徹底比較!ロレックスのオーバーホール専門店

ロレックスの修理に長けているオーバーホール専門店を紹介します。

ロレックス修理専門店を比較【オーバーホール編】

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GMTマスターのオーバーホール事例

ロレックスの人気モデルのうち、ここではGMTマスターのオーバーホールについての情報をご紹介していきましょう。

GMTマスターでよく起こりがちな故障とその原因についてのほか、オーバーホールの費用例、ロレックスにおけるGMTマスターの位置づけなどについてまとめてみました。

GMTマスターの故障例と対処法

まずは、GMTマスターの代表的な故障例と、どうしてその症状が起きてしまうのかの原因、対処法などについて見ていきましょう。GMTマスターで起こりがちな症状ですので、参考にしてみてください。

【症状】巻いてもすぐ止まってしまう。バンドの根元がガタつく

  • 原因
    ムーブメント油切れ、ゼンマイ切れ、裏蓋パッキン劣化
  • 対処法
    オーバーホール、部品交換、ブレスレットエンドピースの修正

ムーブメント油切れとゼンマイ切れが原因だったため、オーバーホールが必要な状態でした。バンドの根元のガタはブレスレットエンドピースの変形によるもので、修理することでもとに戻ります。費用はオーバーホール28,000円と部品交3,000円で、税込33,480円かかったケースです。

【症状】リューズが抜けた

  • 原因
    オシドリ不良、パッキン劣化。ムーブメント油切れの可能性も
  • 対処法
    オーバーホール、パッキン交換、リューズ取りつけ

オーバーホール23,000円とリューズパッキン、裏蓋パッキンの交換1,500円で25,000円前後の費用がかかりました。

【症状】内部の異音と作動不良

  • 原因
    ムーブメント油切れ、ローター軸の摩耗
  • 対処法
    オーバーホール、パッキン交換、ローター芯交換

ムーブメント油切れによりローターの軸の摩耗が激しく、異音と作動不良の原因となっていました。オーバーホールで油切れを解消し、傷んだパーツを交換することで症状はおさまります。費用はオーバーホール23,000円に、部品交換費用が加わって39,960円(税込)かかったケースです。

GMTマスター【型番:16700】のオーバーホール事例

  • 依頼内容
    定期オーバーホールでの全体的なメンテナンス
  • 調整内容
    オーバーホール、パッキン類交換、仕上げ
  • パーツ交換・その他
    各パッキン
  • 参考費用
    オーバーホール38,000円(パーツ費用込み)

GMTマスター【型番:16700】の詳細情報

ムーブメント 自動巻きクロノメーター
機能 デイトジャスト機構(日付の早送り機能付き)、カレンダーのクイックチェンジ機能、秒針停止機能による正確な時刻設定、GMT機能
パワーリザーブ 48時間
ケース 40mm(径)
素材 ステンレススチール、サファイアクリスタル(風防)

ブルーとレッドの2トーンカラーが、見た目にも鮮やかなGMTマスターRef. 16700。そのデザインはGMT、マスターシリーズのなかでも特異な存在です。1990年から1999年にかけて製造されていたモデルで、GMTマスターⅡ登場の影響で製造終了となったGMTマスターI の最終モデルでもあります。

デザイン面は前モデルを踏襲しているためメジャーチェンジはなかったものの、機能面ではムーブメントがシンブルブリッジからツインブリッジに変更されるなど、より安定性を高めているのが特徴です。あわせて、風防もプラスチック製からサファイアクリスタル製となり、上質感も格段にアップしています。

GMTマスターRef.16700で採用されたツインブリッジのムーブメントCal.3175は、実はこのモデルために開発されたもの。GMTマスターRef.16700が生産終了となると廃盤となり、運命をともにしました。そのため希少価値もあり、現在でも一部のロレックス愛好家からのニーズがあります。

また、ブレスレットも前モデルがシングルロックだったのに対し、GMTマスターRef.16700では1995年ごろからダブルロックを採用。前期製造モデルと後期製造モデルとで使用感や個性が異なるのも、このモデルの特徴でしょう。

機能面では後継機のGMTマスターⅡに後れを取るものの、カレンダーのクイックチェンジ機能をはじめとした操作性の高さではGMTマスターRef.16700に軍配が上がり、その人気は生産終了から20年近くたったいまでも衰えることを知りません。

GMTマスターⅡ【型番:116710LN】のオーバーホール事例

  • 依頼内容
    手巻きしても動かないのでオーバーホールを兼ねて修理
  • 調整内容
    オーバーホール、部品交換、仕上げ
  • パーツ交換・その他
    ローター芯交換
  • 参考費用
    オーバーホール51,000円(パーツ費用込み)

GMTマスターⅡ【型番:116710LN】の詳細情報

ムーブメント 自動巻きクロノメーター
機能 デイトジャスト機構(日付の早送り機能付き)、秒針停止機能による正確な時刻設定、3186ムーブメント(耐衝撃性、耐寒・耐暑性)、両方向回転24時間ベゼル、GMT機能
パワーリザーブ 48時間
ケース 40mm(径)×12mm(厚)
素材 ステンレススチール、サファイアクリスタル(風防)

ロレックス唯一のパイロットウォッチとして名をはせている、GMTマスターRef.116710LN。パイロットウォッチだけに、GMTマスターの名前の由来でもある、3か国・地域の時刻を把握できるGMT機能を搭載しています。

24時間針を太陽に向ければ12時方向が北を示すというGMT針特有の機能もあり、とくに登山愛好家やアウトドアユーザーから厚い支持を得ているモデルです。

GMTマスターRef.116710LNの魅力は、実用性を重視したデザインと性能にあるといえます。たとえば、インデックスは視認性を容易に確保するために大型化され、ゼンマイも磁気によって狂いが出ないよう高い耐磁性をもつパラクロムヒゲゼンマイを採用。ケースも頑強に仕上げられ、過酷な環境でも正確に時間を刻むことができます。

バリエーションとして、イエローゴールド無垢やコンビ素材もラインナップされていますが、もっとも人気なのがステンレス素材。プライベートでもビジネスでも、またアウトドアやフォーマルなど、時と場所を選ばず使用できる点が魅力のようです。

そして、GMTマスターRef.116710LNで忘れてはならないのが、ブレスレット。堅牢性を高めるために無垢のコマを採用し、恒久的な使用によるブレスの伸びというトラブルリスクも大幅に軽減させることに成功しました。同時に、微調整も簡単にできるように、バックルにはイージーリングを装備。先行モデルと比べて、操作性、使用感も格段に向上しています。

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GMTマスターとは【ロレックスの基礎知識】

GMTマスターは、パン・アメリカン航空の国際線パイロットのためにロレックスが製作したモデルです。複数の場所の時刻を把握できる、ロレックスでただひとつのパイロットモデルとして知られています。出発地と到着地、中継地の時刻を正確に知る必要のある国際線パイロットには、まさに欠かせない時計だといえるでしょう。

そんなGMTマスターにはGMTマスターIとGMTマスターⅡの2系統がありましたが、現在ではIの製造は背終了しており、Ⅱのみが現行モデルといしてリリースされています。GMTマスターIとGMTマスターⅡの大きな違いは、把握可能な時間の数です。Iが2か所のみなのに対し、Ⅱは3か所の時間把握が可能。

そのため、シェアとニーズは後発のGMTマスターⅡへと移り、GMTマスターIは1999年に惜しまれつつも廃盤となってしまいました。とはいっても、操作性などにすぐれるGMTマスターIには固定のファンが存在し、中古市場ではいまだに人気モデルのひとつです。

GMTマスターⅡも、当初はプロユース以外にそれほどニーズがあったわけではありません。エクスプローラーやサブマリーナーといった定番モデルのほうが人気が高く、ようやく注目を集めるようになったのは2007年のモデルチェンジから。

ケースの大型化やリューズの改良、ムーブメントの変更による高性能化のほか、ダイヤルも24時間針やロゴカラーをグリーンに統一、ブレスレットのコマ無垢仕上げにしたりベゼルをアルミ素材からセラミック素材にしたりするなど、イメージを一新。デザイン性、機能性、堅牢性、実用性のすべてにおいてビルドアップし、現在の人気につながっています。

GMTマスターの型番

歴史のあるGMTマスターで、現在製造・リリースされている現行モデルと生産終了しているモデルの型番をまとめてみました。どのような型番がラインナップされているのか、参考にしてみてください。

もともと、パン・アメリカン航空の国際線旅客機導入にあわせ、1955年に開発されたGMTマスター。ロレックスがエクスプローラーやサブマリーナーで培っていた機能性や堅牢性にパン・アメリカン側が着目し、開発・製造を依頼したことがそのルーツです。

そしてパン・アメリカン航空にパイロットウォッチとして採用されるや否や、航空他社にも正式採用されるなど、エアライン業界では革命的な存在として認知されました。

その後もマイナーチェンジを繰り返しながら、パイロットウォッチとしての地位を不動のものとしていったGMTマスターに、次の転機が訪れたのが1983年。この年、それまでの2つのタイムゾーンから、3つのタイムゾーンを把握できるモデル・GMTマスターⅡが登場したのです。

性能面でGMTマスターⅡに圧倒されたGMTマスターは徐々に淘汰されてゆき、1999年に半世紀近くにおよぶ歴史にピリオドを打つことに。現在では、GMTマスターⅡの4つのモデルが現行モデルとして製造されています。

【正規代理店の商品ページより、型番を抜粋】
現行モデル 生産終了モデル
Ref.116710LN、Ref.116710BLNR、Ref.116713LN、Ref.116718LN Ref.16710、Ref.16713、Ref.16713RG、Ref.16718、Ref.16760、Ref.16700、Ref.16750、Ref.16758、Ref.16753、Ref.1675、Ref.1675/8、Ref.1675/3、Ref.6542

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