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GMTマスターの魅力

機能性を保ちながらも個性を感じさせるモデル「GMTマスター」。ロレックスの中でも、有名で人気があるモデルですが、どのような魅力があるのでしょうか?ここでは、GMTマスターの魅力に迫ります。

GMTマスターの人気の理由

GMTマスターは、ロレックスの中で定番モデルの一つなので、街中で着けている方を目にすることでしょう。優れた防水性があるだけでなく、GMT機能をはじめとした実用性が高い腕時計なのが人気の理由です。しかし、それだけでなく他の理由もあります。

パイロットも満足できる実用性

詳しい説明はここでは省きますが、GMT針や両方回転式ベゼルを採用したことで、パイロットが出発地と到着地の時間を一目で分かるような作りになっているGMTマスター。この機能は1950年頃にパンアメリカン航空からの依頼を受け、作られたモデルです。完成後、その優れた性能が認められて、パンアメリカン航空の公式時計になりました。この実績があったため世界中でGMTマスターの存在が知られるようになったのです。

高い防水性

GMTマスターは防水性が高く、100メートル防水になっています。ダイバーズウォッチではないので、GMTマスターを着けたまま潜ることはないと思いますが、万が一水がかかる場面に遭遇しても安心です。屋外で仕事をしたり、悪天候でも移動したりする方でも、安心感を持って着用できる時計です。

回転式ベゼルで異なるタイムゾーンを表示

ベゼルが回転式になっており、別のタイム損に合わせることができ、他の場所の時刻を知ることができます。パイロットなど二つの場所の時刻をすぐに知っておきたい場合にこの機能が役だちます。

充実したアフターケア

機械式時計の場合には、定期的なメンテナンスにある程度コストがかかってしまいます。ムーブメントを分解して洗浄し、注油をしながら組み立て直す作業があり、オーバーホールになると5万円から7万円と高額です。

その点、ロレックスのオーバーホールは、4万5千円からとなっており、これには仕上げ工程も含まれています。他メーカ―では仕上げは別料金となっていることがあるので、アフターケアにかかるコストを抑えられると言えます。また、ロレックスの場合には、保証期間も5年と長いので、維持費がかかりにくいのも魅力です。機械式時計では、3年から5年にオーバーホールするので、保証期間が長いことも人気の理由となっています。

GMTマスターに限ったことではありませんが、人気を支える理由の一つといえるでしょう。

GMTマスターの特徴

GMT機能の他にも、質の高いムーブメントが搭載されていること・個性的なツートンカラーが特徴なモデルです。GMTマスターの特徴を見ていきましょう。

セカンドタイムゾーンが設定できる

GMTマスターには、ベゼルが回転することで、別の場所の時刻を知ることが可能。GMT針もあるので、合計3カ国分の時刻を設定できるので、グローバルな会社に携わっている方や、身内が海外で生活している方は、嬉しい機能と言えます

通常の時針だけなく、GMT針を時差分だけずらして合わせるのですが、GMT針は長針と短針と連動して動くので、単独では動かせません。すぐに時間を変えたいときは、ベゼルを回転させる方法が便利です。

高品質なムーブメントを採用

ロレックスGMTマスターの現行モデルには、Cal.3285というムーブメントを搭載。このムーブメントは従来のものと比較して、パワーリザーブが長くなっており、70時間に延びています。構造が一新されたことで、2日以上動作を持続させることができるのです。

この前に搭載されていたCal.3186というムーブメントも、スイス公認クロノメーター検査協会のテストに合格しているので、高品質であることを保証済み。パラクロムという素材が使われており、温度変化に強く、磁力に耐えられるという特徴があります。

個性的なツートンカラー

GMTマスターの大きな特徴は、個性的なツートンカラーです。シンプルな黒のベゼルの他にも、「青と赤」、「青と黒」、「黒と赤」という組み合わせがあるのです。特に人気があるのは、赤と青の組み合わせです。

発売から現行モデルになるまで、色味は変わりながらも、個性的なツートンカラーは維持しています。これもGMTマスターの魅力です。

今後の値上がりが期待できる

GMTマスターの人気は上昇しているので、これからの値上がりが期待できるモデルです。新作の青黒ベゼルのモデルでは、定価の2.5倍ほどにもなりました。個性的なツートンカラーで他のモデルにはないデザインから、幅広い層の人気を集めています。

アンティークの需要もあるので、生産が終了しているモデルの場合には、希少性が高くなり資産価値があります。1990年代のGMTマスター16700などは、2019年から3年連続で買取相場が上昇していることからも、今後の価格上昇が期待できるモデルです。

GMTマスターの歴史と資産価値

航空会社の需要望に応えて生産されたGMTマスターは、パイロットのみならず様々なシーンで活用され、年代やモデルごとに特徴や価格が異なります。どのような特徴があるモデルなのか、また中古販売価格の目安なども見ていきましょう。

発売:1954年-1959年  GMTマスターRef.6542

最初に販売されたモデルの「Ref.6542」はステンレスケースと青赤ベゼルのモデルです。38mmステンレスケースにプラスチックのベゼルを採用。しかし、割れやすい仕様だったため、2年後にはアルミニウムに変更となりました。

GMTマスターのデザインの基盤となるモデルで、初代モデルにしかないリューズガードがないデザインが特徴的。中古市場でもほとんど取り扱われていないので、レアなモデルのひとつです。そのため、取引される際には、高値がつくことが予想されます。

発売:1959年-1980年 GMTマスター Ref.1675

2世代目のGMTマスター。40mmケースへとサイズアップしており、ブレスレットにジュビリーブレスとオイスターブレスの2種類があります。Ref.1675は発売期間が長かったので、年式によって仕様が異なるモデルも存在。中古販売価格は高くなっており、最高で600万円ほどで取引されるほど価値が付いています。

発売:1981年-1988年 GMTマスター Ref.16750

見た目はRef.1675と変わらないのですが、防水性能が向上し、50mから100mになったGMTマスターの三代目。ムーブメントには、Cal.3075という28,000振動と日付早送り機能が備わったものが搭載されます。製造年が古いものは、中古価格も高くなり、販売価格では90万円から200万円と価格帯に幅があるのも特徴的です。

発売:1983年-1988年 GMTマスターII ファットレディ Ref.16760

GMTマスターIIになったモデルで、短針を単独で動かせるようになっています。また、GMTマスターIIから24時間回転ベゼルと合わせると、3か国の時間を表示可能。ステンレスケースに黒と赤のコークベゼルのみになり、GMTマスターと区別されているのが特徴です。中古販売価格は100万円から160万円です。

発売:1983年-1988年 GMTマスターII Ref.16713

これまでの個性的なツートンカラー以外にも、Ref.16713 では茶色と金色のパターンが生産。中古価格では90万円から130万が相場となっています。

発売:1989年-1999年 GMTマスター Ref.16700

これはGMTマスターの最終期モデルです。Ref.16750とのおおまかな違いは、サファイアクリスタルガラスが採用されていること。また、メンテナンス性の高いムーブメントが搭載されており、現在でも評価されているモデルでもあります。赤と青のツートンカラーの人気が高く、80万円から120万円です。

発売:1989年-2007年 GMTマスターII Ref.1671

このモデルは、GMTマスターIIの2代目モデルになります。ファットレディの後継機ではあるのですが、ケースの厚みがそれほどないので、外見からも違いが分かります。また、初期型のムーブメントはCal.3185が搭載されていましたが、2007年モデルにはCal.3186へ変更。販売期間が18年もあったので、年代ごとにトリチウム夜光やシングルバックルなど、年代ごとに異なった点があるモデルです。希少価値が高いモデルもあるので、高値で取引される傾向にあります。

発売:2007年~ GMTマスターII Ref.116710

GMTマスターIIの第3世代目。100m防水になっていること、またサファイアクリスタル風防などは旧モデルから受け継いでいます。初期はブラックベゼルと青と黒ベゼルの2種類を提供。さらに2014年からホワイトゴールドケースの青赤ベゼルが追加されていました。

発売:2018年~ GMTマスターII Ref.126710BLRO

2018年に発売された新作モデルになります。人気の赤青ベゼルとジュビリーブレスを組み合わせたモデルです。ムーブメントがCal.3285という新しいものが搭載されており、パワーリザーブが70時間に延長されています。中古の流通数がまだ少なめです。

GMTマスターとマスターIIの違い

GMTマスターとGMTマスターIIは見た目もほとんど同じなのですが、GMT針が異なります。

GMTマスターの場合には、GMT針は長針と短針と連動して動いているため、単独で調節することはできません。ベゼルを動かして時計を合わせるのです。

GMTマスターIIの場合には、短針を単独で調整できるので、細かな時間合わせが可能。見た目の違いは少なくても、機能の違いが大きくなっています。

GMT機能の使い方

GMTマスターの大きな特徴であるGMT機能の詳しい使い方を見ていきましょう。

GMTマスターの場合

まず覚えておきたいこととして、GMTマスターにはGMT針という長針と短針と連動して動く針があります。この針は単独で動かすことはできません。また、ベゼルは左右のどちらにも回転させられます。

例として、日本が15:00の時に、時差が3時間あるエリアの12:00を表示させたいとしましょう。

まず時刻を12:00に合わせます。その後、GMT針もベゼルの15を指していたものがずれているので、ベゼルを回転させて3時間遅らせます。

これで長針と短針で12:00を示し、GMT針とベゼルで15:00を読み取ること可能です。

GMTマスターIIの場合

GMTマスターIIの場合には、GMT針が付いていることと、短針のみを動かせるのが特徴です。これにベゼルの回転を合わせることで、第3時間帯を示せます。

今回は日本が15:00で、先ほどの12:00を示すほかににも、9:00を示すケースで考えましょう。

まずは、短針とGMT針が同じ時刻を表示させます。ズレている場合には、GMT針を24時に合わせてから、短針を回転させて0時に合わせましょう。そして、日本の15:00に合わせます。その後、リューズを引いて、通常の時針を3時間分回転させ第2時間帯を12:00を設定。この段階で、GMT針で日本の15:00が示され、短針で12:00が示されます。

最後にベゼルを回転させて、GMT針がベゼルの9を指すように回転させることで、第3時間帯の9:00が表示が可能です。

GMTマスターの注意点

GMTマスターを使用する上での注意点も見ていきましょう。

時計合わせの際の逆走は控える

GMTマスターIIのように短針を回して日付変更する場合は問題ないのですが、時計合わせの際に逆走させるのも注意が必要です。逆走するだけで故障するのではありませんが、劣化しやすくなるため控えることをおすすめします。

夜にカレンダー操作は故障の原因

機械式時計の場合には、カレンダー操作は夜に行ってはいけません。それは、細かなパーツでできているカレンダーを動かす歯車に悪影響を及ぼす可能性があるため。カレンダーを送る日送り車にある突起が、カレンダープレートに近づくので、この時間帯にカレンダー操作を行うと故障するのです。

時間帯の目安として、20時から4時の間にカレンダー操作は控えましょう。

定期的なオーバーホール

機械式時計ですので、定期的なオーバーホールがおすすめです。小さなパーツで構成されているので、大きな故障にならないように3年から5年に一回はオーバーホールするようにします。資産価値を維持したままにするためにも、メンテナンスすることは大切です。

GMTマスターを長く愛用するためにメンテナンスを

ロレックスの中でも定番モデルであるGMTマスター。個性的なデザインと、実用性があるため人気モデルです。機械式時計ですので、コストはかかってしまいますが、オーバーホールなど定期的にメンテナンスすることで、良い状態を保つようにしましょう。