基本料+部品交換(ゼンマイ・ゴムパッキン・ガラスパッキン・調整)
合計:44,000円
※料金の詳細な内訳は記載されていませんでした。
シードゥエラーのオーバーホールの口コミ シードゥエラーのオーバーホールに関する口コミは見つかりませんでした。
所在地 東京都台東区上野 5-25-1 イトウビル1F
郵送 郵送可能。無料梱包キットあり。
見積もり 無料

シエン

メーカー技術担当経験者や修理部門経験者、時計技術の専門学校卒業者など、時計に関するエキスパートを集めているシエン。オーバーホールの技術はもちろんのこと、時計の見た目をきれいにする「磨き」の過程にまでこだわっています。磨き専門の技術者も在籍しているため、時計の輝きを取り戻したいという方は必見です。

シードゥエラーに関してもオーバーホール実績が多数あるため、安心して依頼できます。

シードゥエラーのオーバーホール料金 シードゥエラー:23,000円~
※部品交換が発生した場合は、料金を追加
新品仕上げ:7,000円
シードゥエラーのオーバーホール事例 シードゥエラー16600
今回の事例は「内部からカタカタと音がする」「動いてもすぐ止まってしまう」というものでした。オーバーホールで、ムーブメントの油切れやパッキンの劣化、ローター芯の摩耗が見つかり、それらを交換することに。カタカタという音は摩耗によるローター芯のがたつきでした。ローター芯の交換は11,000円ほど。交換する部品の数はさほど多くなかったものの、オーバーホールは基本料金の1.5倍以上の価格となりました。
基本料:23,000円
部品交換:16,000円 合計:39,000円
シードゥエラーのオーバーホールの口コミ ・とてもきれいになって戻ってきました。またぜひ依頼したいです。
所在地 【東京】東京都新宿区西新宿6-10-1新宿オークシティ日土地西新宿ビル8F
【大阪】大阪府大阪市北区豊崎3-10-2 I & F (アイアンドエフ)梅田 205
郵送 郵送可能。無料梱包キットあり。
見積もり 無料。見積もり後のキャンセル・送料も無料です。
(電話または公式サイトの専用フォームから依頼)
https://www.prizm-watch.com/rolex-repair.html

時計修理のPRIZM

時計修理のPRIZMは、今の現状に胸を痛めたメーカー修理経験者が「早く・安く・いいものを」をモットーに立ち上げた会社です。機械式時計の修理を得意としており、見積もりは約1週間、修理・オーバーホールは約2週間以内と迅速に対応してくれます。

高級時計の修理をメーカー問わず社内で対応できるため、料金を抑え、短い納期での納品を実現しています。

シードゥエラーのオーバーホール料金 シードゥエラー:21,000円~
※部品交換が発生した場合は、料金を追加
シードゥエラーのオーバーホール事例 シードゥエラー16600T
「時計が止まってしまうという」症状で、相談があった事例です。分解してみると自動巻きのねじが外れており、それがヒゲゼンマイの形を崩していました。ネジをもとに戻し、ヒゲゼンマイの形を修正してオーバーホールは完了。この事例の依頼者はよくバイクに乗る習慣があり、今回のネジ外れの原因は腕に伝わるバイクの振動だと考えられます。
基本料:21,000円
部品調整:4,000円(ネジ・ヒゲゼンマイ) 合計:25,000円
シードゥエラーのオーバーホールの口コミ ・シードゥエラーのオーバーホールに関する口コミは見つかりませんでした。
所在地 東京都台東区上野3-13-8寿々木屋ビル2F
郵送 郵送可能。無料の精密機器用梱包ボックスあり。
見積もり 無料。見積もり後のキャンセル・送料も無料です。
※ただし、時計のブランド・状態によってはメーカー見積もりになり、メーカー見積もり後にキャンセルした場合は見積もり料がかかります。

まとめ

メーカーのオーバーホール価格が高騰している昨今。一部では高額なオーバーホールをするより買い替えたほうがお得だという考えもありますが、ロレックスは長く持てば持つほど愛着がわき、市場価値も上がっていくもの。

リーズナブルで信頼できる修理専門店で定期的なオーバーホールをすることは、長持ちする以外の価値も生み出してくれます。