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パールマスターの魅力

パールマスターは、ロレックスの中でも豪華な宝飾コレクションとして、女性を中心に人気があります。その美しさだけでなく、性能においても魅力がある時計です。パールマスターの魅力と特徴について、詳しく解説します。

パールマスターの特徴と魅力

職人の手による美しい宝飾

パールマスターコレクションの魅力は、ダイヤモンドによる美しい宝飾です。

使用するダイヤモンドは、ロレックスの専門家によって厳選され、高品質なものだけを使用。熟練した職人の手作業によって、美しく見える理想的な配置・角度に埋め込まれています。

ダイヤモンドがダイヤル全体やアワーマークに敷き詰められたモデルや、ブレスレット全体にもダイヤモンドがあしらわれたデザインなど、豪華なデザインが選べるのが魅力です。

過去には、ダイヤモンドだけでなくサファイア、ルビーなどを用いたモデルも発売されていました。

耐久性と防水性の高さ

パールマスターの魅力の一つは、宝飾モデルにもかかわらず、耐水性と防水性に優れていることです。

宝飾時計は、一般的に耐水性が低いことが多く、水のトラブルに注意しながら使用する必要のある、デリケートな時計という印象があるかと思います。しかし、実用時計ブランドとして名高いロレックスのパールマスターは、「オイスターケース」による優れた防水性と耐水性を備えています。

オイスターケースとは、金属の塊から削り出された密閉性の高いケース本体に、ベゼルとリューズ、裏蓋をねじ込んで組み上げることで、防水性を高めたものです。1926年に特許を取得したこのケース構造は、防水腕時計の先駆的な存在として知られています。パールマスターは、宝飾時計でありながら歴史ある防水ケースを備えているのです。

サイクロップレンズによる視認性

パールマスターのカレンダー機能には、サイクロップレンズによって視認性を上げる工夫が施されています。

ロレックスのカレンダー機能付きモデルは、サイクロップレンズによる視認性向上も特徴ですが、その点は宝飾モデルであるパールマスターも同じです。

風防クリスタルの日付表示の位置が、虫眼鏡のようなレンズ形状に加工されていて、日付の文字が2.5倍に拡大されて見えます。これがサイクロップレンズです。

宝飾時計でありながら、実用時計ブランドとしてのロレックスの魅力を失わず、時計として使いやすい工夫が施されているのも、パールマスターの魅力だといえます。

美しいパールマスターブレスレット

パールマスターのために設計された、美しいデザインの5列リンクブレスレットも、その特徴の一つです。

留め具はブレスレットの魅力を引き立てる「クラウンクラスプ」を採用。クラウンクラスプは、留め具を隠す「コンシールドタイプ」で、ロレックスのクラウンがワンポイントになっています。ブレスレットのゴールドの輝きや、ダイヤモンドの美しさが、留め具によって損なわれないデザインです。

このブレスレットは、設計と製造の過程で、最先端技術を使った試験と、熟練の職人の目による厳しい審査を通過しています。正に、ロレックスによって美しさが保証されたブレスレットです。

18CTゴールドの輝き

パールマスターのケースやブレスレットは、18CTのゴールド製です。宝石の美しさとゴールドの輝きのコラボレーションを楽しめます。

ゴールドは柔らかくて傷がつきやすい素材のため、時計用の素材としてはレアな素材です。しかし、ロレックスではその高い技術によって、必要な耐久性を備えたゴールド合金を製造し、パールマスターに使用しています。

シルバー、銅、プラチナ、パラジウムなどの厳選された良質な素材を使用してゴールド合金を製造。このロレックス製のゴールド合金によって、パールマスターは美しい輝きと耐久性を備えているのです。

パールマスター誕生までの歴史

1945年「デイトジャスト」誕生

パースマスターにも使用されている「カレンダー機能」が付いた時計、「デイトジャスト」が誕生したのがこの年です。

このカレンダー機能は、防水機能の「オイスターケース」、自動巻き機構の「パーペチュアル」と並んで、ロレックスの三大発明の一つと呼ばれています。

それまで、「針」によって日付を示す時計はありましたが、デイトジャストのように3時方向にある「小窓」によって日付を表示する機構は、ロレックスが最初だといわれています。

今では多くの時計ブランドで採用され、当たりまえになっている小窓のカレンダー表示が誕生した瞬間です。

1957年「レディ デイトジャスト」誕生

この年、パールマスターのベースとなる「レディ デイトジャスト」が誕生しました。

デイトジャストの女性向けモデルとして、小さめのサイズの優美なデザインでリリース。このモデルでは、まだパールマスターのようなダイヤモンドによる豪華な宝飾はありませんでした。

1992年「パールマスター」誕生

パールマスターが誕生したのは1992年のことです。レディ デイトジャストのアレンジモデルという位置づけでの登場でした。

宝石を豪華にあしらった斬新なデザインの時計として、時計業界に鮮烈な印象を与えました。

パールマスターのバリエーション

パールマスターは、さまざまなデザインのバリエーションを組み合わせることで、自分にあったモデルを見つけることができます。そのバリエーションをもたらす、デザインのポイントを確認しましょう。

2種類のサイズ

現行のパールマスターは、ビッグサイズモデルと、直径が小さいコンパクトモデルの2種類が選べるようになっています。

39mmのビッグサイズモデルは「パールマスター39」、コンパクトな34mmモデルは「パールマスター34」という名称です。

それぞれのサイズに、さまざまなダイヤルカラーやケース素材、ダイヤモンドのデザインを当てはめていくことで、自分に合ったパールマスターを見つけることができます。

パヴェダイヤモンド入りモデル

バリエーションの一つとして、ダイヤル面にダイヤモンドを敷き詰めた「パヴェダイヤモンド」を選択できます。

敷き詰めたダイヤモンドが美しく輝くには、その方向性がきちんと揃っていることや、衝撃によってズレない堅牢性が必要です。

パールマスターのパヴェダイヤモンドは、職人の手作業によって、ダイヤモンドをはめ込むための土台が掘り出され、宝石の高さと方向、位置が正確にそろうように作られています。宝石そのものの品質の高さと、高度な加工技術による美しい輝きを放つダイヤルです。

(モデル例:リファレンス 86285)

ダイヤモンド付きのブレスレット

5列リンクのパールマスターブレスレットは、そのうち2列だけにダイヤモンドが埋め込まれたモデルと、全ての列にダイヤを敷き詰めた豪華なモデルがあります。

さらに、ブレスレットの宝石が無いタイプも選択可能です。ダイヤモンドを多めにするのか、それとも宝石を控えめにしてゴールドの輝きを強調するのか、好みに合わせて選べます。

(2列モデルの例:リファレンス 86289)

(全列モデルの例:リファレンス 86409RBR)

サンレイ仕上げのダイヤル

パールマスターのダイヤルの中でも、特にバリエーション豊富なのが「サンレイ仕上げ」です。

サンレイ(太陽光)のように放射状に細い線が刻まれた仕上げ方法で、光が当たる方向によってさまざまな表情を見せてくれます。

サンレイ仕上げダイヤルは、チョコレート・オーベルジーヌ・シャンパンカラー・ピンクなど、複数のカラーバリエーションから選択可能です。また、その色は銀メッキをベースとして、さまざまな金属を電気メッキ技術によって層にすることによって生み出されます。

(モデル例:リファレンス 81315、リファレンス 86285、リファレンス 81298)

マザーオブパールダイヤル

ダイヤルの素材として「マザーオブパール」も選択できます。

マザーオブパールは、真珠をつくる「白蝶貝」を加工した天然素材で、採取する部位や個体によって色合いや模様が異なるのが特徴です。

白蝶貝の産地によっても色が変わり、ピンク、ホワイト、ブラック、イエローなどのカラーがあります。

パールマスターに使用される白蝶貝には、着色を行っておらず、自然そのままの色です。つまり世界に2つとして同じものはありません。他の人と被らない時計を探している場合に、うってつけのダイヤル素材でしょう。

(モデル例:リファレンス 81159)

イエロー・ピンク・ホワイトゴールドの3色

パールマスターのケースとブレスレットは、18 CTのイエロー・ピンク・ホワイトゴールドの3色から選べます。

その色合いは、ゴールド合金を製造する際に混合するシルバー、銅、プラチナなどの分量の違いによって生まれるもの。使用するゴールドそのものの質が高いだけでなく、混合する金属の質にも徹底的にこだわり、ロレックスの研究所で厳しい検査を通過した金属だけを使用しています。

ダイヤモンドの数を抑えたベゼルもある

豪華なデザインが豊富なパールマスターコレクションは、ベゼルの全周にわたってダイヤモンドが敷き詰められたモデルが多くラインナップされています。

中にはベゼルのダイヤモンドの数を抑え、合計で12個、アワーマークの方向だけにダイヤモンドを配した控えめなモデルもあります。ブレスレットと同じようにベゼルについても、好みに合わせて宝石の数を調整して選択できるのが、パールマスターの魅力です。

(モデル例:リファレンス 81318)

パールマスターで注意するポイント

パールマスターは耐久性と防水性に優れているとはいえ、沢山の宝石が埋め込まれていることから、取り扱い上の注意点があります。また、カレンダー機能のある機械時計の扱い方についても心得ておきましょう。

タオルのような生地の荒いもので拭かない

パールマスターの日常の手入れには、セーム皮製の布や、専用のクロスを使用しましょう。

パールマスターは表面に宝石を多く配しているので、タオルなどの布を使用すると引っかかりやすく、最悪の場合は宝石が外れるリスクがあります。日常でも、服などがダイヤモンドに引っかからないように注意して使用しましょう。

とはいえ、布に引っかかることをおそれて、パールマスターの手入れをせずに放置するのもNG。宝石の皮脂汚れなどを放っておくと、くすみや金属の腐食などにつながります。

高価なパールマスターの価値を維持するためにも、正しい方法での手入れを欠かさないようにしましょう。

夜はカレンダー調整をしない

パールマスターは機械式の「カレンダー機能付き」です。機械式が初めての人は、カレンダー調整の基本も押さえておきましょう。

午後9時ごろから午前4時ごろまでの時間帯は、リューズを動かしてカレンダーを調整しないようにするのが基本です。

この時間帯は、時計の内部で「日送り車」と呼ばれる歯車に力がかかって、日付表示を変更する動作が始まっています。このときにリューズを動かしてカレンダーを調整しようとすると、歯車に無理な力がかかり、故障の原因になるのです。

リューズのねじ込みを忘れない

パールマスターに使用されているオイスターケースは、リューズが「ねじ込み式」になっているのが特徴です。

カレンダー調整などの際にリューズを操作する場合、まずはねじ込みを緩めてリューズのロックを解除する必要があります。操作した後は、再びリューズをねじ込んでロックすることを忘れないようにしましょう。

ねじ込み式の時計は、リューズをケースにねじ込むことで防水機能を高めています。リューズのねじ込みを解除したままだと、防水機能が正しく働かず、時計の内部に水が浸入してしまうリスクが上がってしまうのです。

定期的にオーバーホールをする

パールマスターの防水性を維持するには、定期的にオーバーホールの実施が大切です。

年月の経過とともに、ゴムパッキンなどのパーツが劣化することによって、防水性能が低下します。そのままにしておくと、大切な時計の内部に水が侵入して致命的なダメージを与えてしまうかもしれません。

また潤滑油もオーバーホールによってメンテナンスしなければ、油切れを起こしてしまいます。油切れは、時計のパーツの摩耗などを引き起こし、故障の原因となり得ます。

3~5年の周期を目安に、定期的なオーバーホールをすることによって、パールマスターの高い性能と美しさを維持しましょう。

まとめ

ロレックスのパールマスターは、職人の手による高度な技術によって宝石が配置された美しいコレクションとして人気があります。そして、「オイスターケース」が使用されているため防水性に優れ、時計としての性能が高いのも魅力です。

宝石の輝きを維持しながら末永く使うためにも、日々のメンテナンスをこまめに実施し、定期的なオーバーホールを行いながら高い性能を維持していきましょう。